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キャプチャ メディアを使用して参照コンピュータからイメージをキャプチャする方法

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

キャプチャ メディアを使用して参照コンピュータからオペレーティング システム イメージをキャプチャするには、次の手順に従います。これらの手順に従って、参照コンピュータが参照コンピュータの要件を満たしていることを確認し、メディアを作成してオペレーティング システムのイメージをキャプチャしてから、新しいオペレーティング システムのイメージをキャプチャし追加します。

注意

Configuration Manager 2007 SP2 では、参照コンピュータにインストールされている Windows 7 または Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムのキャプチャをサポートしています。ただし、参照コンピュータではシステム パーティションとブート パーティションが同じパーティション上にないこと (BitLocker パーティション サポートなど) が条件です。この手順では、パーティションの構成自体のキャプチャや再作成は行われません。このシナリオには、Windows Server 2008 R2 と Windows 7 のキャプチャが含まれます。既定では、Windows Server 2008 R2 と Windows 7 は 2 つのパーティション上にインストールします。

重要

Configuration Manager 2007 サイト システムのイメージはキャプチャしないでください。イメージをキャプチャするには、参照コンピュータの管理者資格情報が必要です。

参照コンピュータからイメージを手動でキャプチャする方法

  1. 参照コンピュータを構築するには、参照コンピュータが次の要件を満たしている必要があります。

    1. コンピュータはワークグループのメンバである必要があります。

    2. ローカル管理者パスワードは空白にする必要があります。

    3. ローカル システム ポリシーでログオンに強力なパスワード (文字、数字、および %$* などの特殊文字を含める、最低の長さが必要、など) が要求されないことが必要です。

  2. Configuration Manager コンソールで、[System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[コンピュータの管理]、[オペレーティング システムの展開]、[タスク シーケンス] の順に移動します。[タスク シーケンス] を右クリックし、[タスク シーケンス メディアの作成] をクリックします。タスク シーケンス メディアの作成ウィザードが開きます。[キャプチャ メディア] を選択します。詳細については、「タスク シーケンス メディア ウィザード」を参照してください。

  3. [メディアの種類] ページで、キャプチャ メディアに使用するメディアの種類を指定します。指定できるメディアの種類は、USB フラッシュ ドライブ、CD、または DVD です。USB フラッシュ ドライブを指定した場合は、必要なファイルをデバイスに直接書き込めるように、デバイスがコンピュータに接続されていることを確認してください。

  4. メディア ファイルを指定するには、[参照] ボタンをクリックし、メディア ファイルを作成する場所を参照してから、作成するメディア ファイルの名前を入力します。CD や DVD などのメディアに関しては、キャプチャ メディアの .iso ファイルが作成されると、指定した場所に書き込まれます。.iso イメージは後でメディアにコピーされます。USB ファイルは USB デバイスに直接書き込めます。

  5. メディアと関連付けるブート イメージを選択します。[参照] をクリックして、[ブート イメージの選択] ダイアログ ボックスで、キャプチャしたイメージの対象になるコンピュータ アーキテクチャを指定します。ブート イメージは 1 つ以上の配布ポイントで使用可能にする必要があります。ブート イメージの配布の詳細については、「配布ポイントの管理 (オペレーティング システムの展開)」を参照してください。指定したブート イメージが含まれる配布ポイントを指定するには、使用可能な配布ポイントのリストから配布ポイントを選択し、[OK] をクリックします。

    注意

    選択したブート イメージは、参照コンピュータのハードウェア上で実行するアーキテクチャ (x86 または x64) のものである必要があります。

  6. CD や DVD などのメディアに関しては、適切なソフトウェア アプリケーションを使用して、.iso ファイルを含む起動可能な CD または DVD を作成します。

  7. コンピュータをフル オペレーティング システムで起動し、キャプチャ メディア、CD、DVD、または USB フラッシュ ドライブを挿入します。

    注意

    Windows Vista および Windows Server 2008 以前の、サポートされるすべてのオペレーティング システムでは、キャプチャ CD を起動するにはコンピュータに Sysprep フォルダ (%SystemDrive%\Sysprep) が存在している必要があります。このフォルダには、正しく構成された Sysprep.exe、Setupcl.exe、Factory.exe のファイルが含まれている必要があります。

  8. イメージ キャプチャ ウィザードを実行して、キャプチャしたイメージの保存場所を指定します。

  9. イメージ キャプチャが完了したら、キャプチャしたイメージをイメージ パッケージとして Configuration Manager 2007 に追加します。

    1. [System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[コンピュータの管理]、[オペレーティング システムの展開]、[オペレーティング システム インストール パッケージ] の順に移動します。[オペレーティング システム イメージ] を右クリックし、[オペレーティング システム イメージの追加] をクリックして、オペレーティング システム イメージの追加ウィザードを開始します。

    2. オペレーティング システム イメージを追加し、ウィザードを完了します。詳細については、「オペレーティング システム イメージの追加ウィザード」を参照してください。イメージはその後、オペレーティング システム展開を使用して、対象のコンピュータに展開できます。

参照:

リファレンス

タスク シーケンス メディア ウィザード

概念

オペレーティング システム イメージの追加ウィザード
配布ポイントの管理 (オペレーティング システムの展開)