コレクションが子サイトにレプリケートされるしくみ
適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2
Configuration Manager 2007 は、親サイトで作成されたコレクション定義をそのすべての子サイトに伝達します。ただし、仕様により、伝達されたこれらのコレクションを、受け取った子サイトで変更することはできません。Configuration Manager では、コレクションがロックされていて変更できないことを示すため、次の小さなロック アイコンが使用されます。
これらのコレクションはロックされているため、1 つのサイト階層内に同一のコレクションの複数のバージョンは共存できません。したがって、親サイトで作成されたコレクションは親サイトでのみ変更できます(子サイトで作成されたコレクションはその親サイトにレプリケートされないため、変更が許可されたとすると、変更内容が親に伝達されないため、同一コレクションの複数のバージョンが作成されることになります)。
注意
1 週間以内にコレクションが更新されない場合、Configuration Manager によってプライマリ サイトから子サイトにコレクション全体が自動的に送信され、コレクションの同期が保たれます。
プライマリ子サイト
プライマリ サイトである子サイトは、伝達されたコレクションに関するすべてのデータ (一般的なデータ、メンバシップの規則、およびサブコレクションの一覧) を受け取ります。ただし、実際のメンバシップ一覧は、各プライマリ子サイトで独自のサイト データベースに基づいて生成されるので除外されます。Configuration Manager では、子サイトにメンバシップ一覧を生成させることで、ネットワーク トラフィックを最小限に留め、メンバシップ一覧の更新が簡単になります。
ロックされたコレクションのすべてのメンバを削除するには、コレクションを右クリックし、[特殊な削除]をクリックします。ただし、削除されたメンバは、親サイトのメンバシップの規則に従って有効なままである場合、最終的には再検出され、コレクションに再度含まれることがあります。
プライマリ子サイトは、プライマリ親サイトと同様、独自のコレクションを作成できます。これらのコレクションは、子サイトで子サイトの管理者によって完全に管理され、親サイトには転送されません。サイトに独自の子サイトがある場合、これらのコレクションはそれらの子サイトに伝達され、そこでロックされます。
セカンダリ子サイト
セカンダリ サイトである子サイトは、サイトに属するリソースのメンバシップ一覧を受け取ります。子サイトはデータベースを維持せず、コレクション エバリュエータを持たないので、コレクションのメンバシップの規則を処理できません。したがって、伝達されるのはメンバシップ一覧のみです。プライマリ サイトでコレクションが再評価されるたびに、セカンダリ サイトは更新されたメンバシップ一覧を受け取り、古い一覧と置き換えます。
参照:
概念
その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
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