Exchange ベースのサーバーのデータを回復する方法
適用対象: System Center Data Protection Manager 2010
DPM では、回復ウィザードによって Exchange Server メールボックスを回復することができます。ウィザードの [保護されるデータ] ウィンドウで Exchange Server データベースをクリックすると、そのデータベースに属するメールボックスが表示されます。
回復する Exchange Server データベースを選択すると、前回の高速完全バックアップが実行された日付が表示されます。[結果] ウィンドウには、エイリアスというメールボックス属性が表示されます。結果は、既定では表示名の順に分類されます。
注意
Exchange 記憶域グループまたは Exchange データベースを回復する場合、増分回復ポイントを指定すると、Exchange ログ ファイルも回復されます。
メールボックス情報 (選択した回復ポイントのデータベースに存在するメールボックスの数) は、回復グループの高速完全バックアップ スケジュールに基づいて更新されます。
Exchange メールボックスから削除した項目は、Outlook を使用して回復することもできます。この回復方法の詳細については、削除済みの項目を回復する方法に関するページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93406) (英語の可能性あり) を参照してください。
Exchange ベースのサーバーから保護されたデータを回復するには
DPM 管理者コンソールのナビゲーション バーで、[回復] をクリックします。
回復するデータを参照または検索して、[結果] ウィンドウでデータを選択します。
使用可能な回復ポイントが、回復ポイント セクションのカレンダーに太字で示されます。回復する回復ポイントの太字の日付を選択します。
[回復可能な項目] ウィンドウで、回復する項目をクリックして選択します。
[操作] ウィンドウで [回復] をクリックします。回復ウィザードが起動します。
回復する項目の選択を確認し、[次へ] をクリックします。
注意
回復するメールボックスのユーザーがアクティブなメールボックスを持っている場合は、そのメールボックスの以前のバージョンのみ回復できます。
実行する回復の種類を指定します。
Exchange Server 上の別のデータベースに回復する: このオプションは、使用可能な最近の回復ポイントを選択した場合のみ使用できます。
ネットワーク フォルダーにコピーする: [次へ] をクリックし、[宛先の指定] ダイアログ ボックスで [参照] をクリックして回復したデータの保存場所を選択します。[次へ] をクリックします。
テープにコピーする: 記憶域グループを DPM ライブラリ内のテープにコピーします。このオプションを選択した場合は、[次へ] をクリックし、[ライブラリの指定] 画面でライブラリの詳細とテープ オプションを選択してください。この画面では、データを圧縮または暗号化できます。
回復の種類を指定したら、[次へ] をクリックします。
回復オプションを指定します。
データベースを回復した後、データベースをマウントする: データベースをマウントしない場合は、このチェック ボックスをオフにしてください。
ネットワークの使用帯域幅の調整: ネットワークの使用帯域幅の調整を有効にする場合は、[変更] をクリックします。
通知: [この回復が完了したら電子メールを送信する] チェック ボックスをオンにし、受信者を指定します。電子メール アドレスはコンマで区切ります。
[次へ] をクリックします。
回復の設定を確認し、[回復] をクリックします。
注意
回復の実行中は、選択した回復する項目の同期ジョブは取り消されます。
DPM 管理シェルを使用して Microsoft Exchange ベースのサーバーの回復オプションを設定するには
Exchange ベースのサーバーの回復オプションを設定するには、次の構文を使用します。
New-RecoveryOption [-TargetServer] <String> [-RecoveryLocation] <RecoveryLocation> [-DPMLibrary <Library> ] [-RecoverToReplicaFromTape] [-SANRecovery] [-RestoreSecurity] -RecoveryType <RecoveryType> [-RollForwardRecovery] [-TargetLocation <String> ] -Exchange [-AlternateDatabase <String> ] [-AlternateStorageGroup <String> ] [-IsRecoveryStorageGroup] [-MountDatabaseAfterRestore] -ExchangeOperationType <ExchangeOperationType> [-MailboxDisplayName <String> ] [-DatabaseName <String> ] [-StorageGroupName <String> ] [-Verbose] [-Debug] [-ErrorAction <ActionPreference> ] [-ErrorVariable <String> ] [-OutVariable <String> ] [-OutBuffer <Int32> ]
詳細については、DPM 管理シェルで「Get-Help New-RecoveryOption -detailed」と入力してください。
技術情報については、DPM 管理シェルで「Get-Help New-RecoveryOption -full」と入力してください。
DPM 管理シェルを使用して Microsoft Exchange から保護されたデータを回復するには
ファイル サーバーのデータを回復するには、次の構文を使用します。
Recover-RecoverableItem [-RecoverableItem] <RecoverableObject[]> [-RecoveryOption] <RecoveryOptions> [-RecoveryPointLocation <RecoverySourceLocation[]> ] [-JobStateChangedEventHandler <JobStateChangedEventHandler> ] [-RecoveryNotification <Nullable`1> ] [-Verbose] [-Debug] [-ErrorAction <ActionPreference> ] [-ErrorVariable <String> ] [-OutVariable <String> ] [-OutBuffer <Int32> ]
詳細については、DPM 管理シェルで「Get-Help Recover-RecoverableItem -detailed」と入力してください。
技術情報については、DPM 管理シェルで「Get-Help Recover-RecoverableItem -full」と入力してください。