IKnowledgeWithMarkers インターフェイス

変更単位が必要であることを示すマークまたはすべての変更単位を含んでいることを示すマークを項目に付けるナレッジ オブジェクトを表します。

interface IKnowledgeWithMarkers : IUnknown

メンバー

IKnowledgeWithMarkers メソッド 説明

IKnowledgeWithMarkers::AddAllChangeUnitsRequiredMarker

同期元プロバイダーによって変更バッチに特定の項目が追加されるときにすべての変更単位を含める必要があることを示すマークをその項目に付けます。

IKnowledgeWithMarkers::AddAllChangeUnitsPresentMarker

指定された項目に、すべての変更単位を含んでいることを示すマークを付けます。

IKnowledgeWithMarkers::ContainsAllChangeUnitsRequiredMarker

同期元プロバイダーによって変更バッチに特定の項目が追加されるときに、その項目ですべての変更単位を含める必要があるかどうかを示します。

IKnowledgeWithMarkers::ContainsAllChangeUnitsPresentMarker

指定された項目にすべての変更単位が含まれているかどうかを示します。

IKnowledgeWithMarkers::RemoveAllChangeUnitsRequiredMarker

同期元プロバイダーによって変更バッチに特定の項目が追加されるときにすべての変更単位を含める必要がないことを示すマークをその項目に付けます。

IKnowledgeWithMarkers::RemoveMarkers

ナレッジの項目のすべてのマーカーを削除します。

IKnowledgeWithMarkers::NextAllChangeUnitsRequiredMarker

すべての変更単位が必要であることを示すマークが付いている項目の一覧内の次の項目を返します。

IKnowledgeWithMarkers::NextAllChangeUnitsPresentMarker

すべての変更単位を含んでいることを示すマークが付いている項目の一覧内の次の項目を返します。

IKnowledgeWithMarkers::StartEnumeratingMarkers

列挙子を一覧の先頭にリセットします。

解説

通常、IKnowledgeWithMarkers オブジェクトは、カスタム フィルターが使用されているときに変更適用元によって使用されます。たとえば、項目がフィルターで除外され、同期先レプリカで非実体として追跡された場合、その項目をフィルターに移動して同期先レプリカに必ず適用するように、フィルターが変更されます。同期元プロバイダーによって変更バッチに項目が追加されると、すべての変更単位を含める必要があることがその項目に指定されます。同期元プロバイダーは、このマーカーが項目に設定されていることを検出すると、その項目のすべての変更単位を含めます。同期先プロバイダーは、完全な項目を作成し、これを同期先レプリカに適用します。

IKnowledgeWithMarkers オブジェクトに含めることができるマーカーは 1 種類だけです。ナレッジ オブジェクトに含まれているマーカーの種類を変更するには、新しいマーカーを追加する前に RemoveMarkers を呼び出す必要があります。

IKnowledgeWithMarkers オブジェクトを取得するには、ISyncKnowledge オブジェクトの QueryInteface メソッドに IID_IKnowledgeWithMarkers を渡します。

必要条件

ヘッダー: Synchronization.h

参照

概念

Sync Framework のコア コンポーネント