ISyncMetadataStoreSerializer インターフェイス

正規のメタデータ ファイル形式とバージョン固有の Metadata Storage Service ストア形式との間で、レプリカのメタデータのシリアル化およびシリアル化解除を行います。

interface ISyncMetadataStoreSerializer : IUnknown

メンバー

ISyncMetadataStoreSerializer メソッド 説明

ISyncMetadataStoreSerializer::SerializeReplicaMetadata

指定されたレプリカの Metadata Storage Service ストアのコンテンツを、正規の形式で同期先ストリームにシリアル化します。

ISyncMetadataStoreSerializer::DeserializeReplicaMetadata

正規のメタデータ ファイルのコンテンツを、Metadata Storage Service ストアにシリアル化解除します。オプションで、プロバイダーのバージョンが変更されるときにメタデータ ストアの形式をアップグレードします。

ISyncMetadataStoreSerializer::GetSerializedReplicaId

指定された同期先ストリームにメタデータがシリアル化されたレプリカのレプリカ ID を返します。

必要条件

ヘッダー : Metastore.h

解説

メタデータ ファイルは、ISyncMetadataStoreSerializer メソッドを使用して正規の形式にシリアル化すると、異なるバージョンのコンポーネント間で相互運用することができます。詳細については、「バージョンが異なるコンポーネントのメタデータへのアクセス」を参照してください。

メタデータ ファイルは、ISyncMetadataStoreSerializer メソッドを使用して、正規の形式にシリアル化することができます。これにより、プロバイダーのバージョンが変更されるときにメタデータ ストアがアップグレードされます。詳細については、「メタデータ ストアのアップグレード」を参照してください。

ISyncMetadataStoreSerializer オブジェクトを取得するには、ISqlSyncMetadataStore インターフェイス オブジェクトの QueryInterface メソッドに IID_ISyncMetadataStoreSerializer を渡します。

ISyncMetadataStoreSerializer インターフェイスは、メタデータ ストアに対するシリアル化とシリアル化解除の同時操作に関しては、次のように動作します。

  • 単一のレプリカのメタデータに対する同時操作は、操作が異なるプロセスで実行されるか、同じプロセス内の異なるスレッドで実行されるかに関係なく、サポートされていません。

  • メタデータ ストアに対するシリアル化とシリアル化解除の同時操作がサポートされるのは、各操作が異なるレプリカのメタデータに影響し、各操作が異なる接続を介して実行される場合のみです。

  • シリアル化およびシリアル化解除の操作は、レプリカの同期処理中はサポートされていません。

参照

概念

Sync Framework Metadata Storage Service のコンポーネント