証明書のプロパティを点検する方法
公開日: 2016年7月
対象: System Center 2012 SP1 - Service Manager、System Center 2012 R2 Service Manager、System Center 2012 - Service Manager
セルフサービス ポータル で使用する証明書のプロパティを点検するには、 System Center 2012 – Service Managerで次の手順に従います。 確認するポイントは、 セルフサービス ポータル に使用する URL が証明書の名前と一致していることと、その証明書を発行した証明機関 (CA) が信頼できる CA かどうかです。 これらの情報が正しければ、 セルフサービス ポータル に URL を指定した際に証明書の警告メッセージが表示されたり、ブラウザーに空白の枠が表示されたりすることはありません。 この例では、コンピューターは Woodgrove National Bank 内にあります。 コンピューターの完全修飾ドメイン名 (FQDN) は "portal.woodgrove.com" です。 証明書を発行した CA は "woodgroveCA" です。 次の図の [発行先] と [発行者] のフィールドにこれらの名前が表示されています。
.jpeg "証明書のプロパティの検証")
証明書のプロパティを表示するには、証明書スナップインを Microsoft 管理コンソール (MMC) に追加します。 証明書を点検する際は、[発行先] フィールドの値が SharePoint Web サイト サーバーへのアクセスに使用する URLであることと、[発行先] の値がブラウザーから Web コンテンツ サーバーへの接続時に使用する URL と一致していることを確認します。 [発行者] フィールドの値は証明書を発行した CA を表わしますが、信頼できるルートの CA であることを確認する必要があります。
また、証明書の拇印についても、次の手順で確認できます。
証明書のプロパティを点検するには
証明書を確認するコンピューターに管理者特権でログオンします。
[ スタート] をクリックして、[ プログラムとファイルの検索 ] に「 mmc」と入力します
[ コンソール 1 ] ウィンドウの [ ファイル] をクリックし、[ スナップインの追加と削除] をクリックします。
[ スナップインの追加と削除] で [ 証明書] をクリックし、[ 追加] をクリックします。
[ 証明書スナップイン ] で [ コンピューター アカウント] をクリックし、[ 次へ] をクリックします。
[ コンピューターの選択] で [ ローカル コンピューター ] が選択されていることを確認し、[ 完了] をクリックします。
[ スナップインの追加と削除] で [ OK] をクリックします。
[ コンソール 1 ] ウィンドウで [ 証明書 (ローカル コンピューター)]、[ 個人] の順に展開して、[ 証明書] をクリックします。
[ 発行先 ] ウィンドウで、 セルフサービス ポータルに使用する証明書をダブルクリックします。 [ 発行先 ] と [ 発行者 ] のフィールドの値が正しいことを確認します。
**[OK]**をクリックします。
[ コンソール 1 ] ウィンドウで [ 信頼されたルート証明機関] を展開し、[ 証明書] をクリックします。
[ 発行先 ] ウィンドウの一覧に、証明書を発行した CA が表示されていることを確認します。
証明書の拇印を確認するには
まだ証明書スナップインを作成していない場合は、手順 1 ～ 8 の操作を行います。
[ 発行先 ] ウィンドウで、確認する証明書をダブルクリックします。
[ 証明書 ] ダイアログ ボックスの [ 詳細] をクリックします。
[ 表示 ] ボックスの一覧で、[ プロパティのみ] をクリックします。
拇印をコピーして、使用する証明書を特定するときに使います。
[ OK ] をクリックして、[ 証明書 ]ダイアログ ボックスを閉じます。