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タスク シーケンスによるオペレーティング システムの展開に関する問題のトラブルシューティング

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

このセクションでは、Configuration Manager 2007 でタスク シーケンスによって開始されたオペレーティング システムの展開の問題のトラブルシューティングについて説明します。この内容は更新されている可能性があります。最新のバージョンについては、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93781 (英語) を参照してください。

タスク シーケンス環境を使用した64 ビット カスタム タスク シーケンス プログラムを実行するとエラーが発生する

64 ビット オペレーティング システム上の Configuration Manager 2007 クライアント に展開したタスク シーケンス変数を、64 ビット カスタム タスク シーケンス プログラムで使用するとエラーが発生します。タスク シーケンス プログラムが 64 ビット カスタム タスク シーケンス 環境 の COM オブジェクトを読み込もうとすると、クライアントが 64 ビット オペレーティング システムであるために、このエラーが発生します。

解決方法

32 ビット カスタム プログラムを使用して、タスク シーケンス環境にアクセスします。この 32 ビット カスタム プログラムは、環境変数を読み取ったり、環境変数をタスク シーケンス ファイルに書き出したりすることができます。その後これらのファイルを 64 ビット プログラムで読み取ることができます。

割り当てられた管理ポイントがレプリケートされた Microsoft SQL Server を実行している場合に、タスク シーケンスの実行が失敗し、ポリシー割り当てが行われない

レプリケートされた Microsoft SQL Server を Configuration Manager 2007 の管理ポイントで実行すると、タスク シーケンスの実行は失敗し、ポリシー割り当ては使用できません。

解決方法

コンピュータ エントリをインポートする場合、または SDK を使用してコンピュータ エントリを作成する場合は、次の Microsoft SQL レプリケーションの時刻になるまで待機してから、タスク シーケンスを実行してください。

ファイル名に拡張文字が入っているためにハッシュ エラーでタスク シーケンスが失敗する

提供されたタスク シーケンスは、そのパッケージに関連付けられているファイル名に拡張文字 (つまりウムラウトやアクセントが付いている文字) が含まれていると失敗する場合があります。タスク シーケンスの提供が [実行中のタスク シーケンスで必要になったときに、ローカルでコンテンツをダウンロードする] に設定されていると、ファイル名に入っている拡張文字がエラーを起こす場合があります。smsts.log ファイルには “Hash could not be matched for the downloaded content.” と記載されます。この問題により、オペレーション システムの展開に使用されないタスク シーケンスにも影響が出る場合があります。

解決方法

この問題は、すべてのファイルの名前を拡張文字が含まれていない名前に変更することで解決できます。また、タスク シーケンスの提供情報でタスク シーケンスの実行前にすべてのコンテンツをローカルでダウンロードするように指定することでも解決できます。タスク シーケンス用のログ ファイルの詳細については、「オペレーティング システムの展開のログ ファイル」を参照してください。タスク シーケンスの提供情報の配布の詳細については、「タスク シーケンスの提供のプロパティ -[配布ポイント] タブ」を参照してください。

ファイル サイズが 4 メガバイト (MB) の制限を越えているためにタスク シーケンスが失敗する

容量がかなり大きいタスク シーケンスは、タスク シーケンスのファイル サイズの制限である 4 MB を超える場合があります。この制限を越えると、エラーが生成されます。

解決方法

タスク シーケンスのファイル サイズを確認するには、タスク シーケンスを既知の場所にエクスポートし、その結果生成された .xml ファイルのサイズを確認します。

タスク シーケンスが常にネイティブ モード サイトで証明書失効確認を実行する

ネイティブ モードのクライアントに対しては証明書失効確認を無効にすることもできますが、Configuration Manager が Service Pack 2 の前に出ているバージョンを実行している場合、ネイティブ モード通信が必要になるタスク シーケンスのアクションは常に、証明書失効リスト (CRL) にアクセスしようとします。CRL にアクセスできなければ (CRL がオフラインの場合や名前解決が失敗した場合など)、タスク シーケンスは実行し続けますが、すべてのネイティブ モード通信は失敗します。これには、タスク シーケンスのステータス メッセージの管理ポイントへの送信が含まれます。smsts.log ファイルには次のエントリが表示されます。

WINHTTP_CALLBACK_STATUS_FLAG_CERT_REV_FAILED

解決方法

タスク シーケンスを実行するネイティブ モードのクライアントに対して CRL がアクセスできる状態であることを確認します。これができない場合は、Configuration Manager 2007 SP2 にアップグレードします。

参照:

概念

オペレーティング システムの展開のトラブルシューティング

その他のリソース

オペレーティング システムの展開の問題

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.