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バイナリ差分レプリケーションについて

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

バイナリ差分レプリケーションは、"デルタ レプリケーション" とも呼ばれ、Configuration Manager 2007 でネットワーク トラフィックへの負荷を最小限に抑えながらパッケージ ソース ファイルを更新するために使用されます。

Configuration Manager 2007 がパッケージのソース ファイルを更新するときに、ソース ファイルが既に 配布されている場合、最後のパッケージの送信以降に変更されたパッケージの一部が (最初に更新または最新の情報に更新として) 送信されます。これにより、特にパッケージが大きく変更が比較的少ない場合に、サイト間のネットワーク トラフィックを最小限に抑えることができます。ファイルは、名前の変更、移動、内容の変更が行われた場合に、変更されたと見なされます。

配布元サイトは、パッケージの現在のバージョンと以前の 5 つのバージョンの違いを保持します。子サイトまたは配布ポイントにパッケージの以前の 5 つのバージョンのいずれかがある場合、配布元サイトは、適切な変更をそのサイトに送信します。子サイトにあるパッケージのバージョンがさらに古い場合、配布元サイトはパッケージ全体を送信します。

配布元サイトがパッケージの変更されたファイルを送信したにもかかわらず、受信サイトのパッケージがなくなっている場合や受信サイトでパッケージが変更されている場合、受信サイトは問題を報告するステータス メッセージを配布元サイトに送信します。

注意

Configuration Manager 2007 でバイナリ差分レプリケーションを使用するには、すべての受信サイトが少なくとも最初のバージョンのパッケージを受信済みである必要があります。すべての受信サイトが最初のバージョンを受信するまで、Configuration Manager 2007 は差分レプリケーションを使用しません。

パッケージのソース ファイルに変更を配布する場合は、注意が必要です。受信サイトへの経路が閉ざされている場合は、サイト アドレスが再度利用可能になるまで、配布ポイントを何回も更新しないでください。受信サイトは以前の更新をまだ受け取っていないので、更新するたびに、以前の更新のファイルが追加されます。その結果、これらの更新に複数の余分なファイルが追加され、ネットワーク帯域幅が無駄になります。

注意

大きなパッケージの処理には時間がかかることがあります (パッケージのサイズによっては 20 ~ 30 分以上)。このパッケージの圧縮/圧縮解除およびハッシュ/署名作成プロセスの間、プロセスが続行しているにもかかわらず distmgr.log がアイドル状態のようになることがあります。

参照:

タスク

パッケージの変更方法

概念

標準的な配布ポイントとブランチ配布ポイントについて

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.