SQL Reporting Services のカスタム レポート モデルの作成
適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
サンプルのレポート モデルは Microsoft System Center 2012 Configuration Manager に含まれていますが、それぞれの業務要件に適したレポート モデルを定義し、そのレポート モデルを Configuration Manager に展開して、新しいモデルベースのレポートの作成時に使用できます。 次の表に、基本レポート モデルを作成して展開するための手順を示します。
[!メモ]
詳細なレポート モデルを作成する手順については、このトピックの「SQL Server Reporting Services で詳細レポート モデルを作成する手順」セクションを参照してください。
手順 |
説明 |
説明 |
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SQL Server Business Intelligence Development Studio がインストールされていることを確認する |
レポート モデルの設計と作成には、SQL Server Business Intelligence Development Studio を使用します。 カスタム レポート モデルを作成するコンピューターに、SQL Server Business Intelligence Development Studio がインストールされていることを確認します。 |
SQL Server Business Intelligence Development Studio の詳細については、SQL Server 2008 のドキュメントを参照してください。 |
レポート モデル プロジェクトを作成する |
レポート モデル プロジェクトには、データ ソースの定義 (.ds ファイル)、データ ソース ビューの定義 (.dsv ファイル)、およびレポート モデル (.smdl ファイル) が含まれます。 |
詳細については、このトピックの「レポート モデル プロジェクトを作成するには」セクションを参照してください。 |
レポート モデルのデータ ソースを定義する |
レポート モデル プロジェクトを作成したら、ビジネス データの抽出元のデータ ソースを定義する必要があります。 通常は、Configuration Manager サイト データベースを指定します。 |
詳細については、このトピックの「レポート モデル用のデータ ソースを定義するには」セクションを参照してください。 |
レポート モデルのデータ ソース ビューを定義する |
レポート モデル プロジェクトで使用するデータ ソースを定義したら、次の手順で、プロジェクトのデータ ソース ビューを定義します。 データ ソース ビューは、1 つまたは複数のデータ ソースを基にした論理データ モデルです。 データ ソース ビューは、テーブルやビューなど、基盤となるデータ ソースに含まれる物理オブジェクトへのアクセスをカプセル化します。 SQL Server Reporting Services は、レポート モデルをデータ ソース ビューから生成します。 データ ソース ビューにより、指定したデータが分かりやすく表示されるため、モデルの設計プロセスが容易になります。 データ ソース ビュー内では、基盤となるデータ ソースを変更することなく、テーブルおよびフィールドの名前を変更したり、集計フィールドや派生テーブルを追加したりできます。 効率的なモデルを作成するには、使用するテーブルのみをデータ ソース ビューに追加します。 |
詳細については、このトピックの「レポート モデル用のデータ ソース ビューを定義するには」セクションを参照してください。 |
レポート モデルを作成する |
レポート モデルはデータベースの最上部に位置するレイヤーであり、ビジネスのエンティティ、フィールドおよび役割を定義します。 モデルが公開されると、レポート ビルダーを使用してレポートを作成できるようになります。その際、データベース構造やクエリに関する知識は不要で、クエリを作成する必要もありません。 モデルは、フレンドリ名でグループ化されている一連の関連レポート項目で構成されており、これらのビジネス項目間の関係や計算が定義されています。 モデルは、セマンティック モデル定義言語 (SMDL) と呼ばれる XML 言語を使用して定義されます。 レポート モデルのファイル名拡張子は .smdl です。 |
詳細については、このトピックの「レポート モデルを作成するには」セクションを参照してください。 |
レポート モデルを発行する |
作成したモデルを使用してレポートを構築するには、このモデルをレポート サーバーにパブリッシュする必要があります。 公開時には、データ ソースおよびデータ ソース ビューがモデルに含まれます。 |
詳細については、このトピックの「SQL Reporting Services 用にレポート モデルを公開するには」セクションを参照してください。 |
レポート モデルを Configuration Manager に展開する |
レポートの作成ウィザードで、カスタム レポート モデルを使用してモデル ベースのレポートを作成するには、先に Configuration Manager にレポート モデルを展開しておく必要があります。 |
詳細については、このトピックの「カスタム レポート モデルを Configuration Manager に展開するには」セクションを参照してください。 |
SQL Server Reporting Services で基本レポート モデルを作成する手順
以下の手順に従って、サイト内のユーザーが System Center 2012 Configuration Manager データベースの単一のビューのデータに基づいて、特定のモデルベースのレポートを作成する際に使用できる基本レポート モデルを作成できます。 サイト内のクライアント コンピューターに関する情報をレポートの作成者に示す、レポート モデルを作成します。 この情報は、System Center 2012 Configuration Manager データベースの [v_R_System] ビューから取得します。
これらの手順を実行するコンピューターに SQL Server Business Intelligence Development がインストールされていること、また、このコンピューターからネットワーク接続を介してレポート サービス ポイント サーバーにアクセスできることを確認します。 SQL Server Business Intelligence Development Studio の詳細については、SQL Server 2008 のドキュメントを参照してください。
レポート モデル プロジェクトを作成するには
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デスクトップで、[スタート]、[Microsoft SQL Server 2008]、[SQL Server Business Intelligence Development Studio] の順にクリックします。
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[SQL Server Business Intelligence Development Studio] を Microsoft Visual Studio で開いてから、[ファイル]、[新規作成]、[プロジェクト] の順にクリックします。
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[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [テンプレート] リストで [レポート モデル プロジェクト] を選択します。
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[名前] ボックスに、このレポート モデルの名前を指定します。 この例では、「Simple_Model」と入力します。
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レポート モデル プロジェクトを作成するには、[OK] をクリックします。
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Simple_Model ソリューションが [ソリューション エクスプローラー] に表示されます。
[!メモ]
[ソリューション エクスプローラー] ウィンドウが表示されない場合は、[表示]、[ソリューション エクスプローラー] の順にクリックします。
レポート モデル用のデータ ソースを定義するには
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SQL Server Business Intelligence Development Studio の [ソリューション エクスプローラー] ウィンドウで [データ ソース] を右クリックし、[新しいデータ ソースの追加] を選択します。
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[データ ソース ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
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[接続の定義方法を選択します] ページで [既存の接続または新しい接続に基づいてデータ ソースを作成する] が選択されていることを確認し、[新規作成] をクリックします。
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[接続マネージャー] ダイアログ ボックスで、データ ソースの次の接続プロパティを指定します。
- **サーバー名**:System Center 2012 Configuration Manager サイト データベース サーバーの名前を入力するか、一覧から選択します。 既定のインスタンスではなく、名前が付けられたインスタンスを使用している場合、\<*データベース サーバー*\>\\\<*インスタンス名*\> の形式で入力します。 - \[Windows 認証を使用する\] を選択します。 - **\[データベース名の選択または入力\]** の一覧で、Configuration Manager サイト データベースの名前を選択します。
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データベース接続が正常に確立されたことを確認するには、[接続テスト] をクリックします。
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接続が正常に確立されたら、[OK] をクリックして [接続マネージャー] ダイアログ ボックスを閉じます。 接続が正常に確立されない場合は、入力した情報が正しいことを確認して、[接続テスト] を再度クリックします。
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[接続の定義方法を選択します] ページで、[既存の接続または新しい接続に基づいてデータ ソースを作成する] が選択されていて、直前に指定したデータ ソースが [データ接続] ボックスで選択された状態になっていることを確認し、[次へ] をクリックします。
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[データ ソース名] にデータ ソースの名前を指定し、[完了] をクリックします。 この例では、「Simple_Model」と入力します。
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これで、[ソリューション エクスプローラー] の [データ ソース] ノードの下に、データ ソース Simple_Model.ds が表示されます。
[!メモ]
既存のデータ ソースのプロパティを編集するには、[ソリューション エクスプローラー] ウィンドウの [データ ソース] フォルダーでデータ ソースをダブルクリックし、データ ソースのプロパティをデータ ソース デザイナーに表示します。
レポート モデル用のデータ ソース ビューを定義するには
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[ソリューション エクスプローラー] で [データ ソース ビュー] を右クリックし、[新しいデータ ソース ビューの追加] を選択します。
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[データ ソース ビュー ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。 [データ ソースの選択] ページが表示されます。
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[リレーショナル データ ソース] ウィンドウで、[Simple_Model] データ ソースが選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
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[テーブルとビューの選択] ページの [使用可能なオブジェクト] リストで、レポート モデルで使用するビュー [v_R_System (dbo)] を選択します。
ヒント [使用可能なオブジェクト] リストでビューを見つけやすいように、リスト上部の見出しで [名前] をクリックして、オブジェクトをアルファベット順に並べ替えます。
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ビューを選択した後、> をクリックして、オブジェクトを [含まれるオブジェクト] リストに移動します。
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[名前の一致] ページが表示された場合、既定値をそのまま使用し、[次へ] をクリックします。
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必要なオブジェクトを選択したら、[次へ] をクリックして、データ ソース ビューの名前を指定します。 この例では、「Simple_Model」と入力します。
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[完了] をクリックします。Simple_Model.dsv データ ソース ビューが、[ソリューション エクスプローラー] の [データ ソース ビュー] フォルダーに表示されます。
レポート モデルを作成するには
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[ソリューション エクスプローラー] で [レポート モデル] を右クリックし、[新しいレポート モデルの追加] を選択します。
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[レポート モデル ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
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[データ ソース ビューの選択] ページの [使用可能なデータ ソース ビュー] リストでデータ ソース ビューを選択し、[次へ] をクリックします。 この例では、[Simple_Model.dsv] を選択します。
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[レポート モデル生成ルールの選択] ページで既定値をそのまま使用し、[次へ] をクリックします。
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[モデルの統計の収集] ページで [生成の前にモデルの統計を更新する] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
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[ウィザードの完了] ページで、レポート モデルの名前を指定します。 この例では、「Simple_Model」と表示されていることを確認します。
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ウィザードを完了してレポート モデルを作成するには、[実行] をクリックします。
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ウィザードを終了するには、[完了] をクリックします。 レポート モデルがデザイン ウィンドウに表示されます。
SQL Reporting Services 用にレポート モデルを公開するには
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[ソリューション エクスプローラー] で、レポート モデルを右クリックして、[展開] を選択します。 この例では、「Simple_Model」というレポート モデルを使用します。
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[SQL Server Business Intelligence Development Studio] ウィンドウの左下隅で展開ステータスを確認します。 展開が完了したら、[配置正常終了] と表示されます。 展開に失敗すると、[出力] ウィンドウに失敗の原因が表示されます。 これで新しいレポート モデルが SQL Server Reporting Services の Web サイトから使用可能になります。
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[ファイル]、[すべて保存] の順にクリックして、SQL Server Business Intelligence Development Studio を閉じます。
カスタム レポート モデルを Configuration Manager に展開するには
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レポート モデル プロジェクトを作成したフォルダーを検索します。 例: %USERPROFILE%\Documents\Visual Studio 2008\Projects\<プロジェクト名>。
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レポート モデル プロジェクト ファルダから次のファイルを、コンピューター上の一時ファルダにコピーします。
- *\<モデル名\>***.dsv** - *\<モデル名\>***.smdl**
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メモ帳などのテキスト エディターを使用して前のファイルを開きます。
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<モデル名>.dsv というファイルで、次のように記述された最初の行を見つけます。
<DataSourceView xmlns="https://schemas.microsoft.com/analysisservices/2003/engine">
この行を次のように編集します。
<DataSourceView xmlns="https://schemas.microsoft.com/analysisservices/2003/engine" xmlns:xsi="RelationalDataSourceView">
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ファイルの内容をすべてを Windows クリップボードにコピーします。
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ファイル <モデル名>.dsv を閉じます。
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<モデル名>.smdl というファイルで、次のように記述された最後の 3 行を見つけます。
</Entity>
</Entities>
</SemanticModel>
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ファイル <モデル名>.dsv の内容を、ファイルの最後の行 (<SemanticModel>) の直前に貼り付けます。
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ファイル <モデル名>.smdl を保存して閉じます。
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ファイル <モデル名>.smdl を、Configuration Manager サイト サーバー上のフォルダー %programfiles%\Microsoft Configuration Manager \AdminConsole\XmlStorage\Other にコピーします。
重要 レポート モデル ファイルを Configuration Manager サイト サーバーにコピーした後で、Configuration Manager コンソールをいったん終了して再起動しなければ、レポートの作成ウィザードでレポート モデルを使用することはできません。
SQL Server Reporting Services で詳細レポート モデルを作成する手順
以下の手順に従って、サイト内のユーザーが System Center 2012 Configuration Manager データベースの複数のビューのデータに基づいて、特定のモデルベースのレポートを作成する際に使用できる詳細レポート モデルを作成できます。 クライアント コンピューターとそれらのコンピューターにインストールされているオペレーティング システムに関する情報をレポート作成者に示す、レポート モデルを作成します。 この情報は、System Center 2012 Configuration Manager データベースの次のビューから取得します。
V_R_System:検出されたコンピューターと System Center 2012 Configuration Manager クライアントに関する情報が含まれています。
V_GS_OPERATING_SYSTEM:クライアント コンピューターにインストールされているオペレーティング システムに関する情報が含まれています。
前述のビューから選択した項目は 1 つのリストにまとめられ、フレンドリ名が与えられ、その後、特定のレポートに含めることができるようにレポート ビルダーでレポートの作成者に表示されます。
これらの手順を実行するコンピューターに SQL Server Business Intelligence Development がインストールされていること、また、このコンピューターからネットワーク接続を介してレポート サービス ポイント サーバーにアクセスできることを確認します。 SQL Server Business Intelligence Development Studio の詳細については、SQL Server のドキュメントを参照してください。
レポート モデル プロジェクトを作成するには
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デスクトップで、[スタート]、[Microsoft SQL Server 2008]、[SQL Server Business Intelligence Development Studio] の順にクリックします。
-
[SQL Server Business Intelligence Development Studio] を Microsoft Visual Studio で開いてから、[ファイル]、[新規作成]、[プロジェクト] の順にクリックします。
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[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [テンプレート] リストで [レポート モデル プロジェクト] を選択します。
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[名前] ボックスに、このレポート モデルの名前を指定します。 この例では、「Advanced_Model」と入力します。
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レポート モデル プロジェクトを作成するには、[OK] をクリックします。
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Advanced_Model ソリューションが [ソリューション エクスプローラー] に表示されます。
[!メモ]
[ソリューション エクスプローラー] ウィンドウが表示されない場合は、[表示]、[ソリューション エクスプローラー] の順にクリックします。
レポート モデル用のデータ ソースを定義するには
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SQL Server Business Intelligence Development Studio の [ソリューション エクスプローラー] ウィンドウで [データ ソース] を右クリックし、[新しいデータ ソースの追加] を選択します。
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[データ ソース ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
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[接続の定義方法を選択します] ページで [既存の接続または新しい接続に基づいてデータ ソースを作成する] が選択されていることを確認し、[新規作成] をクリックします。
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[接続マネージャー] ダイアログ ボックスで、データ ソースの次の接続プロパティを指定します。
- **サーバー名**:System Center 2012 Configuration Manager サイト データベース サーバーの名前を入力するか、一覧から選択します。 既定のインスタンスではなく、名前が付けられたインスタンスを使用している場合、\<*データベース サーバー*\>\\\<*インスタンス名*\> の形式で入力します。 - \[Windows 認証を使用する\] を選択します。 - **\[データベース名の選択または入力\]** の一覧で、System Center 2012 Configuration Manager サイト データベースの名前を選択します。
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データベース接続が正常に確立されたことを確認するには、[接続テスト] をクリックします。
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接続が正常に確立されたら、[OK] をクリックして [接続マネージャー] ダイアログ ボックスを閉じます。 接続が正常に確立されない場合は、入力した情報が正しいことを確認して、[接続テスト] を再度クリックします。
-
[接続の定義方法を選択します] ページで、[既存の接続または新しい接続に基づいてデータ ソースを作成する] が選択されていて、直前に指定したデータ ソースが [データ接続] リスト ボックスで選択された状態になっていることを確認し、[次へ] をクリックします。
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[データ ソース名] にデータ ソースの名前を指定し、[完了] をクリックします。 この例では、「Advanced_Model」と入力します。
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これで、[ソリューション エクスプローラー] の [データ ソース] ノードの下に、データ ソース Advanced_Model.ds が表示されます。
[!メモ]
既存のデータ ソースのプロパティを編集するには、[ソリューション エクスプローラー] ウィンドウの [データ ソース] フォルダーでデータ ソースをダブルクリックし、データ ソースのプロパティをデータ ソース デザイナーに表示します。
レポート モデル用のデータ ソース ビューを定義するには
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[ソリューション エクスプローラー] で [データ ソース ビュー] を右クリックし、[新しいデータ ソース ビューの追加] を選択します。
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[データ ソース ビュー ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。 [データ ソースの選択] ページが表示されます。
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[リレーショナル データ ソース] ウィンドウで、[Advanced_Model] データ ソースが選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
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[テーブルとビューの選択] ページの [使用可能なオブジェクト] リストで、レポート モデルで使用する以下のビューを選択します。
- **v\_R\_System (dbo)** - **v\_GS\_OPERATING\_SYSTEM (dbo)**
各ビューを選択した後、> をクリックして、オブジェクトを [含まれるオブジェクト] リストに移動します。
ヒント [使用可能なオブジェクト] リストでビューを見つけやすいように、リスト上部の見出しで [名前] をクリックして、オブジェクトをアルファベット順に並べ替えます。
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[名前の一致] ダイアログ ボックスが表示された場合、既定値をそのまま使用し、[次へ] をクリックします。
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必要なオブジェクトを選択したら、[次へ] をクリックして、データ ソース ビューの名前を指定します。 この例では、「Advanced_Model」と入力します。
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[完了] をクリックします。Advanced_Model.dsv データ ソース ビューが、[ソリューション エクスプローラー] の [データ ソース ビュー] フォルダーに表示されます。
データ ソース ビュー内の各関係を定義するには
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[ソリューション エクスプローラー] で Advanced_Model.dsv をダブルクリックして、デザイン ウィンドウを開きます。
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[v_R_System] ウィンドウのタイトル バーを右クリックし、[テーブルの置き換え] を選択してから、[新しい名前付きクエリの使用] をクリックします。
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[名前付きクエリの作成] ダイアログ ボックスで、[テーブルの追加] アイコンをクリックします (通常は、リボンの最後のアイコン)。
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[テーブルの追加] ダイアログ ボックスで [ビュー] タブをクリックして、一覧から [V_GS_OPERATING_SYSTEM] を選択し、[追加] をクリックします。
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[閉じる] をクリックして [テーブルの追加] ダイアログ ボックスを閉じます。
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[名前付きクエリの作成] ダイアログ ボックスで、次の項目を指定します。
- **名前:**クエリの名前を指定します。 この例では、「**Advanced\_Model**」と入力します。 - **説明 :**クエリの説明を指定します。 この例では、「**Reporting Services レポート モデルの例**」という説明を入力します。
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[v_R_System] ウィンドウで、オブジェクトの一覧からレポート モデルに表示する以下の項目を選択します。
- **ResourceID** - **ResourceType** - **Active0** - **AD\_Domain\_Name0** - **AD\_SiteName0** - **Client0** - **Client\_Type0** - **Client\_Version0** - **CPUType0** - **Hardware\_ID0** - **User\_Domain0** - **User\_Name0** - **Netbios\_Name0** - **Operating\_System\_Name\_and0**
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[v_GS_OPERATING_SYSTEM] ボックスで、オブジェクトの一覧からレポート モデルに表示する以下の項目を選択します。
- **ResourceID** - **Caption0** - **CountryCode0** - **CSDVersion0** - **Description0** - **InstallDate0** - **LastBootUpTime0** - **Locale0** - **Manufacturer0** - **Version0** - **WindowsDirectory0**
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これらのビューのオブジェクトを 1 つのリストとしてレポート作成者に表示するには、結合を使用して、2 つのリストまたはビューの関係を指定する必要があります。 両方のビューに表示されるオブジェクトの ResourceID を使って、2 つのビューを結合することができます。
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[v_R_System] ウィンドウで、ResourceID オブジェクトをクリックしたまま [v_GS_OPERATING_SYSTEM] ウィンドウの ResourceID オブジェクトにドラッグします。
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[OK] をクリックします。
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[v_R_System] ウィンドウから [Advanced_Model] ウィンドウに切り替わり、このウィンドウに v_R_System および v_GS_OPERATING_SYSTEM ビューのレポート モデルに必要なオブジェクトがすべて含まれます。 これでデータ ソース ビュー デザイナーから [v_GS_OPERATING_SYSTEM] ウィンドウを削除することができます。[v_GS_OPERATING_SYSTEM] ウィンドウのタイトル バーを右クリックして、[DSV からテーブルを削除] を選択します。[オブジェクトの削除] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックして削除を確定します。
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[ファイル] をクリックして、[すべて保存] をクリックします。
レポート モデルを作成するには
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[ソリューション エクスプローラー] で [レポート モデル] を右クリックし、[新しいレポート モデルの追加] を選択します。
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[レポート モデル ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
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[データ ソース ビューの選択] ページの [使用可能なデータ ソース ビュー] リストでデータ ソース ビューを選択し、[次へ] をクリックします。 この例では、[Simple_Model.dsv] を選択します。
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[レポート モデル生成ルールの選択] ページで既定値をそのまま使用し、[次へ] をクリックします。
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[モデルの統計の収集] ページで [生成の前にモデルの統計を更新する] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
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[ウィザードの完了] ページで、レポート モデルの名前を指定します。 この例では、「Advanced_Model」と表示されていることを確認します。
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ウィザードを完了してレポート モデルを作成するには、[実行] をクリックします。
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ウィザードを終了するには、[完了] をクリックします。
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レポート モデルがデザイン ウィンドウに表示されます。
レポート モデルのオブジェクト名を変更するには
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[ソリューション エクスプローラー] で、レポート モデルを右クリックして、[ビュー デザイナー] を選択します。 この例では、[Advanced_Model.smdl] を選択します。
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レポート モデル デザイン ビューで、オブジェクト名を右クリックして、[名前の変更] をクリックします。
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選択したオブジェクトの新しい名前を入力して、Enter キーを押します。 たとえば、オブジェクトを Windows Service Pack のバージョンが分かるように、オブジェクトを "CSD_Version_0" という名前に変更することができます。
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オブジェクトの名前の変更が完了したら、[ファイル] をクリックして [すべて保存] をクリックします。
SQL Reporting Services 用にレポート モデルを公開するには
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[ソリューション エクスプローラー] で、Advanced_Model.smdl を右クリックして、[展開] を選択します。
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[SQL Server Business Intelligence Development Studio] ウィンドウの左下隅で展開ステータスを確認します。 展開が完了したら、[配置正常終了] と表示されます。 展開に失敗すると、[出力] ウィンドウに失敗の原因が表示されます。 これで新しいレポート モデルが SQL Server Reporting Services の Web サイトから使用可能になります。
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[ファイル]、[すべて保存] の順にクリックして、SQL Server Business Intelligence Development Studio を閉じます。
カスタム レポート モデルを Configuration Manager に展開するには
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レポート モデル プロジェクトを作成したフォルダーを検索します。 例: %USERPROFILE%\Documents\Visual Studio 2008\Projects\<プロジェクト名>。
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レポート モデル プロジェクト ファルダから次のファイルを、コンピューター上の一時ファルダにコピーします。
- *\<モデル名\>***.dsv** - *\<モデル名\>***.smdl**
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メモ帳などのテキスト エディターを使用して前のファイルを開きます。
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<モデル名>.dsv というファイルで、次のように記述された最初の行を見つけます。
<DataSourceView xmlns="https://schemas.microsoft.com/analysisservices/2003/engine">
この行を次のように編集します。
<DataSourceView xmlns="https://schemas.microsoft.com/analysisservices/2003/engine" xmlns:xsi="RelationalDataSourceView">
-
ファイルの内容をすべてを Windows クリップボードにコピーします。
-
ファイル <モデル名>.dsv を閉じます。
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<モデル名>.smdl というファイルで、次のように記述された最後の 3 行を見つけます。
</Entity>
</Entities>
</SemanticModel>
-
ファイル <モデル名>.dsv の内容を、ファイルの最後の行 (<SemanticModel>) の直前に貼り付けます。
-
ファイル <モデル名>.smdl を保存して閉じます。
-
ファイル <モデル名>.smdl を、Configuration Manager サイト サーバー上のフォルダー %programfiles%\Microsoft Configuration Manager\AdminConsole\XmlStorage\Other にコピーします。
重要 レポート モデル ファイルを Configuration Manager サイト サーバーにコピーした後で、Configuration Manager コンソールをいったん終了して再起動しなければ、レポートの作成ウィザードでレポート モデルを使用することはできません。