App Controller におけるデプロイのチェックリスト
対象: System Center 2012 - App Controller、System Center 2012 SP1 - App Controller、System Center 2012 R2 App Controller
App Controller のインストール方法および使用方法は単純明快ですが、 注意事項の確認は常に必要です。些細な点でも適切に対処しておかないと問題に発展する可能性があります。 注意事項に関する説明は本書中の各所に記載されていますが、ここでは、こうした注意点をチェックリスト形式にまとめました。 このチェックリストを参考に進行具合を確認し、問題の起こりやすいポイントの確認を怠らないよう心がけてください。
App Controller におけるデプロイのチェックリスト
App Controller のインストール時および構成時の注意点は以下のとおりです。
App Controller のインストール前に、VMM でプライベート クラウドを 1 つ以上構成し、ユーザー ロールによりクラウドの管理を委任し、ユーザー ロールごとに書き込み可能なファイル共有を 1 つずつ指定しておく必要があります。
App Controller で Windows Azure の機能を使用するには、Windows Azure サブスクリプションを少なくとも 1 つ取得し、そのサブスクリプションの GUID を書き留めておいてください。また、管理証明書を作成しておく必要があります。
インストール中にユーザー権限が不足することがないように、App Controller のインストールを行うユーザー アカウントに対し、データベースに対するデータベース所有者 (DBO) のアクセス権限を割り当てておく必要があります。
有効な Secure Sockets Layer (SSL) 証明書を App Controller サーバーにインポートしておく必要があります。 評価目的で、App Controller のセットアップ中に自己署名証明書を作成できます。
App Controller の管理を担うユーザー アカウントには、VMM の管理者権限も割り当てる必要があります。
App Controller を使用して VMM サービスをデプロイまたは更新するには、事前に VMM でサービス テンプレートを作成しておく必要があります。
App Controller におけるメンテナンスのチェックリスト
運用環境で App Controller を使用する際の注意点は以下のとおりです。
App Controller が完全にインストールおよび構成された後で、App Controller のデータベースとデータベース暗号化キーのバックアップを作成してください。
App Controller サービスの実行に使用されるアカウントを変更するには、App Controller をアンインストールしてから再インストールする必要があります。
SSL 証明書の有効期限が切れた場合、App Controller で追加の構成を行う必要なく、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 管理コンソールを使用して証明書を交換できます。
ネットワーク ファイル共有を作成し、この共有と VMM クラウド ライブラリとの間でファイルをコピーする場合は、App Controller マシン アカウントをファイル共有のアクセス許可リストに追加する必要があります。
参照
System Center 2012 - App Controller のシステム要件
App Controller のインストール
App Controller の構成
App Controller のアンインストール