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VMM でホスト ネットワーク アダプターの設定を表示して論理ネットワークの設定との対応を向上させる方法

 

対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager、System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager

Virtual Machine Manager (VMM) および System Center 2012 Service Pack 1 (SP1) の System Center 2012 R2 では、論理スイッチから作成された仮想スイッチの構成を確認し、制御することができます。 そのような仮想スイッチを新しく作成するときは、論理スイッチに構成されている設定が適用されます。 ただし、仮想スイッチまたは論理スイッチの設定がその後で変更されると、仮想スイッチの設定が論理スイッチの設定に対応しなくなります。VMM では、仮想スイッチが非対応かどうかを確認し、これを対応状態に戻すための簡単な方法が用意されています。 仮想スイッチを対応状態に戻すことを、仮想スイッチの修復と呼びます。

ホスト ネットワーク アダプターの設定を表示し、論理スイッチの設定の対応状態を改善するには

  1. [ファブリック] ワークスペースを開きます。

  2. [ファブリック] ウィンドウで [ネットワーク] を展開し、[論理スイッチ] をクリックします。

  3. [ホーム] タブの [表示] グループで、[ホスト] をクリックします。

  4. [ホストの論理スイッチの情報] ウィンドウで、ネットワーク アダプターとスイッチの一覧を表示します。

  5. 一覧の項目を必要に応じて展開するか折りたたみ、追加の情報を表示する仮想スイッチをクリックします。

  6. [ネットワーク対応] 列で、対応状態を表示します。

    • [完全に対応] は、バーチャル マシン ホストの設定が VMM の構成と整合性があることを示しています。 たとえば、[完全に対応] の場合、ネットワーク サイトに含まれるすべての IP サブネットと VLAN がネットワーク アダプターに割り当てられています。

    • [部分的に対応] は、ホストの設定と VMM の構成の間に部分的な一致しかないことを示しています。

      結果ウィンドウの [論理ネットワークの情報] のセクションに、ネットワーク アダプターに割り当てられた IP サブネットと VLAN の一覧が表示されます。 アダプターが一部のみ対応している場合、[対応エラー] セクションで理由を確認できます。

    • [非対応] は、ホストの設定が VMM の構成にないことを示しています。 たとえば、[非対応] の場合、論理ネットワークに定義された IP サブネットおよび VLAN が、物理アダプターに 1 つも割り当てられていないことを示します。 アダプターが非対応の場合、[対応エラー] セクションで理由を確認できます。

    System_CAPS_ICON_tip.jpg ヒント

    対応情報に加え、割り当てられた IP アドレスやメディア アクセス制御 (MAC) アドレスなど、ネットワーク アダプターに関する詳細情報も確認できます。

  7. 非対応の仮想スイッチを対応状態に戻すには、仮想スイッチをクリックし、[ネットワーク対応] グループの [修復] をクリックします。 可能であれば、VMM が仮想スイッチの対応状態を修復します。

    フェールオーバー クラスタリングを使用する場合、必要に応じてクラスターのすべてのノードで仮想スイッチの対応状態を確認し、修復を実行します。

参照

VMM のネットワークの構成
VMM での VM ネットワークの構成の概要図
VMM の論理スイッチを適用してホストでネットワーク設定を構成する方法
VMM のポートとスイッチの構成の概要図