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保護されたデータの回復

 

適用対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager,System Center Data Protection Manager 2010,System Center 2012 R2 Data Protection Manager

データの損失は組織にとって困ったことです。System Center 2012 – Data Protection Manager (DPM) は、バックアップされたデータを回復する機能を提供することでこのような損失を軽減できます。 データの回復を有効にするため、DPM はユーザーが保護グループのポリシーで指定した設定に従って、保護されたデータの回復ポイント (以前のバージョン) を作成します。 回復ポイントはスナップショットとも呼ばれ、DPM サーバーに格納されているレプリカの特定時点でのコピーを指します。 レプリカは、保護されたコンピューター上の 1 つのボリュームの保護された共有、フォルダー、およびファイルの特定時点での完全なコピーです。 データの保護を開始すると、データの最初の完全なレプリカが割り当てられたレプリカ ボリュームにコピーされます。

回復ポイントを参照して、保護されたデータの以前のバージョンを検索、選択、および回復することができます。DPM には、回復する必要のあるデータを見つけるのに役立つ検索および参照機能があります。 データが見つかったら、見つかったバージョンを回復することも、使用可能なすべてのバージョンを一覧表示して、特定のバージョンを選択して回復することもできます。 クライアント コンピューターやサーバーのデータ、ファイル、アプリケーション、または SQL Server、SharePoint、Hyper-V、Exchange などのワークロードなど、DPM を使用して保護している任意のワークロードからデータを回復できます。

データの検索からバージョンの選択、回復ジョブまたは回復コレクション (複数ジョブ) の開始まで、わずか数分で行うことができます。 ジョブの完了には、回復するデータのサイズによって、数十秒から数時間かかります。 回復ジョブの状態は、監視タスク領域で確認できます。