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Active Sync または Mobile デバイス センターを介して接続されたモバイル デバイス クライアントが配布ポイントを特定するときに問題が発生することがある

  • [アーティクル]

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

ActiveSync またはモバイル デバイス センターを介して接続されている Microsoft System Center Configuration Manager 2007 モバイル デバイス クライアントは、モバイル デバイスの実際のネットワーク上の場所を反映する IP アドレスではなく、プライベート IP アドレスを受信します。続けて、モバイル デバイス クライアントは、配布ポイントの検出を試みる際にプライベート IP アドレスを使用しますが、多くの場合、モバイル デバイス クライアントは間違った場所からコンテンツをダウンロードしようとします。状況によっては、モバイル デバイス クライアントが有効な配布ポイントを検出できないこともあります。

Configuration Manager 2007 には、この問題の解決を支援する新機能が含まれています。モバイル デバイス管理ポイントで新しいレジストリ キーを作成および構成すると、デバイス管理ポイントはプライベート IP アドレスを識別し、続いてこのプライベート IP アドレスを、接続されているコンピュータとの HTTP 通信から直接解析されたアドレスに置き換えます。デバイス管理ポイントは、有効な配布ポイントを識別するために新しい IP アドレスを使用します。

IP アドレスを置き換えるレジストリ キー

次のレジストリ キー値は、32 ビット システムでのモバイル デバイスの IP アドレスの置き換えをサポートしています。

HKLM\Software\Microsoft\Sms\MP\ Device Management\Check for ActiveSync Devices
0 = Off: Disabled.  
1 = On: Check device client IP addresses against the ActiveSync Addresses list.
HKLM\Software\Microsoft\Sms\MP\ Device Management ActiveSync Addresses

次のレジストリ キー値は、64 ビット システムでのモバイル デバイスの IP アドレスの置き換えをサポートしています。

HKLM\Software\Microsoft\Wow6432Node\Sms\MP\ Device Management\Check for ActiveSync Devices
0 = Off: Disabled.  
1 = On: Check device client IP addresses against the ActiveSync Addresses list.
HKLM\Software\Microsoft\Wow6432Node\Sms\MP\ Device Management ActiveSync Addresses

次の手順に従って、モバイル デバイスのプライベート IP アドレスを、接続されているコンピュータとの HTTP 通信から取得したアドレスに置き換えます。

手順

モバイル デバイスのプライベート IP アドレスを、接続されているコンピュータとの HTTP 通信から取得したアドレスに置き換えるには

  1. 32 ビット システムでは HKLM\Software\Microsoft\Sms\MP\ の下に、64 ビット システムでは HKLM\Software\Microsoft\Wow6432Node\Sms\MP\ の下に新しいレジストリ キーを作成し、Device Management という名前を付けます。

  2. 32 ビット システムでは HKLM\Software\Microsoft\Sms\MP\Device Management (DWORD) の下に、64 ビット システムでは HKLM\Software\Microsoft\Wow6432Node\Sms\MP\ Device Management (DWORD) の下に新しい値を作成し、Check for ActiveSync Devices という名前を付けます (種類は 16 進数)。

  3. ActiveSync Devices を編集し、値を 1 に設定して、ActiveSync モバイル デバイスのチェックを有効にします。

  4. 32 ビット システムでは HKLM\Software\Microsoft\Sms\MP\Device Management の下に、64 ビット システムでは HKLM\Software\Microsoft\Wow6432Node\Sms\MP\ Device Management の下に新しい値を作成し、ActiveSync Addresses という名前を付けます (種類は複数文字列)。

  5. 対象の環境の ActiveSync アドレス一覧を入力します。たとえば、192.168.55.101 を ActiveSync のアドレス値として利用できます。

参照:

リファレンス

境界のプロパティ :［保護］タブ

概念

モバイル デバイス管理クライアントのインストールまたはアップグレード方法
ActiveSync または Mobile デバイス センターを実行しているデスクトップ コンピュータに、ソフトウェアの配布を使用してモバイル デバイス管理クライアントをインストールする方法

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.