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引数宣言リスト

関数宣言の引数宣言リスト部分には次の機能があります。

  • 関数が必要とする引数と呼び出し時に指定された引数との間で型の一貫性をコンパイラがチェックできるようにします。

  • 渡された引数の型から必要な引数の型への、暗黙またはユーザー定義の変換を可能にします。

  • 関数へのポインターの初期化または関数へのポインターへの代入をチェックします。

  • 関数への参照の初期化または関数への参照への代入をチェックします。

複数の引数の宣言はコンマで区切られます。

可変個の引数を受け取る可能性のある関数は、可変個引数の代わりに省略記号演算子 (...) を使用して指定されます。 省略記号がある場合、引数リストの最後の要素である必要があります。 「可変個引数リスト」を参照してください。

各引数の宣言は、次の項目で構成されます。

  • 宣言指定子。型指定子を含みます。 具体的には、次の項目です。

    • ストレージ クラス指定子の auto または register

    • constvolatile、またはその両方。

    • 型指定子。

  • 宣言子。抽象宣言子でもかまいません。 非抽象宣言子を使用すると引数の名前を指定できます。抽象宣言子は匿名引数を指定します。 具体的には、次の項目です。

    • ポインターまたは参照を指定する任意の * または &

    • 引数の名前を指定する任意の識別子。

    または

    • 型を完全に指定するために、ポインター、参照、関数ポインター、および配列の構成を指定する複雑な宣言子。
  • 引数の既定値を指定する初期化子。 具体的には、引数初期化子は次の要素で構成されます。

    • = 演算子。

    • 式。 この式にはいくつか制限があります。 次のトピックを参照してください。

      既定の引数の式

Microsoft 固有のキーワードの多くは、宣言指定子と名前の宣言内で使用できることに注意してください。

参照

関連項目

関数の宣言