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IReplicaMetadata::GetNextTickCount

このレプリカの以前に保存されたティック数を増分し、新しい値をストアに保存して、新しい値を返します。

HRESULT GetNextTickCount(
  ULONGLONG * pNextTickCount);

パラメーター

  • pNextTickCount
    [out] このレプリカの更新ティック数の値。

戻り値

  • S_OK

  • E_POINTER

解説

ISqlSyncMetadataStore から使用できるこのクラスの実装では、増分値が直ちにストアに保存されます。未処理の明示的なトランザクションがある場合、処理はそのトランザクション内で行われ、トランザクションがコミットされていない場合やロールバックされている場合は、ロールバックされます。

このメソッドは、主に次のいずれかの状況に置かれたプロバイダーにとって役立ちます。

  • Sync Framework は ISynchronousNotifyingChangeApplierTarget::GetCurrentTickCount を呼び出します。Sync Framework は、項目に新しいローカル バージョンを割り当てるために使用できる新しいティック数の値が変更適用元ターゲットによって返されると想定しています。

  • プロバイダーがそのストアに対してメタデータ メンテナンスを実行しており、同期以外のメカニズムによって加えた変更に新しいバージョンを割り当てる必要がある場合。これらの変更のバージョンを構築するには、GetNextTickCount を呼び出すことによって取得される次のティック数とローカルのレプリカ キーを組み合わせます。

  • プロバイダーがそのストアに対する更新を追跡しており、加えられた更新ごとに新しいバージョンを設定する必要がある場合。新しいバージョンを作成するには、GetNextTickCount を呼び出すことによって取得される次のティック数とローカルのレプリカ キーを組み合わせます。

プロバイダーは、次のティック数でなく現在のティック数が必要な場合に、IReplicaMetadata::GetKnowledge を呼び出して現在のナレッジを取得した後で、そこから現在のティック数の値を抽出できます。

参照

リファレンス

IReplicaMetadata インターフェイス