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Configuration Manager で Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルを作成する方法

 

適用対象: System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1

[!メモ]

このトピックの情報は、System Center 2012 R2 Configuration Manager のバージョンのみに適用されます。

会社のユーザーに電子メール設定を展開するために、System Center 2012 Configuration Manager で電子メールプロファイルを作成します。 これらの設定を展開することで、エンド ユーザーが Exchange ActiveSync を使用するデバイスのために企業ネットワークにある会社の電子メールに接続するときの手間をできるだけ省きます。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルを作成する手順

次の必須手順に従い、[Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザード] を使用して電子メール プロファイルを作成します。

System_CAPS_important重要

これらの手順を使用する前に、Microsoft Intune の電子メール プロファイル拡張機能がインストールされていることを確認します。 詳細については、「Configuration Manager の電子メール プロファイルの構成」をご覧ください。

手順

説明

説明

手順 1: Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザードを開始します。

[コンプライアンス設定] ノードの [資産とコンプライアンス] ワークスペースでウィザードを開始します。

このトピックの「手順 1: [Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザード] を開始します。」セクションを参照してください。

手順 2:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルに関する全般的な情報を提供します。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの名前と説明を提供します。

このトピックの「手順 2:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルに関する全般的な情報を提供します。」セクションを参照してください。

手順 3:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの Exchange ActiveSync 設定を構成します。

ホストの名前や電子メールのアカウント詳細など、デバイスが Exchange ActiveSync に接続するために使用する設定を構成します。

このトピックの「手順 3:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの Exchange ActiveSync 設定を構成します。」セクションを参照してください。

手順 4:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの同期設定を構成します。

同期する電子メールの日数や同期するコンテンツの種類など、同期設定を構成します。

このトピックの「手順 4:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの同期設定を構成します。」セクションを参照してください。

手順 5:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルでサポートされているプラットフォームを指定します。

サポートされるプラットフォームは、Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルをインストールするオペレーティング システムです。

このトピックの「手順 5:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルにサポートされているプラットフォームを指定します。」セクションを参照してください。

手順 6:ウィザードを完了します。

新しい Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルを作成するウィザードを完了します。

このトピックの「手順 6:ウィザードを完了します。」セクションを参照してください。

新しい Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルを作成するための補足手順

前の表の手順で補足手順が必要な場合は、次の情報を参考にしてください。

手順 1: [Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザード] を開始します。

次の手順に従って、Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザードを開始します。

[Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザード] を開始するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[資産とコンプライアンス] をクリックします。

  2. [資産とコンプライアンス] ワークスペースで、[コンプライアンス設定]、[会社リソースのアクセス] の順に展開してから、[電子メール プロファイル] をクリックします。

  3. [ホーム] タブの [作成] グループで、[Exchange ActiveSync プロファイルの作成] をクリックします。

手順 2:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルに関する全般的な情報を提供します。

次の手順に従って、Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルに関する全般情報を指定します。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルに関する全般的な情報を提供するには

  1. Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザードの [全般] ページで、次の情報を指定します。

    - **名前:**Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの一意の名前を入力します。 最大 256 文字を使用できます。
    
    - **説明 :**Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの概要と Configuration Manager コンソールでそれを識別するのに役立つその他の関連情報を提供します。 最大 256 文字を使用できます。
    

手順 3:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの Exchange ActiveSync 設定を構成します。

この手順を利用し、Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの Exchange ActiveSync 設定を構成します。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの Exchange ActiveSync 設定を構成するには

  1. Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザードの [Exchange ActiveSync] ページで、次の情報を指定します。

    - **Exchange ActiveSync ホスト:**Exchange ActiveSync サービスをホストする社内 Exchange サーバーのホスト名を指定します。
    
    - **アカウント名:**ユーザーのデバイスに表示する、電子メール アカウントの表示名を指定します。
    
    - **アカウントのユーザー名:**クライアント デバイスで電子メール アカウントのユーザー名を構成する方法を選択します。 ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択できます。
    
        - \[**ユーザー プリンシパル名**\] 完全ユーザー プリンシパル名を使用し、Exchange にログオンします。
    
        - **sAMAccountName**
    
        - \[**プライマリ SMTP アドレス**\] ユーザーのプライマリ SMTP アドレスを使用し、Exchange にログオンします。
    
    - **電子メール アドレス:**各クライアント デバイスでユーザーの電子メール アドレスを生成する方法を選択します。 ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択できます。
    
        - \[**プライマリ SMTP アドレス**\] ユーザーのプライマリ SMTP アドレスを使用し、Exchange にログオンします。
    
        - \[**ユーザー プリンシパル名**\] 電子メール アドレスとして完全ユーザー プリンシパル名を使用します。
    
    - **アカウント ドメイン:**次のいずれかのオプションを選択します。
    
        - **Active Directory から取得する**
    
        - **カスタム**
    
      このフィールドは、\[**sAMAccountName**\] が \[**アカウントのユーザー名**\] ドロップボックス リストで選択されている場合にのみ該当します。
    
    - **認証方法:**Exchange ActiveSync への接続の認証に使用する認証方法を次から 1 つ選択します。
    
        - \[**証明書**\] ID 証明書を Exchange ActiveSync 接続の認証に使用します。
    
        - \[**ユーザー名とパスワード**\] Exchange ActiveSync に接続するには、デバイス ユーザーはパスワードを入力する必要があります (ユーザー名は電子メール プロファイルの一部として構成されます)。
    
    - **ID 証明書:**\[**選択**\] をクリックし、ID として使用する証明書を選択します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>ID 証明書を選択する前に、それを Simple Certificate Enrollment Protocol (SCEP) の証明書プロファイルとして最初に構成する必要があります。 証明書プロファイルの詳細については、「<A href="dn261202(v=technet.10).md">Configuration Manager の証明書プロファイル</A>」を参照してください。</P>
    
    
      </div>
    
      このオプションは、\[**認証方法**\] の下で \[**証明書**\] を選択した場合にのみ利用できます。
    
    - \[**S/MIME を使用する**\] S/MIME 暗号化を使用して電子メールを送信します。 このオプションは iOS デバイスにのみ適用されます。
    
    - **暗号化証明書:**\[**選択**\] をクリックし、暗号化に使用する証明書を選択します。 このオプションは iOS デバイスにのみ適用されます。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>暗号化証明書を選択する前に、それを Simple Certificate Enrollment Protocol (SCEP) の証明書プロファイルとして最初に構成する必要があります。 証明書プロファイルの詳細については、「<A href="dn261202(v=technet.10).md">Configuration Manager の証明書プロファイル</A>」を参照してください。</P>
    
    
      </div>
    
      このオプションは、\[**S/MIME を使用する**\] を選択した場合にのみ利用できます。
    
    - **署名証明書:**\[**選択**\] をクリックし、署名に使用する証明書を選択します。 このオプションは iOS デバイスにのみ適用されます。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>署名証明書を選択する前に、それを Simple Certificate Enrollment Protocol (SCEP) の証明書プロファイルとして最初に構成する必要があります。 証明書プロファイルの詳細については、「<A href="dn261202(v=technet.10).md">Configuration Manager の証明書プロファイル</A>」を参照してください。</P>
    
    
      </div>
    
      このオプションは、\[**S/MIME を使用する**\] を選択した場合にのみ利用できます。
    

手順 4:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの同期設定を構成します。

次の手順に従って、Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルに関する全般情報を指定します。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの同期設定を構成するには

  1. Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザードの [同期設定の構成] ページで、次の情報を指定します。

    - **スケジュール:**デバイスが Exchange サーバーからデータを同期するスケジュールを選択します。 このオプションは Windows Phone デバイスにのみ適用できます。 次の中から選択します。
    
        - \[**未設定**\] 同期スケジュールは強制されません。 独自の同期スケジュールを構成できます。
    
        - \[**メッセージが到着したとき**\] 電子メールや予定表アイテムなどのデータが到着したとき、自動的に同期します。
    
        - \[**15 分**\] 電子メールや予定表アイテムなどのデータを 15 分おきに自動同期します。
    
        - \[**30 分**\] 電子メールや予定表アイテムなどのデータを 30 分おきに自動同期します。
    
        - \[**60 分**\] 電子メールや予定表アイテムなどのデータを 60 分おきに自動同期します。
    
        - \[**手動**\] デバイス ユーザーが同期を手動で開始する必要があります。
    
    - **同期する電子メールの日数:**ドロップダウン リストから、同期する電子メールの日数を選択します。 次のいずれかの値を選択します。
    
        - \[**未設定**\] 設定は強制されません。 デバイスに電子メールをダウンロードする程度を構成できます。
    
        - \[**無制限**\] 使用可能なすべての電子メールを同期します。
    
        - **1 日**
    
        - **3 日間**
    
        - **1 週間**
    
        - **2 週間**
    
        - **1 か月**
    
    - \[**他の電子メール アカウントにメッセージを移動することを許可する**\] デバイスで構成されている複数のアカウント間で電子メール メッセージを移動するには、このオプションを選択します。 このオプションは iOS デバイスにのみ適用されます。
    
    - \[**サードパーティ製のアプリケーションから電子メールの送信を許可する**\] 既定ではないサード パーティ製の電子メール アプリケーションからの電子メール送信を許可するには、このオプションを選択します。 このオプションは iOS デバイスにのみ適用されます。
    
    - \[**最近使用した電子メール アドレスを同期する**\] デバイスで最近使用された電子メール アドレスのリストを同期するには、このオプションを選択します。 このオプションは iOS デバイスにのみ適用されます。
    
    - \[**SSL の使用**\] 電子メールの送受信と Exchange Server との通信に Secure Sockets Layer (SSL) 通信を使用するには、このオプションを選択します。
    
    - **同期するコンテンツの種類:**デバイスに同期するコンテンツの種類を選択します。 このオプションは Windows Phone デバイスにのみ適用できます。 次の中から選択します。
    
        - **電子メール**
    
        - **連絡先**
    
        - **カレンダー**
    
        - **タスク**
    

手順 5:Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルにサポートされているプラットフォームを指定します。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルにサポートされているプラットフォームを指定するには、次の手順を使用します。

サポートされるプラットフォームは、Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルをインストールするオペレーティング システムです。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルでサポートされているプラットフォームを指定には

  1. Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルの作成ウィザードの [サポートされているプラットフォーム] ページで、電子メール プロファイルをインストールするオペレーティング システムを選択します。使用できるすべてのオペレーティング システムに電子メール プロファイルをインストールするには、[すべて選択] をクリックします。

手順 6:ウィザードを完了します。

ウィザードの [概要] ページで、実行される操作を確認してから、ウィザードを完了します。 新しい Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルは、[資産とコンプライアンス] ワークスペースの [電子メール プロファイル] ノードに表示されます。

Exchange ActiveSync 電子メール プロファイルを展開する方法については、「Configuration Manager で電子メール プロファイルを展開する方法」を参照してください。