CStringT::Left
この CStringT オブジェクトから左端の nCount 文字を抽出し、抽出された部分文字列のコピーを返します。
CStringT Left(
int nCount
) const;
パラメーター
- nCount
この CStringT オブジェクトから抽出する文字数。
戻り値
指定の文字範囲のコピーを含む CStringT オブジェクト。 返された CStringT オブジェクトは空の場合があります。
解説
nCount が文字列の長さを超える場合、文字列全体が抽出されます。 Left は、Basic Left 関数に類似します。
マルチバイト文字セット (MBCS) では、nCount は 8 ビットの各並びを文字として処理します。したがって、nCount では 2 で乗算されたマルチバイト文字数が返されます。
使用例
// typedef CStringT<TCHAR, StrTraitATL<TCHAR, ChTraitsCRT<TCHAR>>> CAtlString;
CAtlString s(_T("abcdef"));
ASSERT(s.Left(2) == _T("ab"));
必要条件
ヘッダー: cstringt.h