次の方法で共有


ネイティブ モードとインターネット ベースのクライアント管理でクライアント構成の詳細を特定する方法

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

監査とトラブルシューティングの両方の目的から、Configuration Manager 2007 クライアントのネイティブ モードとインターネット ベースのクライアント管理構成を特定するのに役立ちます。また、スクリプトまたはソフトウェア配布パッケージで、特定の構成の対象コンピュータが必要な場合に、この情報を使用して、クエリ ベースのコレクションを作成することもできます。

次の表で説明しているネイティブ モードとインターネット ベースのクライアント管理構成は、[SMS アドバンスト クライアント SSL 構成]の下のクライアントのハードウェア インベントリに保存されます。

注意

64 ビットのオペレーティング システムである Windows XP および Windows Server 2003 には、このデータを表示しないという既知の問題があります。この問題は、Service Pack 2 がインストールされた 64 ビットのオペレーティング システムでは発生しません。

説明

[証明書の選択条件]

指定した場合は、証明書選択の方法と条件の種類を表示します。使用される構文は CCMSetup client.msi プロパティ CCMCERTSEL と同じです。詳細については、「Configuration Manager クライアント インストールのプロパティについて」を参照してください。

[証明書ストア]

指定した場合は、証明書選択の方法と条件の種類を表示します。使用される構文は CCMSetup client.msi プロパティ CCMCERTSEL と同じです。詳細については、「Configuration Manager クライアント インストールのプロパティについて」を参照してください。

[クライアントは常にインターネットに接続]

クライアントが CCMSetup client.msi プロパティ CCMALWAYSINF=1 でインストールされている場合、この値は[1]と表示され、クライアントが常にインターネット ベースであり、イントラネット クライアントとして管理できないことを示します。このプロパティでインストールされていない場合、この値は[0]と表示され、このクライアントをインターネットとイントラネットの両方で管理できることを示します。詳細については、「Configuration Manager クライアント インストールのプロパティについて」を参照してください。

[HTTPS 状態フラグ]

ここにはビットマスク値が表示され、クライアントにネイティブ モード、CRL チェック、およびサイト割り当てとローミングのための HTTP が構成されているかどうかを示します。

  • [0]= 混在モード通信

  • [31]= ネイティブ モード通信のみ。

  • [63]= ネイティブ モード通信と CRL チェック。

  • [95]= ネイティブ モード、およびローミングとサイト割り当てのための HTTP。

  • [127]= ネイティブ モード通信、CRL チェック、およびローミングとサイト割り当てのための HTTP。

[インスタンス キー]

[SMSSSLConfiguration]を表示します。

[インターネット MP ホスト名]

指定されたインターネット ベース管理ポイントを表示します。

[最初の証明書の選択]

[0]または[1]が表示され、指定した設定に基づき、ネイティブ モード通信用の有効な証明書が複数見つかった場合の動作を示します。

  • [0]は、証明書をまったく使用せずに接続を試行することを示します。クライアントは管理ポイントとの接続を試行せず、割り当てられたフォールバック ステータス ポイントにエラー メッセージを送信します。

  • [1]は、証明書ストアで有効な証明書が複数見つかった場合、ネイティブ モード通信に有効で条件に一致する証明書をクライアントが選択することを示します。ただし、クライアントが Configuration Manager 2007 SP1 を実行している場合は、有効期間が最長の証明書が選択されます。その証明書で正常に接続できない場合は別の証明書が試され、割り当てられたフォールバック ステータス ポイントにクライアントからエラー メッセージが送信されます。

次の手順に従って、リソース エクスプローラを使用して 1 台のコンピュータの構成情報を確認するか、Configuration Manager クエリを作成および実行して複数のコンピュータの構成情報を確認します。

リソース エクスプローラを使用してクライアントのネイティブ モードおよびインターネット ベースのクライアント管理構成を表示するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[コンピュータの管理]、[コレクション]の順に移動します。

  2. [コレクション]を展開して、ネイティブ モードおよびインターネット ベースのクライアント管理構成を表示するクライアントが含まれているコレクションを選択します。

  3. クライアント名を右クリックし、[すべてのタスク]をポイントしてから、[リソース エクスプローラの開始]をクリックします。

  4. [リソース エクスプローラ]、[ハードウェア]、[SMS アドバンスト クライアント SSL 構成]の順に移動し、結果ウィンドウに詳細を表示します。

  5. リソース エクスプローラを閉じます。

Configuration Manager クエリを使用してすべてのクライアントのネイティブ モードおよびインターネット ベースのクライアント管理構成を表示するには

  1. 次の Configuration Manager クエリをコピーし、メモ帳などのテキスト エディタに貼り付けます。

    select SMS_R_System.NetbiosName, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.CertificateSelectionCriteria, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.CertificateStore, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.ClientAlwaysOnInternet, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.HttpsStateFlags, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.InstanceKey, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.InternetMPHostName, SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.SelectFirstCertificate from  SMS_R_System inner join SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS on SMS_G_System_ADVANCED_CLIENT_SSL_CONFIGURATIONS.ResourceId = SMS_R_System.ResourceId
    
  2. 表示する必要のないクエリから構成オプションを削除し、テキストをクリップボードにコピーします。

  3. [クエリ]ノードを右クリックしてクエリを作成し、[新規]、[クエリ]の順にクリックして、クエリ新規作成ウィザードを起動します。

  4. [全般]ページで、「Client native mode configuration」などのようなクエリ名を指定します。必要に応じて、[コメント]ボックスで説明を入力します。

  5. [オブジェクトの種類]として[システム リソース]が選択されていることを確認し、[クエリ ステートメントの編集]をクリックします。

  6. [クエリ ステートメントのプロパティ]ダイアログ ボックスで[クエリ言語を表示する]をクリックします。

  7. [クエリ ステートメントのプロパティ]ダイアログ ボックスで、変更したクエリを[クエリ ステートメント]編集ボックスに貼り付け、表示されるテキストを置き換えます。

  8. [OK]をクリックします。クエリが保存され、[クエリ ステートメントのプロパティ]ダイアログ ボックスが閉じます。

  9. ウィザードの[全般]ページで[次へ]をクリックし、[完了]をクリックします。

  10. クエリの結果ウィンドウで、作成したクエリをダブルクリックし、ハードウェア インベントリ データとともにこの情報をレポートしている各クライアントの構成値を表示します。

参照:

タスク

インターネット ベースの管理ポイントに Configuration Manager クライアント コンピュータを割り当てる方法
インターネットのみで管理するように Configuration Manager クライアント コンピュータを構成する方法

概念

リソース エクスプローラについて
管理者チェックリスト :インターネット ベースのクライアント管理をサポートするサイトのクライアント コンピュータの構成
インターネット ベースのクライアント管理の概要
クエリの概要

その他のリソース

ネイティブ モードの構成方法
Configuration Manager クライアントの監視のタスク

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.