FeedSync フィードとの相互運用
同期プロバイダーは、Sync Framework Web 同期コンポーネントを使用することにより、FeedSync フィード (RSS フィードまたは Atom フィードなど) として格納された項目を、Sync Framework 同期コミュニティ内の他のレプリカとの間で同期させることができます。
プロバイダーとの相互運用
FeedSyncServices オブジェクト (マネージ コードの場合) または IFeedSyncServices インターフェイス (アンマネージ コードの場合) は、プロバイダーが実装する必要のあるメソッドと同等のメソッドを実装しており、これらを利用することで、プロバイダーと FeedSync フィードとの相互運用を容易に実現することができます。通常、これらのメソッドは、プロバイダーに渡されたパラメーターを渡すことによって、直接プロバイダー メソッドから呼び出されます。
フィードの作成
変更が適用される過程では、プロバイダーによって、変更および競合が FeedSync フィードとして保存されます。この処理を支援するのが、FeedBuilder オブジェクト (マネージ コードの場合) または IFeedBuilder インターフェイス (アンマネージ コードの場合) です。
ID の変換
FeedIdConverter オブジェクト (マネージ コードの場合) または IFeedIdConverter インターフェイス (アンマネージ コードの場合) は、同期 ID をプロバイダーの形式と FeedSync の形式との間で変換するために、プロバイダー側で実装され、Sync Framework によって呼び出されます。
FeedSync メタデータへのアクセス
プロバイダーは、フィードとその項目および履歴に関するメタデータに対し、FeedMetadata プロパティ (マネージ コードの場合) または IFeedSyncServices::GetFeedMetadata メソッド (アンマネージ コードの場合) を使ってアクセスできます。このメタデータには、フィードに関する共有情報のほか、フィード内の項目を表すメタデータ オブジェクトのコレクションに関する共有情報が格納されます。
参照
リファレンス
IFeedSyncServices インターフェイス
IFeedBuilder インターフェイス
IFeedIdConverter インターフェイス
Microsoft.Synchronization.FeedSync
FeedSyncServices
FeedBuilder
FeedIdConverter