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バックアップ スナップショットのアーカイブについて

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

[ConfigMgr サイト サーバーのバックアップの作成]保守タスクを初めて実行すると、バックアップ スナップショットが作成されます。障害発生時には、このバックアップ スナップショットを使用してシステムを回復できます。その後のサイクルでバックアップ タスクを再度実行すると、新しいバックアップ スナップショットが作成され、以前のスナップショットは上書きされます。結果的に、サイトのバックアップ スナップショットは 1 つだけになります。以前のバックアップ スナップショットが必要になったときに利用できないため、これは危険です。

このため、バックアップ スナップショットをアーカイブすることをお勧めします。運用方法としては、次に示す理由で、バックアップ スナップショットのアーカイブを複数持つことをお勧めします。

  • バックアップ メディアに障害が発生したり、紛失したりすることがあります。また、バックアップ メディアに部分的にしかバックアップが格納されない場合もあります。障害が発生したサイトは、バックアップをまったく使用しないで回復するよりも、以前のバックアップから回復する方が望ましいです。

  • 何回かバックアップ サイクルを繰り返しても、サイト内の破損が検出されない場合があります。数サイクル戻り、サイトが破損する前のバックアップ スナップショットを使用することが必要になることがあります。

  • ConfigMgr サイト サーバーのバックアップの作成保守タスクが失敗した場合など、サイトにバックアップ スナップショットがまったくない場合があります。バックアップ タスクは現在のデータのバックアップを開始する前に以前のバックアップ スナップショットを削除するので、有効なバックアップ スナップショットがなくなる可能性があります。

AfterBackup.bat ファイルの使用

サイトが正常にバックアップされると、サイト サーバーのバックアップ作成タスクが、AfterBackup.bat というファイルを自動的に実行しようとします。AfterBackup.bat ファイルはサイトのインストール中にはインストールされず、管理者が手動で作成する必要があります。AfterBackup.bat ファイルが存在し、正しいディレクトリに保存されている場合、そのファイルはバックアップ タスクの完了後に自動的に実行されます。AfterBackup.bat を使用すると、毎回のバックアップ操作の最後にバックアップ スナップショットをアーカイブしたり、他のバックアップ後のタスクを必要に応じて自動的に実行したりできます。AfterBackup.bat ファイルを使用してアーカイブ操作とバックアップ操作を統合すると、常に新しいバックアップ スナップショットをアーカイブできます。AfterBackup.bat ファイルが存在しない場合でもバックアップ操作には影響はありませんが、バックアップ スナップショットをアーカイブするために別の方法を使用する必要があります。

AfterBackup.bat を使用する目的はバックアップ スナップショットをアーカイブすることですが、AfterBackup.bat ファイルを作成して、毎回のバックアップ操作の最後に次のようなタスクを実行することもできます。

  • SQL Server の DBCC テストを実行して、サイト データベースの整合性に問題がないかどうかを確認する。

  • サイトのヘルス ツールやその他のヘルス ツールを実行する。

参照:

タスク

バックアップ スナップショットのアーカイブ方法 (AfterBackup.bat)

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.