Configuration Manager アドレス

[アーティクル]
12/19/2014

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

Configuration Manager 2007 アドレスは、センダが接続先サイトのサイトサーバーを探す場所を見つけるために使用されます。センダの種類に応じた、複数の種類のアドレスを作成できます。特定のセンダを使用して別のサイトに通信する前に、そのセンダの種類に応じた相手サイトへのアドレスを作成する必要があります。たとえば、標準センダを使用して別のサイトに通信するには、標準センダを作成した後、そのサイトへの標準センダのアドレスを作成する必要があります。いずれかのリモートアクセスサービス (RAS) センダを使用してサイトに通信するには、RAS センダを作成した後、そのサイトへの適切な RAS センダのアドレスを作成する必要があります。

ネットワーク負荷の制御

ネットワーク負荷を制御するには、Configuration Manager 2007 がアドレスを使用できる時間帯、およびそのアドレスへの送信に使用できるネットワーク帯域幅の量をスケジュールできます。また、スループットを向上させるため、または一部のアドレスが利用できない場合のバックアップとして使用するために、各配布サイトへのアドレスを複数定義することもできます。サイトへのアドレスを複数定義する場合、Configuration Manager 2007 がそのサイトに使用するアドレスの優先順位を指定できます。Configuration Manager コンソールの結果ウィンドウには、配布先サイトへの複数のアドレスが優先順位に従って一覧表示されます。

また、サイト間で送信されるデータ量をきめ細かなレベルで制限することもできます。これにより、送信するデータブロックのサイズを指定でき、さらに各データブロックを送信する間の遅延時間も指定できます。これは、「パルスモード」と呼ばれています。パルスモードは、［転送率の制限］タブのアドレスのプロパティで構成できます。パルスモードは、サイト間で利用できるネットワーク帯域幅が非常に小さい場合に便利です。たとえば、リンク速度や特定の時間帯の使用率に関係なく、3 秒ごとに 1 KB ではなく、5 秒ごとに 1 KB のデータを送信するように構成する場合があります。