展開完了時の暗号化キーのバックアップ
公開日: 2016年7月
対象: System Center 2012 SP1 - Service Manager、System Center 2012 R2 Service Manager、System Center 2012 - Service Manager
System Center 2012 – Service Manager 管理サーバーとデータベースを展開したときに、Service Manager またはデータ ウェアハウス管理サーバーとそれぞれの関連付けられたデータベースとの間でデータの暗号化が行えるように暗号化キーが作成されました。セルフサービス ポータルを展開すると、セルフサービス ポータルと Service Manager データベース間でやり取りするデータを暗号化するための暗号化キーが作成されます。
障害の発生時に備え、Service Manager のインストールが完了したら、すぐにこの暗号化キーのバックアップを作成することをお勧めします。 暗号化キーのバックアップを作成して安全な場所に保存しておくことで、Service Manager 管理サーバーや、データ ウェアハウス管理サーバー、セルフサービス ポータルでソフトウェアまたはハードウェアの障害が発生したときに復旧できます。
Service Manager 管理サーバーやセルフサービス ポータルで暗号化キーのバックアップまたは復元を行うには、暗号化キーのバックアップおよび復元ウィザードを使用します。 このウィザードは、Service Manager のインストール メディアの Tools\SecureStorageBackup フォルダーに入っています。
暗号化キーをバックアップするには
Service Manager 管理サーバー、データ ウェアハウス管理サーバー、またはセルフサービス ポータルをホストするコンピューターに、管理者グループのメンバーであるアカウントを使ってログオンします。
Windows エクスプローラーで、インストール メディアにある Tools\SecureStorageBackup フォルダーを開きます。
SecureStorageBackup.exe を右クリックして [管理者として実行] をクリックし、暗号化キーのバックアップおよび復元ウィザードを起動します。
[はじめに] ページで [次へ] をクリックします。
[バックアップまたは復元しますか?] ページで [暗号化キーのバックアップ] を選択して、[次へ] をクリックします。
[場所の指定] ページで、暗号化キーのパスとファイル名を入力します。 たとえば、SMBackupkey.bin というファイル名を暗号化キーとして指定し、Backup フォルダーの MyServer サーバーに保存する場合は、「\\MyServer\Backup\SMBackupkey.bin」と入力して、[次へ] をクリックします。
[パスワードの指定] ページで、[パスワード] ボックスに 8 文字以上のパスワードを入力します。 [パスワードの確認入力] ボックスに同じパスワードを再入力して、[次へ] をクリックします。
[!メモ]
パスワードを失くしたり、忘れたりした場合は、パスワードを復元できないので注意してください。"セキュリティ保護記憶域のバックアップの完了" というメッセージが表示されたら、[完了] をクリックします。
暗号化キーを復元するには
Service Manager 管理サーバー、データ ウェアハウス管理サーバー、またはセルフサービス ポータルをホストするコンピューターに、管理者グループのメンバーであるアカウントを使ってログオンします。
Windows エクスプローラーで、インストール メディアにある Tools\SecureStorageBackup フォルダーを開きます。
SecureStorageBackup.exe を右クリックして [管理者として実行] をクリックし、暗号化キーのバックアップおよび復元ウィザードを起動します。
[はじめに] ページで [次へ] をクリックします。
[バックアップまたは復元しますか?] ページで [暗号化キーの復元] を選択して、[次へ] をクリックします。
[場所の指定] ページで、暗号化キーのパスとファイル名を入力します。 たとえば、SMBackupkey.bin というファイル名を暗号化キーに指定し、Backup フォルダー共有の MyServer サーバーに保存する場合は、「\\MyServer\Backup\SMBackupkey.bin」と入力して、[次へ] をクリックします。
[パスワードの指定] ページの [パスワード] ボックスに、暗号化キーをバックアップするときに使用したパスワードを入力します。 [パスワードの確認入力] ボックスに同じパスワードを再入力して、[次へ] をクリックします。
"セキュリティ保護記憶域のキーの復元の完了" というメッセージが表示されたら、[完了] をクリックします。