Configuration Manager クライアントの展開の前提条件

[アーティクル]
12/19/2014

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

Configuration Manager 2007 クライアントを環境で展開するには、次の外部の依存関係、および製品内の依存関係が必要となります。それぞれのクライアント展開方法に固有の依存関係もあり、それを満たさないとクライアントインストールを正常に実行できません。

「Configuration Manager がサポートする構成」も参照し、サイトのコンピュータが Configuration Manager 2007 クライアントの最小ハードウェア要件と最小オペレーティングシステム要件を満たしていることを確認してください。

Configuration Manager 2007 の外部の依存関係、およびインストール中の自動ダウンロードされる外部の依存関係

Configuration Manager 2007 クライアントには、次に示すように、多くの外部の依存関係が存在している可能性があります。正確な依存関係は、クライアントのオペレーティングシステム、インストールされているソフトウェア、およびクライアントコンピュータのプロセッサタイプによって決まります。

クライアントのインストールの完了にこの依存関係が必要である場合、クライアントソフトウェアと共に自動的にインストールされます。

インストール中に自動的に提供される依存関係	その他の情報
Microsoft バックグラウンドインテリジェント転送サービス (BITS) バージョン 2.5	クライアントコンピュータと Configuration Manager 2007 サイトシステムの間でデータが転送されるときのネットワーク負荷を軽減するために必要となります。注意 Windows 2000 を実行しているコンピュータには、BITS バージョン 2.0 がインストールされます。
Windows インストーラバージョン 3.1.4000.2435	Windows インストーラの更新 (.msp) ファイルを、パッケージおよびソフトウェアの更新に使用できるようにするために必要となります。
Windows Update エージェントバージョン 7.0.6000.363	更新の検出および展開のサポートに Windows で必要となります。
Microsoft Core XML Services (MSXML) バージョン 6.0.3883.0	Windows で XML ドキュメントを処理できるようにするために必要となります。
Windows Management Instrumentation (WMI) 再配布可能なコンポーネントバージョン 5.2.3790.1830	Windows 2000 Service Pack 4 コンピュータで必要となる WMI コンポーネント。
Microsoft Remote Differential Compression (RDC)	ネットワークのデータ転送を最適化します。

注意

ここに示したソフトウェアバージョン番号は、最も低いバージョン番号です。

重要

クライアントコンピュータに BITS がインストールされるとき、通常は再起動が必要になります。クライアントインストール中に CCMSetup.exe によって BITS がインストールされた場合、クライアントインストールはコンピュータが再起動するまで完了しません。このため、クライアントコンピュータに BITS を事前に展開してから Configuration Manager 2007 クライアントをインストールすることをお勧めします。

Configuration Manager 2007 の依存関係

次のサイトシステムの役割の詳細については、「Configuration Manager サイトシステムの計画」を参照してください。

Configuration Manager サイトシステム	その他の情報
管理ポイント	Configuration Manager 2007 クライアントの展開に管理ポイントは必要ありませんが、クライアントコンピュータと Configuration Manager 2007 サーバーの間で情報を転送するには管理ポイントが必要です。管理ポイントがないと、クライアントコンピュータを管理できません。
フォールバックステータスポイント	フォールバックステータスポイントはオプションですが、推奨されるサイトシステムの役割です。フォールバックステータスポイントにより、Configuration Manager 2007 サイトのコンピュータは、管理ポイントとやり取りできないときに状態メッセージを送信できます。
サーバーロケータポイント	Active Directory スキーマを Configuration Manager 2007 用に拡張していない場合、クライアントコンピュータが管理ポイントを特定できるように、サーバーロケータポイントを Configuration Manager 2007 サイトに割り当てる必要があります。

インストール方法の依存関係

次の前提条件は、クライアントインストールのさまざまな方法に固有です。

クライアントのインストール方法	その他の情報
クライアントプッシュインストール	最低 1 つのクライアントプッシュインストールアカウントを、[クライアントプッシュインストールのプロパティ] ダイアログボックスの [アカウント] タブで定義する必要があります。このアカウントは、ローカル管理者グループのメンバでなければなりません。クライアントインストールの対象にするコンピュータ－が、最低 1 つの Configuration Manager 2007 探索方法で検出されている必要があります。コンピュータに ADMIN$ 共有が必要です。検出されたリソースに Configuration Manager 2007 クライアントを自動的にプッシュする場合は、[クライアントプッシュインストールのプロパティ] ダイアログボックスで [割り当てられたリソースへのクライアントプッシュインストールを有効にする] を選択する必要があります。サポートファイルをダウンロードするには、クライアントコンピュータが管理ポイントにアクセスできる必要があります。
ソフトウェアの更新ポイント経由のインストール	Active Directory スキーマを拡張していない場合、または別のフォレストからのクライアントをインストールする場合は、グループポリシーを使用して、CCMSetup.exe のインストールプロパティをコンピュータのレジストリで準備する必要があります。詳細については、「グループポリシーを使用した Configuration Manager クライアントインストールのプロパティの準備方法」を参照してください。 Configuration Manager 2007 クライアントをソフトウェアの更新ポイントに発行する必要があります。サポートファイルをダウンロードするには、クライアントコンピュータが管理ポイントにアクセスできる必要があります。
グループポリシーを使用したインストール	Active Directory スキーマを拡張していない場合、または別のフォレストからのクライアントをインストールする場合は、グループポリシーを使用して、CCMSetup.exe のインストールプロパティをコンピュータのレジストリで準備する必要があります。詳細については、「グループポリシーを使用した Configuration Manager クライアントインストールのプロパティの準備方法」を参照してください。 Configuration Manager 2007 クライアントをソフトウェアの更新ポイントに発行する必要があります。サポートファイルをダウンロードするには、クライアントコンピュータが管理ポイントにアクセスできる必要があります。
ログオンスクリプトを使用したインストール	CCMSetup.exe コマンドラインで CCMSetup/source プロパティが指定されていない限り、サポートファイルをダウンロードするには、クライアントコンピュータが管理ポイントにアクセスできる必要があります。
手動インストール	CCMSetup.exe コマンドラインで CCMSetup/source プロパティが指定されていない限り、サポートファイルをダウンロードするには、クライアントコンピュータが管理ポイントにアクセスできる必要があります。
ワークグループコンピュータのインストール	Configuration Manager 2007 サイトサーバードメイン内のリソースにアクセスするには、このサイト用にネットワークアクセスアカウントを構成する必要があります。詳細については、「ネットワークアクセスアカウントの構成方法」を参照してください。
ソフトウェアの配布を使用したインストール (アップグレードのみ)	Active Directory スキーマを拡張していない場合、または別のフォレストからのクライアントをインストールする場合は、グループポリシーを使用して、CCMSetup.exe のインストールプロパティをコンピュータのレジストリで準備する必要があります。詳細については、「グループポリシーを使用した Configuration Manager クライアントインストールのプロパティの準備方法」を参照してください。 Configuration Manager 2007 クライアントをソフトウェアの更新ポイントに発行する必要があります。サポートファイルをダウンロードするには、クライアントコンピュータが管理ポイントにアクセスできる必要があります。

ファイアウォールの要件

サイトシステムサーバーと Configuration Manager クライアントをインストールするコンピュータとの間にファイアウォールがある場合、「Configuration Manager クライアントの展開で使用されるポート」を参照してください。クライアントコンピュータの Windows ファイアウォールの構成の詳細については、「Configuration Manager クライアントのファイアウォール設定」を参照してください。

参照:

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメントチームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.

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