[アーティクル]
04/02/2016

Configuration Manager でのアプリケーションの展開方法

適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1

Microsoft System Center 2012 Configuration Manager でアプリケーションを展開する前に、アプリケーションに少なくとも 1 つの展開を作成する必要があります。アプリケーションと展開の種類の作成の詳細については、「Configuration Manager でのアプリケーションの作成方法」を参照してください。

重要
必要なアプリケーションは展開 (インストールとアンインストール) できますが、パッケージやソフトウェア更新プログラムは展開できません。ユーザーがアプリケーションカタログから要求する使用可能なアプリケーションは、モバイルデバイスにはサポートされません。モバイルデバイスも、シミュレーションされた展開をサポートしません。さらに、モバイルデバイスは、ソフトウェアの展開ウィザードの、ユーザー側の表示と操作とスケジュール設定をサポートしません。

必要なアプリケーションは展開 (インストールとアンインストール) できますが、パッケージやソフトウェア更新プログラムは展開できません。ユーザーがアプリケーションカタログから要求する使用可能なアプリケーションは、モバイルデバイスにはサポートされません。モバイルデバイスも、シミュレーションされた展開をサポートしません。

さらに、モバイルデバイスは、ソフトウェアの展開ウィザードの、ユーザー側の表示と操作とスケジュール設定をサポートしません。

アプリケーションを展開するには

Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェアライブラリ] をクリックします。
[ソフトウェアライブラリ] ワークスペースで [アプリケーション管理] を展開し、[アプリケーション] をクリックします。
[アプリケーション] 一覧で、展開するアプリケーションを選択します。 [ホーム] タブの [展開] グループで、[展開] をクリックします。

[ソフトウェアの展開ウィザード] の [全般] ページで、次の情報を指定します。

- \[**ソフトウェア**\] – 展開するアプリケーションを表示します。 \[**参照**\] をクリックすると、別のアプリケーションを選択して展開することができます。

- \[**コレクション**\] – \[**参照**\] をクリックして、アプリケーションを展開するコレクションを選択します。

- \[**このコレクションに関連付けられている既定の配布ポイント グループを使用する**\] – 規定の配布ポイント グループにコレクションのアプリケーション コンテンツを保存するときは、このオプションを選択します。 選択したコレクションが配布ポイント グループと関連付けられていない場合は、このオプションは使用できません。

- \[**依存している項目のコンテンツを自動的に配布する**\] – このオプションが有効で、アプリケーションの展開の種類に依存している関係が含まれていると、依存アプリケーションのコンテンツも配布ポイントに送信されます。

  <div class="alert">

  <table>
  <colgroup>
  <col style="width: 100%" />
  </colgroup>
  <thead>
  <tr class="header">
  <th><img src="images/Hh221353.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-important(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_important" alt="System_CAPS_important" />重要</th>
  </tr>
  </thead>
  <tbody>
  <tr class="odd">
  <td><p>プライマリ アプリケーションの展開後に依存アプリケーションを更新しても、依存している項目に新しいコンテンツは自動的に配布されません。</p></td>
  </tr>
  </tbody>
  </table>

  </div>

- \[**コメント (オプション)**\] – 必要に応じて、展開の説明を入力します。

[次へ] をクリックします。
ウィザードの [コンテンツ] ページで、[追加] をクリックして、展開に関連付けられたコンテンツを配布ポイントまたは配布ポイントグループに追加します。ウィザードの [全般] ページにある [このコレクションに関連付けられている既定の配布ポイントを使用する] を選択していると、このオプションが自動的に入力されます。このオプションを変更できるのは、アプリケーション管理者のセキュリティロールのメンバーのみです。
[次へ] をクリックします。

[ソフトウェアの展開ウィザード] の [展開設定] ページで、次の情報を指定します。

- \[**操作**\] – ドロップダウン リストから、展開の目的がアプリケーションの \[**インストール**\] であるのか \[**アンインストール**\] であるのかを選択します。

  <div class="alert">


  > [!メモ]
  > <P>アプリケーションがデバイスに 2 回展開され、[<STRONG>インストール</STRONG>] の操作が 1 回、[<STRONG>アンインストール</STRONG>] の操作が 1 回の場合、[<STRONG>インストール</STRONG>] 操作を伴うアプリケーションの展開が優先されます。</P>


  </div>

  <div class="alert">


  > [!メモ]
  > <P>展開の操作は、作成後には変更できません。</P>


  </div>

- \[**目的**\] – ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。

    - \[**利用可能**\] - アプリケーションがユーザーに展開された場合は、ユーザーはアプリケーション カタログで発行されたアプリケーションを見て、必要に応じて要求することができます。 アプリケーションがデバイスに展開された場合は、ユーザーはソフトウェア センターでそれを見て、必要に応じてインストールすることができます。

    - \[**必須**\] - アプリケーションは、構成されたスケジュールに従って自動的に展開されます。 ただし、ユーザーはアプリケーションの展開ステータスを (非表示にされていなければ) 追跡して、ソフトウェア センターを使用してアプリケーションを期限前にインストールすることができます。

      <div class="alert">


      > [!メモ]
      > <P>展開操作が [<STRONG>アンインストール</STRONG>] に設定されていると、展開目的に [<STRONG>必須</STRONG>] が自動的に設定され、変更できません。</P>


      </div>

- \[**ユーザーのログインに関係なくスケジュールに従って自動的に展開する**\] – ユーザーに展開する場合は、このオプションを選択して、アプリケーションをユーザーのプライマリ デバイスに展開します。 この設定では、展開が実行される前にユーザーがログオンする必要はありません。 インストールを完了するためにユーザーの入力が必要な場合は、このオプションを選択しないでください。 このオプションは、展開目的が \[**必須**\] の場合のみ使用できます。

  <div class="alert">


  > [!メモ]
  > <P>System&nbsp;Center&nbsp;2012 Configuration&nbsp;Manager SP1 では、このオプションの名前は [<STRONG>ユーザーのプライマリ デバイスにソフトウェアを事前に展開する</STRONG>] です。</P>


  </div>

- \[**ウェイクアップ パケットを送信する**\] – 展開目的に \[**必須**\] が設定されていて、このオプションが選択されていると、インストールの期限時間にスリープ状態のコンピューターをウェイクするために、展開のインストール前にコンピューターにウェイクアップ パケットが送信されます。 このオプションを使用する前に、コンピューターおよびネットワークを Wake On Lan 用に構成する必要があります。

- System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降:

  \[**インストールの期限後、クライアントが従量制のインターネット接続を使用してコンテンツをダウンロードできるようにする (追加料金が生じる可能性があります)**\] - このオプションは、目的が \[**必須**\] の展開でのみ使用できます。

- \[**ユーザーがこのアプリケーションを要求した場合に管理者の承認を必要とする**\] – このオプションが選択されていると、アプリケーションがインストールされる前に、管理者がユーザーの要求を承認する必要があります。 展開目的が \[**必須**\] である場合、またはアプリケーションがデバイス コレクションに展開される場合は、このオプションは使用できません。

  <div class="alert">


  > [!メモ]
  > <P>アプリケーション承認要求は、[<STRONG>ソフトウェア ライブラリ</STRONG>] ワークスペースの [<STRONG>アプリケーション管理</STRONG>] の下にある [<STRONG>承認要求</STRONG>] ノードに表示されます。 承認要求は、45 日以内に承認されなければ削除されます。 また、Configuration Manager クライアントを再インストールすると、保留承認要求が取り消される可能性があります。</P>


  </div>

- \[**このアプリケーションの置き換えられるバージョンを自動的にアップグレードする**\] – このオプションが選択されていると、アプリケーションの置き換えられるバージョンは、優先されるアプリケーションでアップグレードされます。

[次へ] をクリックします。
[ソフトウェアの展開ウィザード] の [スケジュール] ページで、アプリケーションが展開され、クライアントデバイスで使用できるようになるタイミングを構成します。

[!メモ]

このページのオプションは、展開操作が [利用可能] または [必須] のどちらに設定されているかによって変わります。
展開するアプリケーションが他のアプリケーションを置き換える場合は、ユーザーが新しいアプリケーションを受信するタイミングに、インストールの期限を構成できます。構成には、[置き換えられるアプリケーションがインストールされているユーザーまたはデバイスをアップグレードするための、インストールの期限] 設定を使用します。
[次へ] をクリックします。
[ソフトウェアの展開ウィザード] の [ユーザー側の表示と操作] ページで、アプリケーションのインストールでユーザーが対話する情報を指定します。

Configuration Manager SP1 のみ:書き込みフィルターを有効にした Windows Embedded デバイスにアプリケーションを展開する場合、一時的なオーバーレイにアプリケーションをインストールし、後で変更をコミットすること、またはインストールの期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットすることに指定できます。インストールの期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットする場合は、再起動が必要になります。再起動すると、デバイスに変更が保持されます。

[!メモ]

アプリケーションを Windows Embedded デバイスに展開する場合、デバイスが、メンテナンス期間が構成されたコレクションのメンバーであることを確認します。 Windows Embedded デバイスにアプリケーションを展開する場合にメンテナンス期間を使用する方法の詳細については、「Configuration Manager でのアプリケーション管理の概要」トピックを参照してください。

[!メモ]

展開目的に [利用可能] が設定されていると、[ソフトウェアのインストール] オプションと [システムの再起動 (インストールの完了に必要な場合)] オプションは使用されません。アプリケーションがインストールされるときにユーザーに表示される通知のレベルを構成することもできます。
[次へ] をクリックします。
[ソフトウェアの展開ウィザード] の [アラート] ページで、Configuration Manager と System Center Operations Manager が、展開のアラートをどのように生成するかを構成することができます。アラートをレポートするしきい値を構成したり、展開中のレポートをオフにすることができます。
[次へ] をクリックします。
[ソフトウェアの展開ウィザード] の [概要] ページで、この展開で実行される操作を確認してから、[次へ] をクリックしてウィザードを完了します。
新しい展開は、[監視] ワークスペースの [展開] ノードにある [展開] 一覧に表示されます。アプリケーションの詳細ペインの [展開] タブから、展開のプロパティを編集したり、展開を削除したりすることができます。

アプリケーションの展開を削除するには

Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェアライブラリ] をクリックします。
[ソフトウェアライブラリ] ワークスペースで [アプリケーション管理] を展開し、[アプリケーション] をクリックします。
[アプリケーション] 一覧で、展開で削除するアプリケーションを選択します。
[<アプリケーション名>] 一覧の [展開] タブで、削除するアプリケーションの展開を選択します。 [展開] タブの [展開] グループで、[削除] をクリックします。

アプリケーションの展開を削除しても、既にインストールされているアプリケーションのインスタンスは削除されません。アプリケーションを削除するには、コンピューターに対して [アンインストール] 操作をともなうアプリケーションを展開する必要があります。アプリケーションの展開を削除したり、展開しているコレクションからリソースを削除すると、そのアプリケーションはソフトウェアセンターやアプリケーションカタログから見えなくなります。

参照

Configuration Manager のアプリケーション管理の操作とメンテナンス

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Configuration Manager でのアプリケーションの展開方法

アプリケーションを展開するには

アプリケーションの展開を削除するには

参照

その他のリソース