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sp_column_privileges_ex (Transact-SQL)

指定されたリンク サーバー上の指定されたテーブルの列の特権を返します。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_column_privileges_ex [ @table_server = ] 'table_server' 
     [ , [ @table_name = ] 'table_name' ] 
     [ , [ @table_schema = ] 'table_schema' ] 
     [ , [ @table_catalog = ] 'table_catalog' ] 
     [ , [ @column_name = ] 'column_name' ]

引数

  • [ @table_server = ] 'table_server'
    情報を返すリンク サーバーの名前を指定します。 table_server のデータ型は sysname で、既定値はありません。

  • [ @table_name = ] 'table_name'
    指定した列が含まれるテーブルの名前を指定します。 table_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

  • [ @table_schema = ] 'table_schema'
    テーブル スキーマを指定します。 table_schema のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

  • [ @table_catalog = ] 'table_catalog'
    指定した table_name が存在するデータベースの名前です。 table_catalog のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

  • [ @column_name = ] 'column_name'
    特権情報を提供する列の名前を指定します。 column_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です (すべて共通)。

結果セット

次の表は結果セットの列を示しています。 返される結果は TABLE_QUALIFIERTABLE_OWNERTABLE_NAMECOLUMN_NAMEPRIVILEGE の値に従って並べ替えられます。

列名

データ型

説明

TABLE_CAT

sysname

テーブル修飾子の名前。 さまざまな DBMS 製品で、3 つの要素で構成されたテーブル名 (qualifier.owner.name) を使用できます。 SQL Server では、この列はデータベース名を表します。 製品によっては、テーブルのデータベース環境のサーバー名を表す場合があります。 このフィールドには NULL を指定できます。

TABLE_SCHEM

sysname

テーブル所有者の名前。 SQL Server では、この列はテーブルを作成したデータベース ユーザーの名前を表します。 このフィールドは常に値を返します。

TABLE_NAME

sysname

テーブル名。 このフィールドは常に値を返します。

COLUMN_NAME

sysname

返される TABLE_NAME の各列の名前。 このフィールドは常に値を返します。

GRANTOR

sysname

COLUMN_NAME に対する権限を、表示される GRANTEE に与えたデータベース ユーザーの名前。 SQL Server では、この列は常に TABLE_OWNER と同じです。 このフィールドは常に値を返します。

GRANTOR 列は、データベース所有者 (TABLE_OWNER) か、または GRANT ステートメントで WITH GRANT OPTION 句を使用して、データベース所有者が権限を許可したユーザーのいずれかです。

GRANTEE

sysname

COLUMN_NAME に対する権限を GRANTOR により与えられたデータベース ユーザー名です。 このフィールドは常に値を返します。

PRIVILEGE

varchar(32)

有効な列権限のいずれかです。 列権限は、次に挙げる値 (または実装が定義されるときにデータ ソースによってサポートされるその他の値) のいずれかになります。

SELECT。GRANTEE は、列からデータを取得できます。

INSERT。GRANTEE は、テーブルに新しい行を挿入したときにこの列のデータを設定できます。

UPDATE。GRANTEE は、列内の既存のデータを修正できます。

REFERENCES = GRANTEE は、主キー/外部キー関係における外部テーブル内の列を参照できます。 主キー/外部キーの関係は、テーブル制約によって定義されます。

IS_GRANTABLE

varchar(3)

GRANTEE が、他のユーザーに権限を与えることが許可されているかどうかを示します。これは "許可の許可" 権限として、しばしば参照されます。 YES、NO、NULL のいずれかになります。 不明な値 (つまり NULL) は、"許可の許可" 権限が適用されないデータ ソースを示します。

権限

スキーマに対する SELECT 権限が必要です。

使用例

次の例では、Seattle1 リンク サーバーにある AdventureWorks2012 データベースの HumanResources.Department テーブルの列特権情報を返します。

EXEC sp_column_privileges_ex @table_server = 'Seattle1', 
   @table_name = 'Department', 
   @table_schema = 'HumanResources',
   @table_catalog ='AdventureWorks2012';

関連項目

参照

sp_table_privileges_ex (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)