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Service Management Automation

 

適用対象: Windows Azure Pack for Windows Server,System Center 2012 R2 Orchestrator

概要

サービス管理オートメーション は、Windows Server 用 Windows Azure Pack 用の IT プロセス自動化ソリューションです。 これによって、Windows Azure Pack 環境内におけるリソースの作成、監視、展開の自動化を実現できます。

他の自動化ツールとの比較

次の表は、Orchestrator を他の Microsoft 自動化ツールの Service Management Automation および Microsoft Azure Automation と比較したものです。

自動化ツール

主な機能

リソースへのアクセス

Runbook

Orchestrator

Orchestrator はすべてのオンプレミス リソースの自動化を目的としています。 Service Management Automation および Azure Automation とは異なる Runbook エンジンが使用されます。

Orchestrator Runbook はオンプレミスおよびプライベート クラウド内のリソースにアクセスできます。 また、Windows Azure Integration Pack for Orchestrator を使用して Azure 内のリソースにアクセスできます。

Orchestrator Runbook は、Azure コマンドレットを使用して Azure Automation を管理するか、Service Management Automation の PowerShell モジュールを使用して Service Management Automation を管理できます。

Orchestrator は Runbook を作成するためのグラフィカル インターフェイスを備えているため、スクリプトを作成する必要はありません。 Runbook は、Orchestrator 専用に記述された統合パックに含まれている活動で構成されます。.NET スクリプトの実行活動を使用して、PowerShell を実行し、統合パックに含まれていない機能を実行することもできます。

サービス管理オートメーション

Service Management Automation は、Windows Azure パックのコンポーネントとしてデータ センターにローカルでインストールされ、プライベート クラウドの管理タスクを自動化することを目的としています。

SMA の Runbook は、一般に System Center と Windows Azure パックのコマンドレットを使用して、WAP コンポーネントにアクセスすると同時に、データ センター内の任意のリソースにアクセスできます。 また、ハイブリッド シナリオのパブリック クラウド内のコンポーネントを管理するために、Azure コマンドレットを含めることができます。

SMA Runbook は Orchestrator PowerShell モジュールから Orchestrator にアクセスでき、Azure PowerShell モジュールから Azure Automation にアクセスできます。

Service Management Automation と Azure Automation では、Windows PowerShell ワークフローに基づく同一の Runbook 形式が使用されます。 Azure Automation の Runbook では主に Azure のコマンドレットを使用してパブリック クラウドのリソースにアクセスするのに対し、SMA の Runbook では通常、System Center および Windows Azure パックのコマンドレットを使用して WAP コンポーネントにアクセスします。

Azure Automation

Azure Automation の Runbook は、Azure パブリック クラウドで実行され、Azure 関連の管理タスクを自動化することを目的としています。

Azure Automation の Runbook は、パブリック クラウドからアクセスできないデータ センター内のリソースにはアクセスできません。 また、Orchestrator または SMA の Runbook にアクセスする方法もありません。

Azure Automation の Runbook は、Windows PowerShell ワークフローからアクセスできる任意の外部リソースにアクセスできます。

サービス管理オートメーション のトピック