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TYPEPROPERTY (Transact-SQL)

データ型に関する情報を返します。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)、Windows Azure SQL データベース (初回のリリースから現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

TYPEPROPERTY (type , property)

引数

  • type
    データ型の名前を指定します。

  • property
    この関数で取得するデータ型に関する情報の種類を指定します。 property は次のいずれかの値をとります。

    プロパティ

    説明

    戻り値

    AllowsNull

    データ型で NULL 値が許容されるかどうか。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = データ型が見つからない

    OwnerId

    データ型の所有者。

    注意

    スキーマの所有者はデータ型の所有者である必要はありません。

    NULL 以外 = データ型所有者のデータベース ユーザー ID

    NULL = サポートされないデータ型、またはデータ型の ID が無効

    Precision

    データ型の有効桁数。

    桁数または文字数

    -1 = xml または大きな値のデータ型

    NULL = データ型が見つからない

    Scale

    データ型の小数点以下桁数。

    データ型の小数点以下桁数

    NULL = データ型が numeric でないか、見つからない

    UsesAnsiTrim

    データ型の作成時に ANSI による埋め込みがオンであるかどうか。

    1 = TRUE

    0 = FALSE

    NULL = データ型が見つからないか、データ型が binary と文字列型のどちらでもない

    戻り値の型

    int

    例外

    エラーが発生した場合、または呼び出し元にオブジェクトの表示権限がない場合は、NULL が返されます。

    SQL Server では、そのユーザーが所有しているか、または権限を与えられている、セキュリティ保護可能なアイテムのメタデータのみを表示できます。 つまり、オブジェクトに対する権限がユーザーに与えられていない場合、メタデータを生成する組み込み関数 (TYPEPROPERTY など) が NULL を返す可能性があります。 詳細については、「メタデータ表示の構成」を参照してください。

    使用例

    A. データ型の所有者を特定する

    次の例では、データ型の所有者を返します。

    SELECT TYPEPROPERTY(SCHEMA_NAME(schema_id) + '.' + name, 'OwnerId') AS owner_id, name, system_type_id, user_type_id, schema_id
    FROM sys.types;
    

    B. tinyint データ型の有効桁数を返す

    次の例では、tinyint データ型の有効桁数を返します。

    SELECT TYPEPROPERTY( 'tinyint', 'PRECISION');
    

    関連項目

    参照

    TYPE_ID (Transact-SQL)

    TYPE_NAME (Transact-SQL)

    COLUMNPROPERTY (Transact-SQL)

    メタデータ関数 (Transact-SQL)

    OBJECTPROPERTY (Transact-SQL)

    ALTER AUTHORIZATION (Transact-SQL)

    sys.types (Transact-SQL)