インターネット ベースのクライアント管理でサポートされるシナリオ
適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2
インターネット ベースのクライアント管理については、基本的に 4 つのシナリオがサポートされています。またその中では、いくつかのバリエーションがサポートされています。
シナリオ 1 と 2 は、インターネット ベースのクライアント管理サイトが、インターネット上のインターネット ベースのクライアントのみをサポートしていて、イントラネット上のクライアントをサポートする必要がない場合に適しています。
シナリオ 3 と 4 は、インターネット ベースのクライアント管理サイトが、インターネット上のクライアントとイントラネット上のクライアントをサポートしている場合に適しています。
イントラネット クライアントを管理する必要がないサイトの場合のシナリオ
Configuration Manager 2007 サイトがインターネット上のクライアントのみをサポートしている場合は、シナリオ 1 と 2 が適しています。
注意
サイトがイントラネット上のクライアントをサポートしていない場合、サイトに既定の管理ポイントを構成する必要はありません。
シナリオ 1 :イントラネット クライアントをサポートせず、境界ネットワークとイントラネットをまたいでいる Configuration Manager サイト。インターネット ベースのサイト システムはすべて境界ネットワーク内にあり、インターネットを介して接続するクライアントの接続を受け入れます。サイト サーバーはイントラネット内にあります。
このシナリオは 2 種類あります。
インターネット ベースのクライアントをサポートする管理ポイントは、イントラネット内の SQL サーバーと直接通信します。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 1 (SQL Server レプリカ含まず)」を参照してください。
インターネット ベースのクライアントをサポートする管理ポイントは、境界ネットワーク内の SQL サーバーのレプリカと通信します。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 1 (SQL Server レプリカ含む)」を参照してください。
シナリオ 2 :イントラネット クライアントをサポートせず、境界ネットワークのみに存在する Configuration Manager サイト。
このシナリオは 2 種類あります。
インターネット ベースのクライアント管理用に構成されている Configuration Manager 2007 サイトが、Configuration Manager 2007 階層の子サイトである。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 2 (子サイト含む)」を参照してください。
インターネット ベースのクライアント管理用に構成されている Configuration Manager 2007 サイトが、Configuration Manager 2007 階層内の唯一のサイトである。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 2 (全階層)」を参照してください。
インターネットおよびイントラネット上のクライアントを管理するサイトの場合のシナリオ
Configuration Manager 2007 サイトで、インターネット上のクライアントとイントラネット上のクライアントをサポートする必要がある場合は、シナリオ 3 と 4 が適しています。
シナリオ 3 :インターネット クライアントとイントラネット クライアントの両方をサポートし、境界ネットワークとイントラネットにまたがる Configuration Manager サイト。すべてのインターネット ベースのサイト システムは境界ネットワーク内にあり、インターネットを介して接続するクライアントの接続を受け入れます。2 つ目の管理ポイント (および 2 つ目のソフトウェアの更新ポイントとフォールバック ステータス ポイント、追加の配布ポイント) があり、イントラネット内にはイントラネットに接続しているクライアント用の別のサイト システムがあります。
このシナリオは 2 種類あります。
インターネット ベースのクライアントをサポートする管理ポイントは、イントラネット内の SQL サーバーと直接通信します。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 3 (SQL Server レプリカ含まず)」を参照してください。
インターネット ベースのクライアントをサポートする管理ポイントは、境界ネットワーク内の SQL サーバーのレプリカと通信します。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 3 (SQL Server レプリカ含む)」を参照してください。
シナリオ 4 :インターネット クライアントとイントラネット クライアントの両方をサポートし、境界ネットワークとイントラネットを結ぶ Configuration Manager サイト。この単一の管理ポイントが、サイトの既定の管理ポイントおよびインターネット ベースのクライアントの管理ポイントとして機能します。
このシナリオには、次の 3 つのバリエーションがあります。
Configuration Manager 2007 サイトでは、インターネット ベースのクライアント管理をサポートするサイト システム内にネットワーク カードを 2 つ持つことで、境界ネットワークとイントラネットを結んでいます。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 4 (2 枚のネットワーク カード含む)」を参照してください。
Configuration Manager 2007 サイトはイントラネット上に存在し、インターネット ベースのクライアント管理用に構成されたサイト システムはインターネット接続とイントラネット接続の両方を受け付けます。このソリューションでは、イントラネット上にあるインターネット ベースのサイト システムをインターネットに公開するには、リバース プロキシ ソリューション (たとえば Microsoft ISA Server の使用) が必要となります。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 4 (イントラネットへのインターネット接続含む)」を参照してください。
Configuration Manager 2007 サイトは、境界ネットワークおよびイントラネットを、境界ネットワーク内のインターネット ベースのサイト システムと結びます。また、インターネット接続とイントラネット接続の両方を受け付けるように構成されています。サイト サーバーはイントラネット内にあります。このソリューションでは、インターネット ベースのサイト システム内のイントラネット FQDN が、境界ネットワーク内のサーバーの公開 IP アドレス付きでイントラネット DNS サーバー内に登録されている必要があります。
「インターネット ベースのサーバーのネットワーク図 - シナリオ 4 (境界ネットワークへのイントラネット接続含む)」を参照してください。
参照:
概念
インターネット ベースのクライアント管理のサーバーの配置を決定する
インターネット ベースのクライアント管理のサイト配置を決定する
インターネット ベースのクライアント管理を Configuration Manager に実装するシナリオ例
インターネット ベースのクライアント管理の前提条件
その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.