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sp_help_alert (Transact-SQL)

特定のサーバーに対して定義された警告に関する情報をレポートします。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_help_alert [ [ @alert_name = ] 'alert_name' ] 
     [ , [ @order_by = ] 'order_by' ] 
     [ , [ @alert_id = ] alert_id ] 
     [ , [ @category_name = ] 'category' ] 
     [ , [ @legacy_format = ] legacy_format ]

引数

  • [ @alert_name =] 'alert_name'
    警告名を指定します。 alert_name のデータ型は nvarchar(128) です。 alert_name を指定しない場合は、すべての警告に関する情報が返されます。

  • [ @order_by =] 'order_by'
    結果を作成するときの並べ替え順を指定します。 order_byのデータ型は sysname で、既定値は N 'name' です。

  • [ @alert_id =] alert_id
    情報をレポートする警告の識別番号を指定します。 alert_idのデータ型は int で、既定値は NULL です。

  • [ @category_name =] 'category'
    警告のカテゴリを指定します。 category のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

  • [ @legacy_format=] legacy_format
    レガシ バージョンの結果セットを作成するかどうかを指定します。 legacy_format のデータ型は bit で、既定値は 0 です。 legacy_format が 1 の場合、sp_help_alert は、Microsoft SQL Server 2000 の sp_help_alert で返される結果セットを返します。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

@legacy_format0 の場合、sp_help_alert では次の結果セットが作成されます。

列名

データ型

説明

id

int

システムによって割り当てられた一意な整数識別子。

name

sysname

警告名 (例: Demo: Full msdb log)。

event_source

nvarchar(100)

イベントのソース。 Microsoft SQL Server Version 7.0 の場合は、常に MSSQLServer となります。

event_category_id

int

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

event_id

int

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

message_id

int

警告を定義するメッセージ エラー番号。 通常は sysmessages テーブルのエラー番号と同じです。 重大度レベルを使用して警告を定義する場合、message_id0 または NULL になります。

severity

int

警告を定義する重大度レベル (925110120130、または 140)。

enabled

tinyint

警告が現在有効 (1) か無効 (0) かを示すステータス。 有効でない警告は送信されません。

delay_between_responses

int

警告に対する 1 つの応答から次の応答までの待ち時間 (秒単位)。

last_occurrence_date

int

警告が最後に発生した日付。

last_occurrence_time

int

警告が最後に発生した時刻。

last_response_date

int

SQLServerAgent サービスが最後に警告に応答した日付。

last_response_time

int

SQLServerAgent サービスが最後に警告に応答した時刻。

notification_message

nvarchar(512)

電子メールやポケットベルによる通知の一部としてオペレーターに送信する追加メッセージ (省略可)。

include_event_description

tinyint

Microsoft Windows アプリケーション ログからの SQL Server エラーの説明を通知メッセージに含めるかどうか。

database_name

sysname

警告対象のエラーが発生したと考えられるデータベース。 データベース名が NULL の場合は、エラー発生の場所に関係なく警告が発生します。

event_description_keyword

nvarchar(100)

Windows アプリケーション ログ内の SQL Server エラーの説明。これには、提供されたものと同様の文字シーケンスが含まれている必要があります。

occurrence_count

int

警告の発生回数。

count_reset_date

int

occurrence_count を最後にリセットした日付。

count_reset_time

int

occurrence_count を最後にリセットした時刻。

job_id

uniqueidentifier

警告に応答して実行されるジョブの識別番号。

job_name

sysname

警告に応答して実行されるジョブの名前。

has_notification

int

1 人以上のオペレーターに対して警告が通知される場合は、0 以外の値になります。 値は次のとおりです。複数の場合は OR で表されます。

1 = 電子メール通知

2 = ポケットベル通知

4 = net send 通知

flags

int

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

performance_condition

nvarchar(512)

type2 の場合はパフォーマンス条件の定義、それ以外の場合は NULL。

category_name

sysname

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 SQL Server 7.0 の場合は常に '[Uncategorized]' となります。

wmi_namespace

sysname

type3 の場合、WMI イベントの名前空間。

wmi_query

nvarchar(512)

type3 の場合、WMI イベントのクエリ。

int

イベントの種類。

1 = SQL Server イベント警告

2 = SQL Server パフォーマンス警告

3 = WMI イベント警告

@legacy_format1 の場合、sp_help_alert では次の結果セットが作成されます。

列名

データ型

説明

id

int

システムによって割り当てられた一意な整数識別子。

name

sysname

警告名 (例: Demo: Full msdb log)。

event_source

nvarchar(100)

イベントのソース。 SQL Server Version 7.0 の場合は、常に MSSQLServer となります。

event_category_id

int

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

event_id

int

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。

message_id

int

警告を定義するメッセージ エラー番号。 通常は sysmessages テーブルのエラー番号と同じです。 重大度レベルを使用して警告を定義する場合、message_id0 または NULL になります。

severity

int

警告を定義する重大度レベル (925110120130、または 140)。

enabled

tinyint

警告が現在有効 (1) か無効 (0) かを示すステータス。 有効でない警告は送信されません。

delay_between_responses

int

警告に対する 1 つの応答から次の応答までの待ち時間 (秒単位)。

last_occurrence_date

int

警告が最後に発生した日付。

last_occurrence_time

int

警告が最後に発生した時刻。

last_response_date

int

SQLServerAgent サービスが最後に警告に応答した日付。

last_response_time

int

SQLServerAgent サービスが最後に警告に応答した時刻。

notification_message

nvarchar(512)

電子メールやポケットベルによる通知の一部としてオペレーターに送信する追加メッセージ (省略可)。

include_event_description

tinyint

Windows アプリケーション ログからの SQL Server エラーの説明を通知メッセージに含めるかどうか。

database_name

sysname

警告対象のエラーが発生したと考えられるデータベース。 データベース名が NULL の場合は、エラー発生の場所に関係なく警告が発生します。

event_description_keyword

nvarchar(100)

Windows アプリケーション ログ内の SQL Server エラーの説明。これには、提供されたものと同様の文字シーケンスが含まれている必要があります。

occurrence_count

int

警告の発生回数。

count_reset_date

int

occurrence_count を最後にリセットした日付。

count_reset_time

int

occurrence_count を最後にリセットした時刻。

job_id

uniqueidentifier

ジョブ識別番号。

job_name

sysname

警告に応答して実行されるオン デマンド ジョブ。

has_notification

int

1 人以上のオペレーターに対して警告が通知される場合は、0 以外の値になります。 値は次のとおりです。複数の場合は OR で表されます。

1 = 電子メール通知

2 = ポケットベル通知

4 = net send 通知

flags

int

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。.

performance_condition

nvarchar(512)

type2 の場合、パフォーマンス条件の定義。 type3 の場合、WMI イベントのクエリ。 それ以外の場合は NULL。

category_name

sysname

単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 SQL Server 7.0 の場合は常に '[Uncategorized]' となります。

int

警告の種類。

1 = SQL Server イベント警告

2 = SQL Server パフォーマンス警告

3 = WMI イベント警告

説明

sp_help_alertmsdb データベースから実行する必要があります。

権限

既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーです。 それ以外のユーザーには、msdb データベースの SQLAgentOperatorRole 固定サーバー ロールを与える必要があります。

SQLAgentOperatorRole の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。

使用例

次の例では、Demo: Sev. 25 Errors 警告に関する情報をレポートします。

USE msdb ;
GO

EXEC sp_help_alert @alert_name = 'Demo: Sev. 25 Errors';
GO

関連項目

参照

sp_add_alert (Transact-SQL)

sp_update_alert (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)