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DPM 用の SQL Server データベースのセットアップ

 

DPM は、そのデータベース用に、次の SQL Server のローカル インスタンス (DPM サーバーにインストールされた) またはリモート インスタンスを使用できます。

  • ローカルの SQL サーバーのセットアップ —DPM 2012 R2 では、DPM のセットアップを実行する前に、DPM サーバー上に SQL Server をインストールする必要があります。 DPM 2012 または DPM 2012 SP1 では、DPM のセットアップを実行する前に、DPM サーバーに SQL Server をインストールすることもできます。また、DPM のインストール ファイルの一部として提供されている SQL Server 2008 R2 のインスタンスを使用することもできます。 このオプションを使用する場合は、DPM の設定前には何も設定する必要はありません。

  • リモート SQL Server のセットアップ —SQL Server のリモート インスタンスを使用する場合は、DPM のセットアップを開始する前に設定する必要があります。

ローカルの SQL サーバーのセットアップ

次のように、DPM サーバー上に、SQL Server 2012 の ローカル インスタンスをセットアップします。

  1. リモート コンピューターで SQL Server のセットアップを実行します。[セットアップ サポート ファイル] タブで、[インストール] をクリックします。

  2. [インストール] タブで、[SQL Server の新規スタンドアロン インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加します] をクリックします。

  3. [プロダクト キー] タブで、有効なライセンス キーを入力し、条項に同意します。

  4. [セットアップ サポート ルール] タブで、続行する前にすべてのエラーを修正します。

  5. [ロールの設定] タブで、[SQL Server 機能のインストール] をクリックします。

  6. [機能の選択] タブで、[データベース エンジン サービス] を選択します。[インスタンスの機能] で、[レポート サービス - ネイティブ] を選択します。

  7. [インストール ルール] タブで、ルールを確認します。

  8. [インスタンスの構成] タブで、DPM インスタンスの名前を指定します。 名前にアンダースコアまたはローカライズされた文字を使用しないでください。

  9. [必要なディスク領域] タブで、情報を確認します。

  10. [サーバー構成] タブの [サービス アカウント] で、SQL Server サービスを実行するドメイン アカウントを指定します。

    • SQL Server サービスの SQL Server エージェント、SQL Server データベース エンジン、SQL Server Reporting Services を実行するには、1 つの専用のドメイン ユーザー アカウントを使用することをお勧めします。

    • ドメイン ユーザー アカウントを作成するときには、最低限の特権を付与し、無期限の強力なパスワードを割り当て、簡単に識別できない名前を付与してください。 ウィザードの後半で、このアカウントを、ローカルの Administrators グループと、SQL Server の Sysadmin の固定サーバー ロールに追加します。

    • SQL のフルテキスト フィルター デーモン ランチャーを除くすべてのサービスは自動に設定する必要があります。

  11. [データベース エンジンの構成] タブで、Windows 認証モードの設定を受け入れます。[SQL Server の管理者の指定] で、DPM をインストールする際にリモート インスタンスへの接続に使用するユーザー アカウントを追加します。 独自のユーザー アカウントを追加するには、[現在のユーザー] をクリックします。 必要な場合は、アカウントを追加できます。

  12. ウィザードの残りの部分には既定の設定を使用して完了します。[インストールの準備完了] タブで、[インストール] をクリックします。

リモート SQL Server のセットアップ

SQL Server 2012 のリモート インスタンスを次のようにセットアップします。

  1. 必要な機能を持つ リモート SQL Server のセットアップ

  2. SQL Server の DPM のサポート ファイルのインストール

  3. DPM が SQL Server と通信できるようにするための ファイアウォール規則の設定

SQL Server のセットアップ

  1. リモート コンピューターで SQL Server のセットアップを実行します。[セットアップ サポート ファイル] タブで、[インストール] をクリックします。

  2. [インストール] タブで、[SQL Server の新規スタンドアロン インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加します] をクリックします。

  3. [プロダクト キー] タブで、有効なライセンス キーを入力し、条項に同意します。

  4. [セットアップ サポート ルール] タブで、続行する前にすべてのエラーを修正します。

  5. [ロールの設定] タブで、[SQL Server 機能のインストール] をクリックします。

  6. [機能の選択] タブで、[データベース エンジン サービス] を選択します。[インスタンスの機能] で、[レポート サービス - ネイティブ] を選択します。

  7. [インストール ルール] タブで、ルールを確認します。

  8. [インスタンスの構成] タブで、DPM インスタンスの名前を指定します。 名前にアンダースコアまたはローカライズされた文字を使用しないでください。

  9. [必要なディスク領域] タブで、情報を確認します。

  10. [サーバー構成] タブの [サービス アカウント] で、SQL Server サービスを実行するドメイン アカウントを指定します。

    • SQL Server サービスの SQL Server エージェント、SQL Server データベース エンジン、SQL Server Reporting Services を実行するには、1 つの専用のドメイン ユーザー アカウントを使用することをお勧めします。

    • ドメイン ユーザー アカウントを作成するときには、最低限の特権を付与し、無期限の強力なパスワードを割り当て、簡単に識別できない名前を付与してください。 ウィザードの後半で、このアカウントを、ローカルの Administrators グループと、SQL Server の Sysadmin の固定サーバー ロールに追加します。

    • SQL のフルテキスト フィルター デーモン ランチャーを除くすべてのサービスは自動に設定する必要があります。

  11. [データベース エンジンの構成] タブで、Windows 認証モードの設定を受け入れます。[SQL Server の管理者の指定] で、DPM をインストールする際にリモート インスタンスへの接続に使用するユーザー アカウントを追加します。 独自のユーザー アカウントを追加するには、[現在のユーザー] をクリックします。 必要な場合は、アカウントを追加できます。

  12. ウィザードの残りの部分には既定の設定を使用して完了します。[インストールの準備完了] タブで、[インストール] をクリックします。

DPM のサポート ファイルのインストール

リモートの SQL Server で、DPM のサポート ファイル (SQLprep) をインストールする必要があります。

  1. SQL Server コンピュータで、DPM の DVD を挿入して setup.exe を起動します。

  2. ウィザードに従って Microsoft Visual C++ 2012 再頒布可能パッケージをインストールします。 DPM のサポート ファイルが自動的にインストールされます。

ファイアウォール規則の設定

DPM は、TCP ポートを使用してリモートの SQL Server と通信します。これらのポートは、次のように、リモートの SQL Server 上の Windows ファイアウォールで開く必要があります。

  • SQL Server のインストールが完了したら、SQL Server の DPM インスタンスに対して、既定のエラー監査を使いパスワード ポリシー チェックを有効にする設定で、TCP/IP プロトコルが有効になっていることを確認してください。

  • SQL Server の DPM インスタンスの sqservr.exe の着信例外を構成し、ポート 80 で TCP を許可します。

  • レポート サーバーは、HTTP 要求について、ポート 80 で HTTP 要求をリッスンします。

  • リモートの SQL Server 上の RPC を有効にする必要があります。

  • データベース エンジンの既定のインスタンスは TCP ポート 1443 でリッスンします。 この設定は変更することができます。

  • SQL Server Browser サービスを使用して、既定の 1433 ポートでリッスンしないインスタンスに接続するには、UDP ポート 1434 が必要となります。

  • SQL Server の名前付きインスタンスは、既定で動的ポートを使用します。 この設定は変更することができます。

SQL Server エラー ログで、データベース エンジンによって使用されている現在のポート番号を確認できます。 エラー ログを表示するには、SQL Server Management Studio を使用して、名前付きインスタンスに接続します。 [‘any’ <ipv4> port_number] で、サーバーがリッスンしているエントリで [管理] – [SQL Server ログ] を選択して、現在のログを表示できます。 既定のポートの変更の詳細については、SQL Server TechNet ライブラリにある「データベース エンジンのアクセス用に Windows ファイアウォールを構成する」を参照してください。