.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレート
公開日: 2016年7月
対象: System Center 2012 R2 Operations Manager、System Center 2012 - Operations Manager、System Center 2012 SP1 - Operations Manager
System Center 2012 - Operations Manager の [.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] (APM) テンプレートでは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) でホストしている .NET アプリケーションをサーバー側とクライアント側の視点から監視して、アプリケーションのパフォーマンスや信頼性に関する情報を取得し、インシデントの発生原因を突き止めることができます。 (System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスも監視できます)。 収集するイベントの種類、測定するパフォーマンス目標、監視するサーバーの設定を指定すると、.NET アプリケーション パフォーマンスの監視を使ってアプリケーションの実行状況を特定できます。 たとえば、問題の発生頻度、問題発生時のサーバーのパフォーマンス、要求処理の遅延や例外が発生するメソッドに関連したイベントの連鎖などを確認できます。 これらは、ソフトウェア開発者とデータベース管理者が協力し合いながらアプリケーションのパフォーマンスと信頼性を改善する上で必要不可欠な情報です。
このテンプレートを使用して、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 にホストされているアプリケーションや Web サービスを監視できます。 1 つ以上のアプリケーションまたは IIS 7.0 管理パックによって検出されたサービスを選択して、パフォーマンス イベントと例外イベントの監視を構成できます。 アプリケーションと Web サービスを監視するには、Windows Server 2008 インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 管理パックがインストールされている必要があります。
System Center 2012 SP1 では、このテンプレートを使用して、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 8.0 にホストされているアプリケーションや Web サービスを監視できます。 1 つ以上のアプリケーションまたは IIS 8.0 管理パックによって検出されたサービスを選択して、パフォーマンス イベントと例外イベントの監視を構成できます。 アプリケーションと Web サービスを監視するには、Windows Server 2012 インターネット インフォメーション サービス (IIS) 8.0 管理パックがインストールされている必要があります。
詳細については、「.NET アプリケーションの監視を開始する前に」をご覧ください。
監視プロセス
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートによる監視
監視データの表示
ウィザードのオプション
サーバー側の構成
サーバー側の監視の詳細設定
サーバー側のカスタマイズ
サーバー側の設定の変更
トランザクションのプロパティ: ASP.NET Web ページの追加
トランザクションのプロパティ: ASP.NET Web サービスの追加
トランザクションのプロパティ: ASP.NET MVC ページの追加
トランザクションのプロパティ: WCF メソッドの追加
トランザクションのプロパティ: 関数の追加
クライアント側の構成
クライアント側の監視の詳細設定
クライアント側の監視を有効にする
クライアント側の設定の変更
概要
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートの作成と変更
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視モニターと収集されたデータの表示
監視プロセス
[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートは、Web ベースのアプリケーションを監視する場合に使用します。 該当するシナリオには次のような監視プロセスがあります。
サーバー側の監視: 1 階層または多層 Web アプリケーション
アプリケーションの中には、常時実行しなければならないものがあります。[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートを使用すると、これらのアプリケーションの動作が安定していて、例外が発生しておらず、サービス レベル アグリーメント (SLA) を満たしているかどうかなど、インストール先のコンピューターで正常に動作していることを確認できます。
クライアント側の監視: ブラウザーのパフォーマンスと信頼性
顧客が高品質な Web エクスペリエンスを有していることを確認します。 その場合は、サーバー側だけでなく、クライアント側も監視できる新しいテンプレートを作成するか、既存のテンプレートを編集して、顧客側のブラウザーの操作状況を測定します。
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートによる監視
[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートは、既定で次の監視を行うように構成されています。[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートの [詳細構成] ページで、モニターを有効化、無効化または変更できます。
モニターの説明 | 既定の値 |
---|---|
監視対象の要求当たりの例外イベント発生率 | 有効、しきい値 = 15%、間隔 = 5 分 |
監視対象の要求当たりのパフォーマンス イベント発生率 | 有効、しきい値 = 20%、間隔 = 5 分 |
平均要求時間 | 有効、しきい値 = 10,000 ミリ秒、間隔 = 5 分 |
監視データの表示
[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートによって収集されたすべてのデータは、[監視] ナビゲーション ウィンドウの [アプリケーション監視] フォルダー内の [.NET 監視] フォルダーに表示されます。[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートを使用して作成するアプリケーション グループごとに、テンプレートは [.NET 監視] の下にフォルダーを作成します。[アプリケーション監視] フォルダーには、既定のビューとサブフォルダーがあり、その中にアプリケーション グループの各アプリケーション コンポーネントに関連するヘルス状態、パフォーマンス ビュー、アラートが格納されています。 最上位にあるアプリケーション グループの状態ビューを使うと、各コンポーネントのヘルスと、有効に設定されている監視構成を表示できます。 各オブジェクトの状態には、最も悪いヘルス状態にある監視対象オブジェクトの状態が表示されるため、実行中のモニターの最も悪い状態を一目で確認できます。 一部のコンポーネントがエラー付きで表示され、他のコンポーネントは正常な場合は、その特定のコンポーネントで資格情報の問題などが発生している可能性があります。 すべてのコンポーネントが異常な状態を示している場合は、ネットワークの接続の問題など、インフラストラクチャの問題が発生している可能性があります。
アプリケーション監視フォルダー
各モニターの状態を表示するには、各コンポーネントのヘルス エクスプローラーを開きます。 異常な状態を示しているモニターを見れば、アプリケーションの問題の原因を突き止めることができます。 詳細については、「Monitoring .NET Applications (.NET アプリケーションの監視)」を参照してください。
ウィザードのオプション
[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートを実行する場合は、以下の表に示すオプションに値を指定する必要があります。 各表は、ウィザードのページごとのオプションです。
全般プロパティ
ウィザードの [全般プロパティ] ページでは、次のオプションを指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
名前 | 作成するテンプレートとアプリケーション グループのわかりやすい名前を入力します。 この名前は、オペレーション コンソールに表示され、[.NET 監視] フォルダーの下のフォルダー名に使用されます。 Note: 名前を付けてテンプレートを保存した後にテンプレートの名前を編集することはできません。名前を変更するには、そのテンプレートをいったん削除して、作成し直す必要があります。 |
説明 | アプリケーション グループの説明を入力します (オプション) |
目的の管理パックの選択 | テンプレートで作成されたビューや構成を保存する管理パックを選択します。 新しい管理パックにはアプリケーション グループと同じ名前を付けます。同じ名前にすると、対応するもの同士を簡単に見つけられます。 既存の管理パックを使用することも、新しい管理パックを作成することもできます。 管理パックの詳細については、「Selecting a Management Pack File (管理パック ファイルの選択 )」を参照してください。 |
監視対象
ウィザードの [監視対象] ページでは、次のオプションを指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
アプリケーション コンポーネント、追加 | 監視するアプリケーション コンポーネントを検索、追加、削除できます。 [追加] をクリックすると、Web アプリケーションとサービスを監視するかどうかを選択できる [オブジェクトの検索] ページが開きます。System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスも監視できます。 Note: System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスの監視を開始する前に、Windows サービス テンプレートを使用して Windows サービスを構成する必要があります。 これを実行すると、.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートは、実行されている Windows サービスを検出できます。 詳細については、「Windows サービス テンプレート」を参照してください。 |
環境 | アプリケーションを監視する環境を、[なし]、[運用]、[ステージング]、[テスト]、[開発]、[新規] の中から選択します。 通常は、監視するサーバー グループと同じ環境タグを選択します。 このタグはアプリケーション グループ名とコンポーネント名に追加されます。これにより、アプリケーション診断と Application Advisor のイベント データを区別することができます。 環境タグを使用することで、同じアプリケーションを複数の異なる段階の仮想アプリケーションとして監視できます。 Note: 環境タグを選択してテンプレートを保存した後にタグを編集することはできません。タグを変更するには、そのテンプレートをいったん削除して、作成し直す必要があります。 |
対象グループ | 監視するサーバーを選択します。 これはオプションです。 同じアプリケーションを運用やステージングなどの複数の環境で実行しており、それぞれの環境でテンプレートを複数回実行しようとしている場合にのみ、対象グループのスコープが必要になります。 このシナリオでは、運用環境に所属しているマシンとステージング環境に所属しているマシンをグループ分けしてから、対象グループを使用して、構成を反映させる対象を制限します。 また、グループを使って、構成をサーバーのサブセットに適用することもできます。 それ以外の状況で、特定のアプリケーションのすべてのインスタンスを監視するだけであれば、対象グループのスコープを指定する必要はありません。 |
オブジェクトの検索
次のオプションは、ウィザードの [オブジェクトの検索] ページで使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
検索 | Web アプリケーションとサービスを選択します。System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスを選択することもできます。 Note: System Center 2012 SP1 では、Windows サービスの監視を開始する前に、Windows サービス テンプレートを使用して Windows サービスを構成する必要があります。 これを実行すると、.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートは、実行されている Windows サービスを検出できます。 詳細については、「Windows サービス テンプレート」を参照してください。 |
名前の一部でフィルター処理 (オプション) | 選択する Web アプリケーションとサービスの名前の一部を入力します。System Center 2012 SP1 のみ: 選択する Windows サービスの名前の一部を入力することもできます。 |
利用可能な項目 | 監視に利用できる Windows Web アプリケーションとサービスが表示されます。System Center 2012 SP1 のみ: 監視に利用できる Windows サービスも表示されます。 |
選択したオブジェクト | 監視対象に選択したアプリケーション コンポーネントを表示します。 |
サーバー側の構成
ウィザードの [サーバー側の構成] ページでは、次のオプションを指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
パフォーマンス イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループのパフォーマンス イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
例外イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループの例外イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | ユーザー トランザクションが超えるとパフォーマンス イベントを生成する、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 |
詳細設定 | 感度 (高速関数のコレクションを制限)、名前空間 (カスタム アプリケーションからデータを収集する場所を定義)、メソッド (監視を開始する特定の関数)、カスタム例外ハンドラー (重大な例外を定義) などの詳細構成を設定し、コンポーネントのヘルス状態に影響するモニターの構成をカスタマイズします。 |
サーバー側とクライアント側の監視用に、その他の構成オプションを有効にする | その他のオプションを指定して、個々のアプリケーション コンポーネントの監視とクライアント側の監視をカスタマイズします。 |
サーバー側の監視の詳細設定
ウィザードの [サーバー側の構成] ページの **[詳細設定]**では、次のオプションを指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
パフォーマンス イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループのパフォーマンス イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
例外イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループの例外イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | 要求が時間内に処理されなければパフォーマンス イベントを発生させる、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
名前空間の設定 | パフォーマンス イベントとパフォーマンスのしきい値違反の測定を開始する名前空間とクラスを指定し、既定でエントリ ポイントとして使用する名前空間を定義します。 詳細については、「名前空間を追加して有効および無効にする方法」をご覧ください。 |
メソッドの設定 | 特定のメソッドを対象に、パラメーターや変数など、コール スタックのどのレベルまでの詳細情報を収集するかを指定します。 詳細については、「追加、編集、および削除の方法をする方法」をご覧ください。 |
セキュリティのアラート | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、アプリケーション グループで発生したセキュリティー アラートの例外としてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
接続アラート | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、アプリケーション グループで発生した接続アラートの例外としてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
アプリケーション エラーのアラート | アプリケーション グループのアプリケーション エラーまたはコード エラーとして例外をアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 このオプションは既定でオフに設定されています。これは、通常開発チームしか解決できないコード エラーによって発生したアラートのノイズを減らすためです。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
重大な例外のみ | 特定の例外をアプリケーション パフォーマンス監視エージェントで例外と見なすかどうか、およびイベントを作成するかどうかを指定します。 重大な例外ハンドラーの一覧に含まれている例外が発生した場合のみ、イベントが作成されます。 詳細については、「重大な例外を定義するのに例外ハンドラーの使用」をご覧ください。 |
すべての例外 | すべての例外をアプリケーション パフォーマンス監視エージェントで例外と見なすかどうか、および監視対象の名前空間とクラスで例外が検出されたときにイベントを作成するかどうかを指定します。 |
例外の追跡 | 例外パラメーターや例外変数を追跡する名前空間またはクラスを追加し、名前空間またはクラスによって追跡された各例外の追加情報を収集する場合は、このオプションを選択します。 詳細については、「追加、編集、および例外の追跡を削除する方法」をご覧ください。 |
重大な例外 | 例外ハンドラーの一覧に項目を追加する場合は、このオプションを選択します。 アプリケーションによって追跡された重大な例外をキャッチする例外ハンドラーを定義します。 詳細については、「重大な例外を定義するのに例外ハンドラーの使用」をご覧ください。 |
モニター: 例外イベント/秒がしきい値を超える | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒がしきい値を超える | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間がしきい値を超える | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
対象グループ | 監視するサーバーを選択します。 これはオプションです。 同じアプリケーションを運用やステージングなどの複数の環境で実行しており、それぞれの環境でテンプレートを複数回実行しようとしている場合にのみ、対象グループのスコープが必要になります。 このシナリオでは、運用環境に所属しているマシンとステージング環境に所属しているマシンをグループ分けしてから、対象グループを使用して、構成を反映させる対象を制限します。 また、グループを使って、構成をサーバーのサブセットに適用することもできます。 それ以外の状況で、特定のアプリケーションのすべてのインスタンスを監視するだけであれば、対象グループのスコープを指定する必要はありません。 |
サーバー側のカスタマイズ
System Center 2012 SP1 では、次のオプションをウィザードの [サーバー側のカスタマイズ] ページで指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
コンポーネント | 個々のアプリケーション コンポーネントの監視設定をカスタマイズするコンポーネントを選択できます。 |
カスタマイズ | 選択したアプリケーション コンポーネントの設定を変更できます。 このオプションをクリックすると、[設定の変更] ページが開きます。 このページの設定オプションは、[サーバー側の監視の詳細設定] ページとほとんど同じですが、このページではさらに、ASP.NET Web ページ、ASP.NET Web サービス、またはアセンブリ内の個々の関数ごとにトランザクションの監視を作成できます。 これについては、後述の「トランザクションのプロパティ: ASP.NET Web ページの追加」セクションで説明します。 Note: 名前空間、例外の追跡、重大な例外については、コンポーネント レベルではなくアプリケーション グループ レベルでしか設定できないため、これらのオプション ボタンは使用できません。System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスの監視を構成する場合は、これらの設定をカスタマイズできます。 |
設定の変更ページ | アプリケーション コンポーネントの設定をカスタマイズしたり、アプリケーション コンポーネント内の特定の Web ページ、Web メソッドまたは関数の監視を指定したりします。 |
サーバー側の設定の変更
ウィザードの [サーバー側の設定の変更] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
パフォーマンス イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループのパフォーマンス イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
例外イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループの例外イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | 要求が時間内に処理されなければパフォーマンス イベントを発生させる、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
メソッドの設定 | 特定のメソッドを対象に、パラメーターや変数など、コール スタックのどのレベルまでの詳細情報を収集するかを指定します。 詳細については、「追加、編集、および削除の方法をする方法」をご覧ください。 |
セキュリティのアラート | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、アプリケーション コンポーネントで発生したセキュリティー アラートの例外としてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
接続アラート | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、アプリケーション コンポーネントで発生した接続アラートの例外としてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
アプリケーション エラーのアラート | アプリケーション コンポーネントのアプリケーション エラーまたはコード エラーとして例外をアラート処理する機能をオンまたはオフにします。 このオプションは既定でオフに設定されています。これは、通常開発チームしか解決できないコード エラーによって発生したアラートのノイズを減らすためです。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
重大な例外のみ | 特定の例外をアプリケーション パフォーマンス監視エージェントで例外と見なすかどうか、およびイベントを作成するかどうかを指定します。 重大な例外ハンドラーの一覧に含まれている例外が発生した場合のみ、イベントが作成されます。 詳細については、「重大な例外を定義するのに例外ハンドラーの使用」をご覧ください。 |
すべての例外 | すべての例外をアプリケーション パフォーマンス監視エージェントで例外と見なすかどうか、および監視対象の名前空間とクラスで例外が検出されたときにイベントを作成するかどうかを指定します。 |
モニター: 例外イベント/秒がしきい値を超える | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒がしきい値を超える | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間がしきい値を超える | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
トランザクション: 追加 | ASP.NET Web ページ、ASP.NET Web サービス、および関数のトランザクションを追加します。 後述の表を参照してください。 |
対象グループ | 監視するサーバーを選択します。 これはオプションです。 同じアプリケーションを運用やステージングなどの複数の環境で実行しており、それぞれの環境でテンプレートを複数回実行しようとしている場合にのみ、対象グループのスコープが必要になります。 このシナリオでは、運用環境に所属しているマシンとステージング環境に所属しているマシンをグループ分けしてから、対象グループを使用して、構成を反映させる対象を制限します。 また、グループを使って、構成をサーバーのサブセットに適用することもできます。 それ以外の状況で、特定のアプリケーションのすべてのインスタンスを監視するだけであれば、対象グループのスコープを指定する必要はありません。 |
[!メモ]
名前空間、例外の追跡、重大な例外については、コンポーネント レベルではなくアプリケーション グループ レベルでしか設定できないため、これらのオプション ボタンは使用できません。System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスの監視を構成する場合は、これらの設定をカスタマイズできます。
監視できるアプリケーションの種類とサーバー側のトランザクション
アプリケーションの種類ごとに、監視対象として複数のトランザクションの種類を選択できます。 次のオプションを使用できます。
アプリケーションの種類 | System Center 2012 のトランザクションの種類 | System Center 2012 SP1 のトランザクションの種類 |
---|---|---|
ASP.NET Web アプリケーション | - ASP.NET Web ページ - ASP.NET Web サービス - 機能 |
- ASP.NET Web ページ - ASP.NET MVC ページ - ASP.NET Web サービス - WCF メソッド - 機能 |
ASP.NET Web サービス | - ASP.NET Web ページ - ASP.NET Web サービス - 機能 |
- ASP.NET Web ページ - ASP.NET MVC ページ - ASP.NET Web サービス - WCF メソッド - 機能 |
WCF サービス | 利用不可 | - ASP.NET Web ページ - ASP.NET MVC ページ - ASP.NET Web サービス - WCF メソッド - 機能 |
Windows サービス | 利用不可 | - WCF メソッド - 機能 |
トランザクションのプロパティ: ASP.NET Web ページの追加
ウィザードの [ASP.NET Web ページの追加] ページの [トランザクションのプロパティ] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
トランザクション名 | トランザクションは、[監視] タブやパフォーマンス カウンターなどさまざまな場所に表示されるため、わかりやすい名前を入力してください。 |
ASP.NET ページ | 監視設定を構成するページのパスを入力します。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | ユーザー トランザクションが超えるとパフォーマンス イベントを生成する、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 Note: アプリケーション コンポーネントは、そのコンポーネント用のパフォーマンスしきい値を使用して、トランザクション内の特定のページを継続して監視します。 このしきい値は、アプリケーション コンポーネントの同じページの二次的な基準として使用します。 このしきい値をアプリケーション コンポーネントのしきい値より高く設定した場合、イベントを 1 つ取得しますが、しきい値を超過したときは、トランザクションに対して 2 つのパフォーマンス アラートを取得する場合があります。1 つはアプリケーション コンポーネントから、1 つはトランザクションからであり、アラート設定によって異なります。 通常、トランザクションは親アプリケーションよりも積極的に個々のページを監視するために使用されます。親ではアラートが無効化されているページやより低いしきい値での監視を行います。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 このしきい値を超えた場合もイベントは生成されます。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: 接続 | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、接続アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: アプリケーション エラー | アプリケーション エラーまたはコード エラーとしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 このオプションをオフにすると、コード エラーによって生じる多数のアラートの「ノイズ」を減らすことができます。 これらのアラートはコード エラーによって生じるため、通常開発者が問題を解決します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: セキュリティ | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、セキュリティー アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: パフォーマンス | パフォーマンス のアラートしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
モニター: 例外イベント/秒 (%) | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒 (%) | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間 | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
トランザクションのプロパティ: ASP.NET Web サービスの追加
ウィザードの [ASP.NET Web サービス] ページの [トランザクションのプロパティ] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
トランザクション名 | トランザクションは、[監視] タブやパフォーマンス カウンターなどさまざまな場所に表示されるため、わかりやすい名前を入力してください。 |
Web サービス ファイル | 監視設定を構成するファイルのパスを入力します。 |
メソッド名 | 監視する Web メソッドの URI を入力します。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | ユーザー トランザクションが超えるとパフォーマンス イベントを生成する、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 Note: アプリケーション コンポーネントは、そのコンポーネント用のパフォーマンスしきい値を使用して、トランザクション内の特定のページを継続して監視します。 このしきい値は、アプリケーション コンポーネントの同じページの二次的な基準として使用します。 このしきい値をアプリケーション コンポーネントのしきい値より高く設定した場合、イベントを 1 つ取得しますが、しきい値を超過したときは、トランザクションに対して 2 つのパフォーマンス アラートを取得する場合があります。1 つはアプリケーション コンポーネントから、1 つはトランザクションからであり、アラート設定によって異なります。 通常、トランザクションは親アプリケーションよりも積極的に個々のページを監視するために使用されます。親ではアラートが無効化されているページやより低いしきい値での監視を行います。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: 接続 | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、接続アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: アプリケーション エラー | アプリケーション エラーまたはコード エラーとしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 このオプションをオフにすると、コード エラーによって生じる多数のアラートの「ノイズ」を減らすことができます。 これらのアラートはコード エラーによって生じるため、通常開発者が問題を解決します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: セキュリティ | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、セキュリティー アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: パフォーマンス | パフォーマンス のアラートしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
モニター: 例外イベント/秒 (%) | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒 (%) | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間 | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
トランザクションのプロパティ: ASP.NET MVC ページの追加
System Center 2012 SP1 では、ウィザードの [ASP.MVC] ページの [トランザクションのプロパティ] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
トランザクション名 | トランザクションは、[監視] タブやパフォーマンス カウンターなどさまざまな場所に表示されるため、わかりやすい名前を入力してください。 |
MVC コントローラー | 監視設定を構成する MVC コントローラーの名前を入力します。 |
MVC アクション | 監視設定を構成する MVC アクションの名前を入力します。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | ユーザー トランザクションが超えるとパフォーマンス イベントを生成する、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 Note: アプリケーション コンポーネントは、そのコンポーネント用のパフォーマンスしきい値を使用して、トランザクション内の特定のページを継続して監視します。 このしきい値は、アプリケーション コンポーネントの同じページの二次的な基準として使用します。 このしきい値をアプリケーション コンポーネントのしきい値より高く設定した場合、イベントを 1 つ取得しますが、しきい値を超過したときは、トランザクションに対して 2 つのパフォーマンス アラートを取得する場合があります。1 つはアプリケーション コンポーネントから、1 つはトランザクションからであり、アラート設定によって異なります。 通常、トランザクションは親アプリケーションよりも積極的に個々のページを監視するために使用されます。親では監視が無効化されているページやより低いしきい値での監視を行います。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: 接続 | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、接続アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: アプリケーション エラー | アプリケーション エラーまたはコード エラーとしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 このオプションをオフにすると、コード エラーによって生じる多数のアラートの「ノイズ」を減らすことができます。 これらのアラートはコード エラーによって生じるため、通常開発者が問題を解決します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: セキュリティ | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、セキュリティー アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: パフォーマンス | パフォーマンス のアラートしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
モニター: 例外イベント/秒 (%) | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒 (%) | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間 | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
トランザクションのプロパティ: WCF メソッドの追加
ウィザードの [WCF メソッド設定の追加] ページの [トランザクションのプロパティ] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
トランザクション名 | トランザクションは、[監視] タブやパフォーマンス カウンターなどさまざまな場所に表示されるため、わかりやすい名前を入力してください。 |
クラス名 | 監視設定を構成するクラスの名前を入力します。 クラス名の形式は、Namespace.Class です。 例: wcfservice.myclass。 |
メソッド名 | 監視設定を構成するクラスに含めるメソッドの名前を指定します。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | ユーザー トランザクションが超えるとパフォーマンス イベントを生成する、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 Note: アプリケーション コンポーネントは、そのコンポーネント用のパフォーマンスしきい値を使用して、トランザクション内の特定のページを継続して監視します。 このしきい値は、アプリケーション コンポーネントの同じページの二次的な基準として使用します。 このしきい値をアプリケーション コンポーネントのしきい値より高く設定した場合、イベントを 1 つ取得しますが、しきい値を超過したときは、トランザクションに対して 2 つのパフォーマンス アラートを取得する場合があります。1 つはアプリケーション コンポーネントから、1 つはトランザクションからであり、アラート設定によって異なります。 通常、トランザクションは親アプリケーションよりも積極的に個々のページを監視するために使用されます。親ではアラートが無効化されているページやより低いしきい値での監視を行います。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: 接続 | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、接続アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: アプリケーション エラー | アプリケーション エラーまたはコード エラーとしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 このオプションをオフにすると、コード エラーによって生じる多数のアラートの「ノイズ」を減らすことができます。 これらのアラートはコード エラーによって生じるため、通常開発者が問題を解決します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: セキュリティ | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、セキュリティー アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: パフォーマンス | パフォーマンス のアラートしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
モニター: 例外イベント/秒 (%) | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒 (%) | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間 | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
トランザクションのプロパティ: 関数の追加
ウィザードの [関数の追加] ページの [トランザクションのプロパティ] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
トランザクション名 | トランザクションは、[監視] タブやパフォーマンス カウンターなどさまざまな場所に表示されるため、わかりやすい名前を入力してください。 |
関数名 | 監視設定を構成する関数の名前を入力します。 関数名は次のような形式です。Namespace.Class.Method。 例: System.Web.UI.Page.ProcessRequest。 |
関数モジュール | これらの監視設定を構成する関数を定義する、System.Web.dll などのアセンブリの名前を指定します。 |
パフォーマンス イベントのしきい値 (ミリ秒) | ユーザー トランザクションが超えるとパフォーマンス イベントを生成する、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 Note: アプリケーション コンポーネントは、そのコンポーネント用のパフォーマンスしきい値を使用して、トランザクション内の特定のページを継続して監視します。 このしきい値は、アプリケーション コンポーネントの同じページの二次的な基準として使用します。 このしきい値をアプリケーション コンポーネントのしきい値より高く設定した場合、イベントを 1 つ取得しますが、しきい値を超過したときは、トランザクションに対して 2 つのパフォーマンス アラートを取得する場合があります。1 つはアプリケーション コンポーネントから、1 つはトランザクションからであり、アラート設定によって異なります。 通常、トランザクションは親アプリケーションよりも積極的に個々のページを監視するために使用されます。親ではアラートが無効化されているページやより低いしきい値での監視を行います。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: 接続 | 接続がタイムアウトしたなどのエラーを、接続アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 接続イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: アプリケーション エラー | アプリケーション エラーまたはコード エラーとしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 このオプションをオフにすると、コード エラーによって生じる多数のアラートの「ノイズ」を減らすことができます。 これらのアラートはコード エラーによって生じるため、通常開発者が問題を解決します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: セキュリティ | アクセスが拒否された、ログインが失敗したなどのエラーを、セキュリティー アラートのイベントとしてアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 感度イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
イベントの種類別にアラートを収集します: パフォーマンス | パフォーマンス のアラートしてイベントをアラート処理する機能を、オンまたはオフにします。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールにログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを選択できます。 |
モニター: 例外イベント/秒 (%) | .NET App/% Exception Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒 (%) | .NET Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間 | .NET Apps/Average Request Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
クライアント側の構成
ウィザードの [クライアント側の構成] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
パフォーマンス イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループのパフォーマンス イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
例外イベントのアラートをオンにする | サーバー側の監視中に、Operations Manager コンソール内の例外イベント アラート レポートを、オンまたはオフにします。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
ページ読み込みのしきい値 (ミリ秒) | ページの読み込みが超えるとパフォーマンス イベントを発生させる、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 イベントがアラートに変わるのは、[パフォーマンス イベントのアラートをオンにする] を選択している場合のみです。 |
IP アドレス フィルター: IP アドレス | 監視から除外する IP アドレスを指定します。 詳細については、「クライアント側の監視用の IP アドレス除外フィルターを構成する方法」をご覧ください。 |
IP アドレス フィルター: ネットマスク | フィルターの IP アドレスとユーザーの IP アドレスで等しいかどうか比較する部分を入力します。 |
IP アドレス フィルター: 比較型 | サブネットの IP アドレスに一致する IP アドレスを除外する ([IP はサブネット内です])、またはサブネットの IP アドレスと一致しないユーザー IP アドレスを除外する ([IP はサブネット外です]) ように指定します。 |
IP アドレス フィルター: IPv6 を使用する | IPv6 プロトコルが Web サーバーで 有効になっている場合は、IPv6 フィルターを追加します。 |
詳細設定 | パフォーマンスやイベントの監視のしきい値、例外イベントの監視、重大な例外、モニターなどの設定を指定します。 |
クライアント側の監視の詳細設定
ウィザードの [クライアント側監視] ページの [詳細設定] では、次のオプションを指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
パフォーマンス イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループのパフォーマンス イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
例外イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループの例外イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラート通知が生成されます。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
ページ読み込みのしきい値 (ミリ秒) | ページの読み込みが超えるとパフォーマンス イベントを発生させる、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 イベントがアラートに変わるのは、[パフォーマンス イベントのアラートをオンにする] を選択している場合のみです。 |
AJAX および WCF のしきい値 (ミリ秒) | ページから開始された AJAX および Windows Communications Foundation (WCF) の呼び出しが超えるとパフォーマンス イベントを発生させる、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 イベントがアラートに変わるのは、[パフォーマンス イベントのアラートをオンにする] を選択している場合のみです。 |
着信要求のモニター (%) | 着信要求のサンプル サイズを、監視する着信要求の総数に対する割合で指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
IP アドレス: IP アドレス | 監視から除外する IP アドレスを指定します。 詳細については、「クライアント側の監視用の IP アドレス除外フィルターを構成する方法」をご覧ください。 |
IP アドレス: ネットマスク | フィルターの IP アドレスとユーザーの IP アドレスで等しいかどうか比較する部分を指定します。 |
IP アドレス: 比較型 | サブネットの IP アドレスに一致する IP アドレスを除外する ([IP はサブネット内です])、またはサブネットの IP アドレスと一致しないユーザー IP アドレスを除外する ([IP はサブネット外です]) ように指定します。 |
IP アドレス: IPv6 を使用する | IPv6 プロトコルが Web サーバーで 有効になっている場合は、IPv6 フィルターを追加することを指定します。 |
モニター: 例外イベント/秒がしきい値を超える | .NET CSM Apps/% Exceptions Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒がしきい値を超える | .NET CSM Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間がしきい値を超える | .NET CSM Apps/Average Page Load Response Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
データ項目 | クライアント側で収集するデータの種類を選択します。 詳細については、「Working with Sensitive Data for .NET Applications (.NET アプリケーションの機密データの取り扱い)」を参照してください。 |
ロード バランサーの設定 | アプリケーションで使用しているロード バランサーの種類を選択します。 一覧に含まれていない場合、独自のロード バランサーを追加することもできます。 詳細については、「グループを対象とし、負荷分散装置とクライアント側の監視」をご覧ください。 |
対象グループ | 監視するサーバーを選択します。 これはオプションです。 同じアプリケーションを運用やステージングなどの複数の環境で実行しており、それぞれの環境でテンプレートを複数回実行しようとしている場合にのみ、対象グループのスコープが必要になります。 このシナリオでは、運用環境に所属しているマシンとステージング環境に所属しているマシンをグループ分けしてから、対象グループを使用して、構成を反映させる対象を制限します。 また、グループを使って、構成をサーバーのサブセットに適用することもできます。 それ以外の状況で、特定のアプリケーションのすべてのインスタンスを監視するだけであれば、対象グループのスコープを指定する必要はありません。 |
クライアント側の監視を有効にする
ウィザードの [クライアント側の監視を有効にする] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
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コンポーネント | 個々のアプリケーション コンポーネントの監視設定をカスタマイズするコンポーネントを選択できます。 ASP.NET Web アプリケーションの種類のコンポーネントのみが表示されます。 Web サービスと WCF サービスは HTML ページをブラウザーに提供しないため、そのクライアント側の監視を有効にできません。System Center 2012 SP1 のみ: Windows サービスでホストされている .NET アプリケーションは HTML ページをブラウザーに提供しないため、そのクライアント側の監視を有効にできません。 |
カスタマイズ | 選択したアプリケーション コンポーネントの設定を変更できます。 このオプションをクリックすると、[設定の変更] ページが開きます。 このページの設定オプションは、[クライアント側の監視の詳細設定] ページのものと似ています。[設定の変更] ページで、監視から除外するページを指定できます。 |
対象グループ | 監視するサーバーを選択します。 これはオプションです。 同じアプリケーションを運用やステージングなどの複数の環境で実行しており、それぞれの環境でテンプレートを複数回実行しようとしている場合にのみ、対象グループのスコープが必要になります。 このシナリオでは、運用環境に所属しているマシンとステージング環境に所属しているマシンをグループ分けしてから、対象グループを使用して、構成を反映させる対象を制限します。 また、グループを使って、構成をサーバーのサブセットに適用することもできます。 それ以外の状況で、特定のアプリケーションのすべてのインスタンスを監視するだけであれば、対象グループのスコープを指定する必要はありません。 |
クライアント側の設定の変更
ウィザードの [クライアント側の設定の変更] ページでは、次のオプションを使用できます。
オプション | 説明 |
---|---|
パフォーマンス イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループのパフォーマンス イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラートが生成されます。 パフォーマンス イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
例外イベントのアラートをオンにする | このオプションを選択すると、サーバー側の監視中にアプリケーション グループの例外イベントが発生した場合に、オペレーション コンソールでアラート レポートが生成されます。 例外イベントは、アプリケーション診断コンソールに引き続きログ記録されます。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 |
ページ読み込みのしきい値 (ミリ秒) | ページ読み込みが超えるとパフォーマンス イベント アラートを発生させる、しきい値をミリ秒 (ms) で設定します。 アプリケーション パフォーマンス監視イベントの発生後にアラートを生成するかどうかを指定できます。 イベントがアラートに変わるのは、[パフォーマンス イベントのアラートをオンにする] を選択している場合のみです。 |
AJAX および WCF のしきい値 (ミリ秒) | ページから開始された AJAX および Windows Communications Foundation (WCF) の呼び出しが超えるとパフォーマンス イベントを発生させる、しきい値をミリ秒で設定します。 イベントがアラートに変わるのは、[パフォーマンス イベントのアラートをオンにする] を選択している場合のみです。 |
感度のしきい値 (ミリ秒) | 各イベントの収集データを減らしてコール スタックを小さくし、全体のノイズを低減するために、速く実行されるメソッドを除外するフィルターを指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
着信要求のモニター (%) | 着信要求のサンプル サイズを、監視する着信要求の総数に対する割合で指定します。 詳細については、「.NET アプリケーション監視のオーサリング方針」をご覧ください。 |
IP アドレス: IP アドレス | 監視から除外する IP アドレスを入力します。 詳細については、「クライアント側の監視用の IP アドレス除外フィルターを構成する方法」をご覧ください。 |
IP アドレス: ネットマスク | フィルターの IP アドレスとユーザーの IP アドレスで等しいかどうか比較する部分を指定します。 |
IP アドレス: 比較型 | サブネットの IP アドレスに一致する IP アドレスを除外する ([IP はサブネット内です])、またはサブネットの IP アドレスと一致しないユーザー IP アドレスを除外する ([IP はサブネット外です]) ように指定します。 |
IP アドレス: IPv6 を使用する | IPv6 プロトコルが Web サーバーで 有効になっている場合は、IPv6 フィルターを追加することを指定します。 |
モニター: 例外イベント/秒がしきい値を超える | .NET CSM Apps/% Exceptions Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: パフォーマンス イベント/秒がしきい値を超える | .NET CSM Apps/% Performance Events/sec パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
モニター: 平均要求時間がしきい値を超える | .NET CSM Apps/Average Page Load Response Time パフォーマンス カウンターを監視するモニターです。 |
データ コレクション | クライアント側で収集するデータの種類を選択します。 詳細については、「Working with Sensitive Data for .NET Applications (.NET アプリケーションの機密データの取り扱い)」を参照してください。 |
ロード バランサーの設定 | アプリケーションで使用しているロード バランサーの種類を選択します。 一覧に含まれていない場合、独自のロード バランサーを追加することもできます。 詳細については、「グループを対象とし、負荷分散装置とクライアント側の監視」をご覧ください。 |
除外されたページ: 追加 | 監視から除外するページを追加で指定します。 基準外の重要でないページや、互換性チェックをパスしなかったページなどは、通常除外します。 |
トランザクション: 追加 | ASP.NET Web ページに追加するトランザクションを指定します。 |
対象グループ | 監視するサーバーを選択します。 これはオプションです。 同じアプリケーションを運用やステージングなどの複数の環境で実行しており、それぞれの環境でテンプレートを複数回実行しようとしている場合にのみ、対象グループのスコープが必要になります。 このシナリオでは、運用環境に所属しているマシンとステージング環境に所属しているマシンをグループ分けしてから、対象グループを使用して、構成を反映させる対象を制限します。 また、グループを使って、構成をサーバーのサブセットに適用することもできます。 それ以外の状況で、特定のアプリケーションのすべてのインスタンスを監視するだけであれば、対象グループのスコープを指定する必要はありません。 |
概要
ウィザードの [概要] ページ用に [.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] テンプレートに構成した設定が一覧されます。 これらの設定を変更する場合は、テンプレート ページの [前へ] をクリックして、変更する設定が含まれているページまで戻ります。
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートの作成と変更
.NET アプリケーション パフォーマンス監視ウィザードを実行する手順については、「.NET アプリケーションの監視を構成する方法」を参照してください。
既存の .NET アプリケーション パフォーマンスの監視テンプレートを変更するには
管理グループの中で作成者の資格情報があるユーザー アカウントを使って、オペレーション コンソールを開きます。
[作成] ワークスペースをクリックします。
[作成] ナビゲーション ペインで、[管理パック テンプレート] を展開し、[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] を選択します。
[.NET アプリケーション パフォーマンスの監視] ウィンドウで、変更するテンプレートを検索します。
変更するアプリケーション グループを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
各タブで、必要な変更を加えます。たとえば、特定のアプリケーション コンポーネントにカスタマイズした監視を追加したり、クライアント側の監視を構成して有効にしたりします。変更が終わったら、[OK] をクリックします。
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視モニターと収集されたデータの表示
アプリケーションの監視を構成したら、これら 3 つのビューが監視エクスペリエンスを始めるのに役立ちます。
.NET アプリケーション パフォーマンスの監視が監視するアプリケーションをすべて表示するには
オペレーション コンソールを起動します。
[監視] ワークスペースをクリックします。
[監視] ナビゲーション ウィンドウで、[アプリケーション監視]、[.NET 監視] の順に展開して、[監視対象のアプリケーション] をクリックします。
各モニターの状態を表示するには
オペレーション コンソールを起動します。
[監視] ワークスペースをクリックします。
[監視] ナビゲーション ウィンドウで、[アプリケーション監視]、[.NET 監視] の順に展開して、[監視対象のアプリケーション] をクリックします。
[監視対象のアプリケーション] ビューで、オブジェクトを右クリックします。[開く] を選択して、[ヘルス エクスプローラー] をクリックします。
[可用性]、[パフォーマンス] ノードを展開して、個々のモニターを表示します。
アプリケーション コンポーネントで収集されたパフォーマンス データを表示するには
オペレーション コンソールを起動します。
[監視] ワークスペースをクリックします。
[監視] ナビゲーション ウィンドウで、[アプリケーション監視]、[.NET 監視] の順に展開して、[監視対象のアプリケーション] をクリックします。
[監視対象のアプリケーション] ウィンドウで、オブジェクトを右クリックします。[開く] を選択して、[パフォーマンス ビュー] をクリックします。
[用例] ウィンドウで、表示するカウンターを選択します。
[アクション] ウィンドウのオプションを使用して、パフォーマンス ビューを変更します。
参照
.NET アプリケーションの監視を開始する前に
.NET アプリケーションの監視を構成する方法
新しいアプリケーションの監視を開始する方法
.NET アプリケーション監視のオーサリング方針