@@TRANCOUNT (Transact-SQL)
現在の接続で実行された BEGIN TRANSACTION ステートメントの数を返します。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)、Windows Azure SQL データベース (初回のリリースから現在のバージョンまで) |
構文
@@TRANCOUNT
戻り値の型
integer
説明
@@TRANCOUNT の値は、BEGIN TRANSACTION ステートメントが実行されるごとに 1 ずつ増加します。 ROLLBACK TRANSACTION ステートメントを実行すると、@@TRANCOUNT は 1 つずつ減少し、最終的には 0 になります。ただし、ROLLBACK TRANSACTION savepoint_name は例外で、このステートメントは @@TRANCOUNT に影響しません。 COMMIT TRANSACTION または COMMIT WORK を実行すると、@@TRANCOUNT は 1 ずつ減少します。
使用例
A. BEGIN ステートメントと COMMIT ステートメントの影響を確認する
次の例では、BEGIN ステートメントと COMMIT ステートメントを入れ子にした場合の @@TRANCOUNT 変数に対する影響を確認します。
PRINT @@TRANCOUNT
-- The BEGIN TRAN statement will increment the
-- transaction count by 1.
BEGIN TRAN
PRINT @@TRANCOUNT
BEGIN TRAN
PRINT @@TRANCOUNT
-- The COMMIT statement will decrement the transaction count by 1.
COMMIT
PRINT @@TRANCOUNT
COMMIT
PRINT @@TRANCOUNT
--Results
--0
--1
--2
--1
--0
B. BEGIN ステートメントと ROLLBACK ステートメントの影響を確認する
次の例では、BEGIN TRAN ステートメントと ROLLBACK ステートメントを入れ子にした場合の @@TRANCOUNT 変数に対する影響を確認します。
PRINT @@TRANCOUNT
-- The BEGIN TRAN statement will increment the
-- transaction count by 1.
BEGIN TRAN
PRINT @@TRANCOUNT
BEGIN TRAN
PRINT @@TRANCOUNT
-- The ROLLBACK statement will clear the @@TRANCOUNT variable
-- to 0 because all active transactions will be rolled back.
ROLLBACK
PRINT @@TRANCOUNT
--Results
--0
--1
--2
--0
関連項目
参照
BEGIN TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT TRANSACTION (Transact-SQL)