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Configuration Manager 2007 R3 の Active Directory 差分探索について

適用対象: System Center Configuration Manager 2007 R3

Configuration Manager 2007 R3 の Active Directory 差分探索では、完全な探索サイクルを実行する代わりに Active Directory で新しいまたは変更されたリソースのみを探索することにより、製品の探索機能を強化しています。新しいリソースのみの探索は、フル サイクルの探索と比べてサイト サーバーのパフォーマンスにあまり影響しないので、差分探索で新しいリソースを検索する間隔を短く設定することができます。差分探索によって次の種類の新しいリソースを検出できます。

注意

このトピックの情報は、Configuration Manager 2007 R3 のみに適用されます。

  • コンピュータ オブジェクト

  • ユーザー オブジェクト

  • セキュリティ グループ オブジェクト

  • システム グループ オブジェクト

差分探索は、Configuration Manager 2007 の他の探索方法に代わるものではありません。この機能は Active Directory の新しいリソースまたは変更されたリソースのみを見つけるので、Active Directory との完全同期を行う、別の探索方法と一緒に使用する必要があります。

差分探索には次の制限があります。

  • 差分探索は、レプリケートされた Active Directory 属性の変更のみを読み取ります。差分探索では、レプリケートされた属性が同時に変更される場合を除き、たとえば memberof 属性などの、レプリケートされない属性の変更は収集されません。

  • Active Directory セキュリティ グループ探索を使用していて、Active Directory 差分探索を有効にした場合、セキュリティ グループへの変更が検出されます。ただし、[新しい Active Directory コンテナ] ダイアログ ボックスで [グループを含める] オプションが選択されている場合でも、差分探索の処理中はこのオプションが無視されます。

  • 差分探索では、信頼の種類が外部に設定されている複数のフォレストにまたがる探索はサポートされません。ただし、フォレスト信頼は差分探索でサポートされます。

既定では、差分探索は Configuration Manager 2007 R3 で無効になっています。有効にした場合、既定では 5 分ごとに実行されます。差分探索の構成方法については、「Configuration Manager 2007 R3 の Active Directory 差分探索の構成方法」を参照してください。

参照:

タスク

Configuration Manager 2007 R3 の Active Directory 差分探索の構成方法

概念

Configuration Manager 2007 R3 の新機能

その他のリソース

Configuration Manager 内の探索

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.