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.dacpac ファイルの抽出、発行、および登録

 

このトピックでは、SQL Server オブジェクト エクスプローラーで接続されているデータベースを右クリックして実行できる 4 つの手順について説明します。

  • データ層アプリケーションの公開

  • データ層アプリケーションの抽出

  • データ層アプリケーションの登録

  • データ層アプリケーションの登録解除

データ層アプリケーションの公開

.dacpac をデータベースに公開できます。公開操作では、ソース .dacpac ファイルのスキーマに合わせてデータベース スキーマの増分更新を行います。データベースがサーバーに存在しない場合は、公開操作によって作成されます。

この操作は、[データベース] ノードを選択して利用することもできます。

.dacpac ファイルを選択します。.dacpac ファイルを指定したら、[DAC のプロパティ] ボタンが有効になります。[DAC のプロパティ] ダイアログ ボックスには、.dacpac ファイルに関する情報が表示されます。

データベース名が接続文字列に含まれていない場合は、データベース サーバーへの接続文字列を指定して、データベース名を指定します。

[公開] ボタンと [スクリプトの生成] ボタンが使用できるようになりました。スクリプトを生成すると、スクリプトはドキュメント ウィンドウに表示され、必要に応じて保存できます。データベースに直接公開することを選択する場合は、更新の概要と使用した実際のスクリプトを [データ ツール操作] ウィンドウから表示できます。

[データ層アプリケーションとして登録する] チェック ボックスをオンにすると、結果のデータベースはサーバー メタデータにデータ層アプリケーションとして登録されます。公開するデータベースが登録される場合、データベースのスキーマが現在登録されている dacpac と異なると、公開に失敗する可能性があります。

[公開の詳細設定] ダイアログ ボックスでは、その他の公開の構成を利用できます。このダイアログ ボックスには、[詳細設定] ボタンをクリックしてアクセスできます。

データ層アプリケーションの抽出

データベースから .dacpac を抽出できます。抽出では、データベース スキーマに加え、ユーザー テーブルのデータを含む SQL Server または Windows Azure SQL のライブ データベースから、データベース スナップショット ファイル (.dacpac) を作成します。

作成する .dacpac ファイルを指定します。[DAC のプロパティ] ボタンをクリックすると、[DAC のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示され、.dacpac ファイルのプロパティを指定できます。

必要に応じて、抽出プロセスの構成を変更します。[設定の抽出] セクションで、スキーマの抽出のみを実行するか、スキーマを抽出してテーブル データを含めるかを選択できます。スキーマとデータを抽出する場合は、データを抽出するテーブルを選択できます。

データ層アプリケーションの登録

データベースは、データ層アプリケーション (DAC) としてインスタンス内に登録できます。これにより、データベース スキーマの現在の状態がシステム メタデータに保存されます。

[データ層アプリケーションの登録] ダイアログ ボックスで、登録した DAC のプロパティを指定します。

データ層アプリケーションの登録解除

登録解除により、登録したデータ層アプリケーションのメタデータをインスタンスから削除できます。登録を解除しても、登録したデータベースは削除されません。

参照

接続されているデータベース開発