SQL Reporting Services に SQL ベースのレポートを作成する手順
適用対象: System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3
前回の改訂 : 2008 年 8 月
ここでは、Configuration Manager 2007 R2 の SQL Reporting Services を使用して、SQL ベースのレポートを作成する手順を示します。
このレポート例は、指定したコレクションに含まれる各コンピュータの名前、プロセッサ タイプ、および Configuration Manager 2007 クライアント バージョンを示しています。さらに、このレポートは特定のコンピュータのコンピュータ情報レポートにリンクしており、選択した任意のコンピュータの詳細情報を確認できます。
注意
このトピックにある情報は、Configuration Manager 2007 R2 と Configuration Manager 2007 R3 だけに当てはまります。
SQL ベースのレポートを作成するには
Configuration Manager コンソールで、[System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[コンピュータの管理]、[レポート]、[Reporting Services レポート]、<レポート サーバー>、[レポート フォルダ]の順に移動し、ノードを展開します。
[レポート フォルダ]で、レポートを作成するレポート フォルダを右クリックし、[レポートの作成]をクリックします。
レポートの作成ウィザードの[情報]ページで、次の項目を指定します。
[SQL ベースのレポート]のチェックボックスをオンにします。
[名前]フィールドに、「SQL ベースのレポート例」と入力します。
[説明]フィールドに、「SQL ベースのレポートの例です。」と入力します。
[次へ]をクリックします。
レポートの作成ウィザードの[データセットの作成]ページで、[新規]ボタンをクリックして "DataSet1" という名前の新しいデータセットを作成します。このデータセットにはレポート用の SQL コードが含まれます。
[データセット名]ドロップダウン リストで[Dataset1]が選択されていることを確認し、[コマンド テキストの編集]ボタンをクリックします。
[コマンド テキスト]ダイアログ ボックスの[コマンド テキスト]ウィンドウに次の SQL ステートメントを入力します。
SELECT Netbios_Name0, CPUType0, Client_Version0 FROM V_R_SYSTEM
[OK]をクリックして[コマンド テキスト]ダイアログ ボックスを閉じます。
[次へ]をクリックします。
レポートの作成ウィザードの[概要]ページで、実行される動作を確認し、[次へ]をクリックします。
[ウィザードは完了しました]ページで、実行された動作を確認し、[完了]をクリックしてウィザードを閉じます。
SQL ベースのレポートのパラメータを作成して指定したコレクションに限定するには
Configuration Manager コンソールで、[System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[コンピュータの管理]、[レポート]、[Reporting Services レポート]、<レポート サーバー>、[レポート フォルダ]の順に移動し、ノードを展開します。
「SQL ベースのレポート例」レポートを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
[SQL ベースのレポート例のプロパティ]ダイアログ ボックスの[データセット]タブで、[新規]ボタンをクリックし、"DataSet2" という名前の新しいデータセットを作成します。このデータセットにはレポート プロンプト パラメータ用の SQL コードが含まれます。
[データセット名]ドロップダウン リストで[Dataset2]が選択されていることを確認し、[コマンド テキストの編集]ボタンをクリックします。
[コマンド テキスト]ダイアログ ボックスで、[コマンド テキスト]ウィンドウに次の SQL ステートメントを入力します。
begin if (@filterwildcard = '') SELECT DISTINCT CollectionID, Name FROM v_Collection ORDER BY Name else SELECT DISTINCT CollectionID, Name FROM v_Collection WHERE CollectionID like @filterwildcard ORDER BY Name end
[OK]をクリックして[コマンド テキスト]ダイアログ ボックスを閉じます。
[データセット名]ドロップダウン リストから[Dataset1]を選択し、[レポート パラメータ]ボタンをクリックします。
[レポート パラメータ]ダイアログ ボックスで[追加]をクリックし、次の値を指定します。
[パラメータ名]: 名前 ID を指定します。
[プロンプト テキスト]: プロンプト テキスト「コレクション名を指定してください」を指定します。
[有効な値]: このチェックボックスをオンにして、このレポート パラメータに対して有効な値を含むクエリを提供します。
[空白の値を許可] このチェック ボックスをオフにして、コレクション パラメータに空白の値を指定できないようにします。
[有効な値]:[クエリ ベース]を選択します。
[データセット名]: ドロップダウン リストから、[Dataset2]を選択します。
[値フィールド]: ドロップダウン リストから、[CollectionID]を選択します。
[ラベル フィールド]: ドロップダウン リストから、[名前]を選択します。
[OK]をクリックして[レポート パラメータ]ダイアログ ボックスを閉じます。
[SQL ベースのレポート例のプロパティ]ダイアログ ボックスの[データセット]タブで、[データセット名]ドロップダウン リストから[DataSet1]を選択し、[コマンド テキストの編集]ボタンをクリックします。
[コマンド テキスト]ダイアログ ボックスで、[コマンド テキスト]ウィンドウのクエリに次の SQL コードを追加します。
WHERE CollectionID = @ID
[OK]をクリックして[コマンド テキスト]ダイアログ ボックスを閉じます。
SQL ベースのレポートを別のレポートにリンクするには
Configuration Manager コンソールで、[System Center Configuration Manager]、[サイト データベース]、[コンピュータの管理]、[レポート]、[Reporting Services]、<レポート サーバー>、[レポート フォルダ]の順に移動し、ノードを展開します。
「SQL ベースのレポート例」レポートを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
[SQL ベースのレポート例のプロパティ]ダイアログ ボックスの[データセット]タブで、[データセット名]ドロップダウン リストから[DataSet1]を選択します。
[フィールド]ウィンドウで[名前]行を検索し、[...]をクリックして新しいリンクを指定します。
[レポート リンク]ダイアログ ボックスで、[...]をクリックして[レポートの参照]ダイアログボックスを開きます。「特定のコンピュータのコンピュータ情報」レポート (ハードウェア - 全般 フォルダ内) を選択し、[OK]をクリックします。
[レポート リンク]ダイアログ ボックスで、[パラメータ]ドロップダウン リストから[名前]を選択します。
[OK]をクリックして[レポート リンク]ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK]をクリックして[SQL ベースのレポート例のプロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。
参照:
タスク
SQL Reporting Services にモデル ベースのレポートを新規作成する方法
SQL Reporting Services に SQL ベースのレポートを新規作成する方法
SQL Reporting Services にモデル ベースのレポートを作成する手順
概念
SQL Reporting Services の管理者チェックリスト