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sp_delete_job (Transact-SQL)

ジョブを削除します。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_delete_job { [ @job_id = ] job_id | [ @job_name = ] 'job_name' } ,
     [ , [ @originating_server = ] 'server' ] 
     [ , [ @delete_history = ] delete_history ]
     [ , [ @delete_unused_schedule = ] delete_unused_schedule ]

引数

  • [ @job_id= ] job_id
    削除するジョブの識別番号を指定します。 job_id のデータ型は uniqueidentifier で、既定値は NULL です。

  • [ @job_name= ] 'job_name'
    削除するジョブの名前を指定します。 job_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

    注意

    job_id または job_name のいずれかを指定する必要があります。両方を指定することはできません。

  • [ @originating_server= ] 'server'
    内部使用です。

  • [ @delete_history= ] delete_history
    ジョブの履歴を削除するかどうかを指定します。 delete_history のデータ型は bit で、既定値は 1 です。 delete_history が 1 の場合、ジョブ履歴が削除されます。 delete_history が 0 の場合、ジョブ履歴は削除されません。

    ジョブが削除され、履歴は削除されない場合、ジョブの履歴情報は SQL Server エージェント グラフィカル ユーザー インターフェイスのジョブ履歴には表示されませんが、情報は msdb データベース内の sysjobhistory テーブルに存在しています。

  • [ @delete_unused_schedule= ] delete_unused_schedule
    このジョブにアタッチされたスケジュールが他のジョブにはアタッチされていない場合、そのスケジュールを削除するかどうかを指定します。 delete_unused_schedule のデータ型は bit で、既定値は 1 です。 delete_unused_schedule が 1 の場合、このジョブにアタッチされたスケジュールは、他のジョブがこのスケジュールを参照していなければ削除されます。 delete_unused_schedule が 0 の場合、スケジュールは削除されません。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

なし

説明

@originating_server は内部で使用するために予約されています。

@delete_unused_schedule は、どのジョブにもアタッチされていないスケジュールを自動的に削除することにより、以前のバージョンの SQL Server との互換性を提供します。 このパラメーターでは、既定で互換動作が設定されることに注意してください。 ジョブにアタッチされていないスケジュールを保持するには、@delete_unused_schedule0 の値を指定する必要があります。

SQL Server Management Studio は、ジョブを簡単に管理できるグラフィカルなツールです。ジョブのインフラストラクチャを作成し、管理するには、このツールを使用することをお勧めします。

このストアド プロシージャでは、メンテナンス プランやメンテナンス プランの一部であるジョブを削除できません。 代わりに SQL Server Management Studio を使用して、メンテナンス プランを削除します。

権限

既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーです。 他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。

  • SQLAgentUserRole

  • SQLAgentReaderRole

  • SQLAgentOperatorRole

これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。

sp_delete_job を実行して任意のジョブを削除できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーだけです。 sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーでないユーザーは、自分が所有するジョブのみを削除できます。

使用例

次の例では、ジョブ NightlyBackups を削除します。

USE msdb ;
GO

EXEC sp_delete_job
    @job_name = N'NightlyBackups' ;
GO

関連項目

参照

sp_add_job (Transact-SQL)

sp_help_job (Transact-SQL)

sp_update_job (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)