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IMemoryConflictLog インターフェイス

メモリに存在する競合ログを表します。

構文

interface IMemoryConflictLog : IUnknown

メンバー

IMemoryConflictLog メソッド

説明

IMemoryConflictLog::GetInMemoryConflictLogKnowledge

競合ログに含まれるすべての競合ナレッジ オブジェクトの和集合を含むナレッジ オブジェクトを取得します。

IMemoryConflictLog::Initialize

指定された競合ログ アクセスとライター オブジェクトを使用してオブジェクトを初期化します。

IMemoryConflictLog::Persist

競合ログの内容を Initialize メソッドで指定されている競合ログ ライターに書き込みます。

説明

Sync Framework は、独自の競合ログが実装されていない同期先プロバイダー、または、同期中のメモリ内ログの処理速度を速める必要がある同期先プロバイダーのための IConflictLogAccess インターフェイスを実装する、IMemoryConflictLog インターフェイスの実装を提供します。

プロバイダーが競合ログを実装しない場合は、他のメソッドを呼び出す前に Initialize を呼び出し、両方のパラメーターに NULL を指定する必要があります。

プロバイダーに独自の競合ログが実装されているにもかかわらず、同期中にメモリ内の競合ログを使用する場合、その競合ログにアクセスするには、IConflictLogAccess オブジェクトを Initialize メソッドに指定します。メモリ内の競合ログによって、IConflictLogAccess メソッド呼び出しがプロバイダーの競合ログに連結され、変更適用元からプロバイダーの競合ログ内で競合を検出し、削除できるようになります。

プロバイダーに独自の競合ログが実装されている場合、IConflictLogWriter オブジェクトを Initialize メソッドに指定し、同期完了後に Persist を呼び出すことによって、新しい競合をすべて永続的な競合ログに保存することができます。

Sync Framework によって実装される IMemoryConflictLog オブジェクトを取得するには、IProviderSyncServices2::CreateMemoryConflictLog を呼び出します。

要件

ヘッダー: Synchronization.h

関連項目

その他の技術情報

Sync Framework のコア コンポーネント