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ソフトウェア メータリングの保守タスクについて

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

Configuration Manager 2007 には、ソフトウェア メータリングで収集した使用状況データの管理に役立つ多くの保守タスクがあります。

  • 期限切れのソフトウェア メータリング データの削除

  • 期限切れのソフトウェア メータリング概要データの削除

  • ソフトウェア メータリング ファイル使用状況データの概要作成

  • ソフトウェア メータリングの毎月の使用状況データの概要作成

次の各セクションでは、これらのタスクについて説明します。既定では、4 つのタスクすべてが Configuration Manager 2007 コンソールで有効になっています。Configuration Manager コンソールでこれらのタスクを構成するには、[System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[サイトの管理]、<サイト コード> - <サイト名>、[サイト設定]、[サイト保守]、[タスク]に移動し、構成するタスクをダブルクリックします。

データの削除タスク

次の保守タスクは、古いソフトウェア メータリング データと概要データを Configuration Manager 2007 サイト データベースから削除します。

期限切れのソフトウェア メータリング データの削除

期限切れのソフトウェア メータリング データの削除タスクでは、指定された日数を経過したソフトウェア メータリング概要データがすべて削除されます。

既定では、タスクは毎日実行され、5 日が経過したソフトウェア メータリング データを削除するようにスケジュールされています。2 ~ 255 の任意の日数を構成できます。

期限切れのソフトウェア メータリング概要データの削除

期限切れのソフトウェア メータリング概要データの削除タスクでは、指定された日数を経過したソフトウェア メータリング概要データが削除されます。

既定では、タスクは毎週日曜日に実行され、270 日が経過したソフトウェア メータリング概要データを削除するようにスケジュールされています。

ソフトウェア メータリングの概要作成タスク

ソフトウェア メータリングの概要作成タスクでは、データの概要を作成して Configuration Manager 2007 サイト データベースのデータ量を少なくすることができます。

2 つのソフトウェア メータリング概要作成タスクを正常に実行するには、少なくとも 12 時間経過したソフトウェア メータリング データが存在している必要があります。

データ概要作成は毎日実行され、12 時間を経過した使用状況データのみを対象とします。データの概要作成は、すべての Configuration Manager 2007 ソフトウェア メータリング レポートが意味のあるデータを表示できるようにするために必要です。最新の概要データには何が含まれているかを知るには、最後に概要が作成されたのはいつかを把握しておく必要があります。このために、Configuration Manager 2007 には[ソフトウェア メータリング概要作成の進行状況]レポートが用意されています。

ソフトウェア メータリング ファイル使用状況データの概要作成

ソフトウェア メータリング ファイル使用状況データの概要作成タスクでは、ソフトウェア メータリング ファイルの使用状況データを複数のレコードから 1 つの一般レコードにまとめます。このレコードには、プログラム名、バージョン、言語、および 15 分間隔および 1 時間間隔の個別ユーザー数に関する情報が収められています。このプロセスでは、Configuration Manager 2007 サイト データベースに保存されるデータ量を圧縮し、最適化します。

既定では、ソフトウェア メータリング ファイル使用状況データの概要作成タスクは毎日実行されます。タスクでは、1 時間おき、およびその 1 時間の中で 15 分おきに、一致するプログラムを実行しているユーザーとコンピュータの個別の組み合わせの総数を計算します。15 分間隔で、同時使用ユーザーの総数を概算します。たとえば、

  • 同じユーザーが同時に 3 つの異なるコンピュータにログオンし、あるソフトウェア プログラムをそれぞれ使用すると、3 つの使用としてカウントされます。

  • 3 人のユーザーがターミナル サービスを実行する 1 台のコンピュータにログオンし、3 人全員がそのソフトウェア プログラムを実行すると、3 つの使用としてカウントされます。

  • 同じユーザーが 1 時間の間に同じコンピュータ上でそのソフトウェア プログラムを別々に 3 回開始および停止すると、そのユーザーについて 1 回の使用とカウントされます。

各サイトからのソフトウェア メータリング概要データは、Configuration Manager 2007 階層で上に向かってレプリケートされるとき、他のサイトからのデータと分離されたままです。データが親サイトに到達すると、各レコードは使用状況データが生成されたサイトのサイト コードでマーク付けされます。これらのレコードをまとめて集計し、ネットワーク内のプログラム同時使用状況を概算できます。

ソフトウェア メータリングの毎月の使用状況データの概要作成

ソフトウェア メータリングの毎月の使用状況データの概要作成タスクでは、詳細なソフトウェア メータリングの使用状況データを複数のレコードから 1 つの一般レコードにまとめます。このレコードには、プログラム名、プログラムのバージョンと言語、プログラム実行回数、使用回数、最終使用、ユーザー名、コンピュータ名に関する情報が収められています。データの概要を使用すると、Configuration Manager 2007 サイト データベースのデータ量を少なくすることができます。毎月のソフトウェアの使用状況データは、セントラル サイトに送られます。

概要情報には、1 か月間にそれぞれの一致するソフトウェア プログラムが特定のコンピュータで実行された回数と、特定のユーザーによって実行された回数が含まれています。既定では、このタスクは毎日実行され、概要作成期間は 1 か月です。毎月のソフトウェアの使用状況データは、親サイトにレプリケートされます。

参照:

その他のリソース

ソフトウェア メータリングの概要

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.