活動イベント
公開日: 2016年3月
対象: System Center 2012 SP1 - Orchestrator、System Center 2012 - Orchestrator、System Center 2012 R2 Orchestrator
Orchestrator Runbook の各活動は、実行できない場合、あるいは実行に時間がかかり過ぎた場合にイベントを送信する機能があります。 これらのイベントは Runbook Designer の [イベント] タブに表示されますが、SNMP トラップとして受信者に配信されるように構成することもできます。 Runbook 活動のイベントは、送信するように特に構成された活動のみが送信されます。
イベントを送信する活動を構成するには
[Runbook Designer] で Runbook を開きます。
活動をダブルクリックして、プロパティを表示します。
[実行状況] タブをクリックします。
活動の実行に時間がかかり過ぎた際にイベントを送信する秒数を入力します。
[活動を実行できなかった場合に通知する] ボックスをオンにして、活動ができなかった場合にイベントを送信するようにします。
[完了] をクリックして、活動を保存します。
SNMP からのイベントの受信
Runbook Designer の [イベント] タブで、イベントの表示に加えて、SNMP トラップの送信先にイベントを送信することができます。 これによって、事前にアラートを出すように設計された他のツールを使用して、Orchestrator 環境のヘルスを監視することが可能になります。 SNMP トラップを受信できるツールであれば、使用できます。Orchestrator イベント配信の構成ユーティリティを使用すると、Runbook イベントに SNMP トラップの送信先の追加と構成を行うことができます。
SNMP トラップの送信先の追加
SNMP トラップの送信先を追加するには、次の構文を使用して、追加する送信先ごとに oedc コマンドを 1 回ずつ実行します。
oedc /snmp /add /ip <Targeted IP Address> /port <Targeted Port> /version <version> /community <community>
たとえば、SNMP バージョン 1 を使用して、IP アドレス 10.1.1.10、ポート 162、コミュニティ名が public の SNMP 受信者にトラップを送信するには、次の手順を使用します。
SNMP トラップの送信先を追加するには
管理者資格情報を使用してコマンド プロンプトを開きます。
<システム ドライブ>:\Program Files (x86)\Microsoft System Center 2012\Orchestrator\Management Server に移動します。
「
oedc /snmp /add /ip 10.1.1.10 /port 162 /version SNMP1 /community public」のコマンドを入力します。Orchestrator Runbook Service と Orchestrator Runbook Server Monitor Service を再起動します。
すべての SNMP トラップの送信先の削除
SNMP トラップの送信先は個別に削除できません。 その代わり、すべての送信先を削除してから、必要な送信先を追加して戻す必要があります。 すべての SNMP トラップの送信先を削除するには、次の構文で oedc コマンドを実行します。
oedc /snmp /clear
すべての SNMP トラップの送信先を削除するには
管理者資格情報を使用してコマンド プロンプトを開きます。
<システム ドライブ>:\Program Files (x86)\Microsoft System Center 2012\Orchestrator\Management Server に移動します。
「
oedc /snmp /clear」のコマンドを入力します。Orchestrator Runbook Service と Orchestrator Runbook Server Monitor Service を再起動します。
SNMP トラップの受信
Orchestrator イベント通知用の SNMP トラップの送信先を構成すると、SNMP トラップを読み込む任意のツールを使用して受信できます。あるいは、Runbook のMonitor SNMP トラップの監視活動を使用して、情報を読むことができます。 SNMP トラップのコンテンツは、長い場合でも最初の 1000 文字に限定されます。
次の表は、変数バインドの一覧です。
| トラップ エンタープライズ ID | 1.3.6.1.4.1.4217.100.100 |
| 汎用 ID | (6) |
| 固有 ID | (1) |
| Orchestrator イベント情報 IDs | Orchestrator イベントの種類 – 1 Orchestrator イベントの概要 – 2 Orchestrator イベントの詳細 – 3 |
| 例 | Orchestrator イベントの種類 – 1.3.6.1.4.1.4217.100.100.1 Orchestrator イベントの概要 – 1.3.6.1.4.1.4217.100.100.2 Orchestrator イベントの詳細 – 1.3.6.1.4.1.4217.100.100.3 |