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sp_help_jobactivity (Transact-SQL)

SQL Server エージェント ジョブのランタイム状態に関する情報を一覧表示します。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_help_jobactivity { [ @job_id = ] job_id | [ @job_name = ] 'job_name' }
     [ , [ @session_id = ] session_id ]

引数

  • [ @job_id =] job_id
    ジョブの識別番号を指定します。 job_idのデータ型は uniqueidentifier で、既定値は NULL です。

  • [ @job_name =] 'job_name'
    ジョブの名前を指定します。 job_nameのデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

    注意

    job_id または job_name のいずれかを指定する必要があります。両方を指定することはできません。

  • [ @session_id = ] session_id
    情報をレポートするセッション ID を指定します。 session_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

次の結果セットを返します。

列名

データ型

説明

session_id

int

エージェント セッションの ID 番号。

job_id

uniqueidentifier

ジョブの識別子。

job_name

sysname

ジョブの名前。

run_requested_date

datetime

ジョブの実行が要求された日付。

run_requested_source

sysname

ジョブの実行を要求するソース。 次のいずれかです。

1 = スケジュールに基づいて実行

2 = 警告に応答して実行

3 = 起動時に実行

4 = ユーザーの指定で実行

6 = CPU アイドル スケジュールに基づいて実行

queued_date

datetime

要求がキューに登録された日付。 ジョブが直接実行された場合は NULL になります。

start_execution_date

datetime

ジョブが実行可能なスレッドに割り当てられた日付。

last_executed_step_id

int

最後にジョブ ステップを実行したステップ ID。

last_exectued_step_date

datetime

最後にジョブ ステップを開始した日付。

stop_execution_date

datetime

ジョブが停止した日付。

next_scheduled_run_date

datetime

ジョブの次回実行予定日。

job_history_id

int

ジョブ履歴テーブルにあるジョブ履歴の識別子。

message

nvarchar(1024)

前回のジョブ実行中に生成したメッセージ。

run_status

int

前回のジョブの実行で返されたステータス。

0 = エラー

1 = 成功

3 = キャンセル

5 = 不明な状態

operator_id_emailed

int

ジョブの完了時に電子メールの通知を受けたオペレーターの ID 番号。

operator_id_netsent

int

ジョブの完了時に、net Send から通知を受けたオペレーターの ID 番号。

operator_id_paged

int

ジョブの完了時に、ポケットベルの通知を受けたオペレーターの ID 番号。

説明

このプロシージャでは、ジョブに関する現在の状態のスナップショットが生成されます。 返された結果は、要求が処理された時点での情報です。

SQL Server エージェントのサービスが開始されるごとに、セッション ID が作成されます。 セッション ID は、msdb.dbo.syssessions テーブルに格納されています。

session_id が指定されていない場合、最新のセッションに関する情報が一覧表示されます。

job_name または job_id が指定されてない場合、すべてのジョブの情報が一覧表示されます。

権限

既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーです。 他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。

  • SQLAgentUserRole

  • SQLAgentReaderRole

  • SQLAgentOperatorRole

これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。

他のユーザーが所有するジョブの利用状況を表示できるのは、sysadmin のメンバーだけです。

使用例

次の例では、現在のユーザーが表示する権限を持つ、すべてのジョブの利用状況を一覧表示します。

USE msdb ;
GO

EXEC dbo.sp_help_jobactivity ;
GO

関連項目

参照

SQL Server エージェントのストアド プロシージャ (Transact-SQL)