次の方法で共有


SET NOCOUNT (Transact-SQL)

Transact-SQL ステートメントまたはストアド プロシージャで処理された行数を示すメッセージが結果セットの一部として返されないようにします。

適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで)、Windows Azure SQL データベース (初回のリリースから現在のバージョンまで)

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

SET NOCOUNT { ON | OFF } 

説明

SET NOCOUNT が ON の場合、行数は返されません。 SET NOCOUNT が OFF の場合、行数が返されます。

SET NOCOUNT が ON の場合でも、@@ROWCOUNT 関数は更新されます。

SET NOCOUNT ON を指定すると、ストアド プロシージャ内の各ステートメントに対する DONE_IN_PROC メッセージは、クライアントに送信されなくなります。 このため、実際に返すデータが少量のステートメントで構成されるストアド プロシージャ、または Transact-SQL ループを含むプロシージャの場合、ネットワーク通信量が大きく減少するので、SET NOCOUNT を ON に設定するとパフォーマンスが大きく向上します。

SET NOCOUNT で指定される設定は、解析時ではなく実行時に有効になります。

この設定の現在の設定を表示するには、次のクエリを実行します。

DECLARE @NOCOUNT VARCHAR(3) = 'OFF';
IF ( (512 & @@OPTIONS) = 512 ) SET @NOCOUNT = 'ON';
SELECT @NOCOUNT AS NOCOUNT;

権限

ロール public のメンバーシップが必要です。

使用例

次の例では、処理された行数に関するメッセージを表示しないようにします。

USE AdventureWorks2012;
GO
SET NOCOUNT OFF;
GO
-- Display the count message.
SELECT TOP(5)LastName
FROM Person.Person
WHERE LastName LIKE 'A%';
GO
-- SET NOCOUNT to ON to no longer display the count message.
SET NOCOUNT ON;
GO
SELECT TOP(5) LastName
FROM Person.Person
WHERE LastName LIKE 'A%';
GO
-- Reset SET NOCOUNT to OFF
SET NOCOUNT OFF;
GO

関連項目

参照

@@ROWCOUNT (Transact-SQL)

SET ステートメント (Transact-SQL)