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論理演算子と演算子の優先順位について

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

Microsoft System Center Configuration Manager 2007 クエリに使用できる有効な論理演算子は、AND、OR、および NOT です。論理演算子を使用すると、クエリの範囲を拡大したり縮小したりできます。また、Configuration Manager 2007 では演算子の優先順位に従って式が評価され、これが結果に影響を与えます。

AND

AND で結ばれた 2 つの条件を満たすオブジェクトをすべて検索します。AND を使用すると、検索するオブジェクトの一覧を縮小できます。たとえば、Pentium プロセッサがあり、かつ、64 MB を超える物理メモリがあるコンピュータをすべて検索できます。

OR

OR で結ばれた 2 つの条件のどちらかを満たすオブジェクトをすべて検索します。OR を使用すると、オブジェクトのセットを作成できます。たとえば、Pentium プロセッサがあるか、あるいは、64 MB を超える物理メモリがあるコンピュータをすべて検索できます。

NOT

後に続く式を満たさないオブジェクトをすべて検索します。NOT を使用すると、検索するオブジェクトの一覧を縮小できます。たとえば、Pentium プロセッサがあり、かつ、64 MB 以上の物理メモリがないコンピュータをすべて検索できます。

評価の順序

期待どおりの結果を得るには、論理演算子の評価順序について理解しておく必要があります。[クエリ ステートメントのプロパティ]ダイアログ ボックスの[条件]タブでは、ステートメントは上から下へ評価されます。ただし、かっこ内の式は常に最初に評価されます。WQL では、式は次の順序で評価されます。

かっこ内の式

AND で結ばれた式

OR で結ばれた式

NOT に続く式

グループ化かっこを使用すると、複雑な式をわかりやすくしたり、評価の順序を強制的に指定したりできます。たとえば、複雑なクエリに複数の OR 式がある場合に、最初に評価する式を指示できます。

論理演算子の詳細と、論理演算子を使用するクエリ構文のサンプルについては、Configuration Manager 2007 SDK を参照してください。

参照:

概念

クエリの概要

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.