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アドレス データの転送速度の設定方法

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

既定では、Configuration Manager 2007 サイトがアドレス (別のサイト) にデータを送信するときに使用するデータ転送率は、常に無制限です。つまり、サイトが別のサイトへデータを転送するとき、データ転送時に利用可能な帯域幅を 100% 消費する可能性があるということです。しかし、アドレスの最大データ転送率を設定することによって、各時間帯で使用する接続帯域幅の量を制限することができます。データ転送率の制限を設定することで、現在のサイトと接続先サイト間の接続における利用可能な帯域幅が Configuration Manager 2007 によってすべて消費されることがないようにします。アドレスに対して最大転送率を構成する場合、元のサイトは利用可能な帯域幅を計算し、転送プロセス時の最大転送率を適用します。

たとえば、アドレスに対する最大転送率が 50% に設定されている場合、Configuration Manager 2007 は宛先サイトにデータのブロックを送信するとき 50% の帯域使用を獲得し、別のデータ ブロックを送信する前に、データを送信する際にかかったのと同じ時間だけ一時停止します。アドレスにデータの各ブロックを送信するとき、このプロセスを繰り返すことで、転送時に 50% の帯域使用を効果的に提供できます。

注意

この手順を実行するには、サイト セキュリティ オブジェクト クラスまたはインスタンスに対する変更アクセス許可が必要です。

アドレスに対する最大転送率を設定する方法

  1. [System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[サイトの管理]、<サイト コード> - <サイト名>、[サイト設定]、[アドレス]の順に移動します。

  2. 結果ウィンドウで、転送率を制限するセンダのアドレスを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  3. センダ アドレスのプロパティで、[転送率の制限]タブをクリックします。

  4. [指定された時間帯の最大転送率を制限する]をクリックします。

  5. 必要な時間の上に四角形をドラッグすることによって、データ転送率の制限を有効にする時間帯を選択します。選択した時間帯 (たとえば午前 8 時~午後 5 時) が、[時間帯]に表示されます。

  6. このアドレスにデータを送信するときに使用する最大接続帯域幅を指定するには、[接続帯域幅に対する制限 (%)]の一覧のパーセンテージをクリックします。

  7. 複数の時間帯を各センダに構成できます。他の時間帯に設定を指定するには、手順 4 と 5 を繰り返します。

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.