System Center 2012 - Service Manager の展開時に発生する問題のトラブルシューティング
適用対象: System Center 2012 SP1 - Service Manager,System Center 2012 R2 Service Manager,System Center 2012 - Service Manager
System Center 2012 – Service Manager のインストール中に、インストール ログ ファイルが作成されます。Service Manager の起動後は、さまざまなイベントが Windows イベント ログに記録されます。 また、データ ウェアハウス ジョブのトラブルシューティングに役立つ Windows PowerShell コマンドもあります。 詳細については、『Administrator's Guide for System Center 2012 – Service Manager (System Center 2012 - Service Manager 管理者ガイド)』の「Troubleshoot Data Warehouse Jobs (データ ウェアハウス ジョブのトラブルシューティング) を参照してください。
インストール ログ ファイル
SCSMInstall.log というログ ファイルに、インストールの進行状況が記録されます。 インストールで問題が発生したときに、このログ ファイルを参考にしてください。 このファイルは、%temp% フォルダーにあります。 インストールのトラブルシューティングを行うには、このログ ファイルを開き、Return Value 3 という行を見つけます。 この行より上に、特定の段階で問題が発生したことが記録されていないか確認してください。
イベント ログ
Service Manager のイベント ログは、イベント ビューアーの アプリケーションとサービス ログ フォルダーの Microsoft フォルダーにある Operations Manager に一覧表示されます。
データベースの作成エラー
セットアップで Service Manager データベースまたはデータ ウェアハウス データベースを構成する際に、各データベースのディスク領域を割り当てるオプションがあります。 このディスク領域の既定の設定は 2,000 メガバイト (MB) (2 ギガバイト (GB)) です。 データベース用のディスク領域を指定すると、Service Manager によってさらにファイル グループとログ ファイル用のディスク領域が確保されます。 このファイル グループとログ ファイル用のディスク領域が、データベースのディスク領域と同じくらい必要になる場合があります。
空きディスク領域が不足している場合は、カスタム アクションの "_CreateDatabase" の実行中にエラーが発生したことを知らせるメッセージが表示され、 セットアップによる変更が確定する前にインストールが中断されます。Service Manager のセットアップ ログには、次のメッセージが記録されます。
Additional Error Description : MODIFY FILE encountered operating system error 112(There is not enough space on the disk.) while attempting to expand the physical file
その場合は、空きディスク領域を増やすか、Service Manager で割り当てるデータベース用のディスク領域を減らしてから、インストールし直す必要があります。 実環境環境以外に Service Manager をインストールする場合は、データベース用のディスク領域を 500 MB まで減らすことができます。
展開のトラブルシューティングに関するトピック
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データ ウェアハウスのジョブのトラブルシューティングを行う方法を説明します。