SUSER_ID (Transact-SQL)
ユーザーのログイン ID 番号を返します。
注意
SQL Server 2005 以降では、SUSER_ID は sys.server_principals カタログ ビューで principal_id として一覧表示されている値を返します。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで) |
構文
SUSER_ID ( [ 'login' ] )
引数
- ' login '
ユーザーのログイン名を指定します。 login のデータ型は nchar です。 login のデータ型が char の場合は、暗黙的に nchar に変換されます。 login には、任意の SQL Server ログイン、または SQL Server のインスタンスに接続する権限を持つ Windows ユーザーまたはグループを指定できます。 login の指定を省略すると、現在のユーザーのログイン ID 番号が返されます。 パラメーターに "NULL" という語が含まれていると、NULL が返されます。
戻り値の型
int
説明
SUSER_ID は、SQL Server 内で明示的に提供されているログインについてのみ、ID 番号を返します。 この ID は、SQL Server 内で所有権と権限を追跡するために使用します。 この ID は、SUSER_SID によって返されるログインの SID と等価ではありません。 login が SQL Server ログインの場合、SID は GUID にマップします。 login が Windows ユーザー ログインまたは Windows グループの場合、SID は Windows セキュリティ識別子にマップします。
SUSER_SID は、syslogins システム テーブル内にエントリを持つログインに対してのみ SUID を返します。
システム関数は、選択リストの中、WHERE 句の中、および式を使用できるすべての場所で使用できます。ただし、パラメーターを指定しない場合であっても、その後に常にかっこを指定する必要があります。
使用例
次の例では、sa ログインのログイン ID 番号を返します。
SELECT SUSER_ID('sa');