SyncTracer クラス

同期セッションのトレースを提供します。出力レベルは、エラー、警告、情報、および詳細の 4 つです。

名前空間: Microsoft.Synchronization.Data
アセンブリ: Microsoft.Synchronization.Data (microsoft.synchronization.data.dll 内)

構文

'宣言
Public NotInheritable Class SyncTracer
'使用
The members of a static class are accessed directly without an instance of the class.
public static class SyncTracer
public ref class SyncTracer abstract sealed
public final class SyncTracer
public final class SyncTracer

解説

トレースには、アプリケーションの処理、データ、およびメタデータを記録する操作と、この情報をリスナーに提供する操作が必要になります。リスナーは、トレース情報を繰り返しファイルに書き込みますが、この情報を別の方法で処理することもできます。Sync Framework には、クライアント同期プロバイダーとサーバー同期プロバイダーのトレースが含まれています。分散アプリケーションでは、発見が困難な問題のトラブルシューティングを可能にするトレースがきわめて重要になります。

Sync Framework のトレースは、次のコンポーネントから構成されます。

  • トレースの .NET Framework 実装に基づいたトレース インフラストラクチャ (具体的には TraceListener クラス)。クライアント プロバイダーとサーバー プロバイダーの最も重要な処理がトレースされ、キー メタデータが 1 つまたは複数のリスナーに提供されます。

  • SyncTracer オブジェクト。有効になっているトレース レベルを判定したり、アプリケーション イベントに基づいてメッセージをトレース出力に書き込んだりすることを可能にします。

詳細については、「同期プロセスをトレースする方法」を参照してください。

継承階層

System.Object
  Microsoft.Synchronization.Data.SyncTracer

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared ) メンバーはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

参照

リファレンス

SyncTracer メンバー
Microsoft.Synchronization.Data 名前空間