SET FIPS_FLAGGER (Transact-SQL)
FIPS 127-2 標準に準拠しているかどうかをチェックします。 これは ISO 標準を基準にしています。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)、Windows Azure SQL データベース (初回のリリースから現在のバージョンまで) |
構文
SET FIPS_FLAGGER ( 'level' | OFF )
引数
' level '
FIPS 127-2 標準に対してすべてのデータベース操作の準拠性をチェックするレベルを指定します。 データベース操作が、選択した ISO 標準のレベルと競合する場合、Microsoft SQL Server では警告が生成されます。level の値には次のいずれかを指定します。
値
説明
ENTRY
ISO エントリレベルの準拠性の標準チェック
FULL
ISO 完全準拠性の標準チェック
INTERMEDIATE
ISO 中間レベルの準拠性の標準チェック
OFF
標準チェックなし
説明
SET FIPS_FLAGGER は、実行時ではなく解析時に設定されます。 解析時に設定されるということは、SET ステートメントがバッチまたはストアド プロシージャ内に指定されている場合は、コードが実際にその場所まで実行されるかどうかに関係なく、設定が有効になることを意味します。つまり他のどのステートメントが実行されるよりも前に、SET ステートメントは有効になります。 たとえば、絶対に実行されることのない IF...ELSE ステートメント ブロックに SET ステートメントが指定されていたとしても、IF...ELSE ステートメント ブロックは解析されるので、SET ステートメントは有効になります。
SET FIPS_FLAGGER がストアド プロシージャで設定された場合、SET FIPS_FLAGGER の値は、制御がストアド プロシージャから返された後、元に戻されます。 したがって、動的 SQL に指定されている SET FIPS_FLAGGER ステートメントは、動的 SQL ステートメントの後にあるステートメントにまったく影響しません。
権限
public ロールのメンバーシップが必要です。