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編集長より: 曇りときどき電子メール

Lafe Low

ストレージ、アプリケーション ホスティング、電子メールなどのサービスに対するクラウド コンピューティングの将来性と可能性は、今後も持続します。先見の明のある企業は、引き続き、クラウドへの移行という現実に取り組むでしょう。すべての回答に質問があるように、クラウドのメリットには発端となる問題があります。

ローカル ストレージとローカル ホスティングの使用を実際に停止する前に、解決すべきさまざまな問題があります。たとえば、クラウド ベースの電子メールは安全なのでしょうか。アクセスの制限方法や、電子メール アーカイブへのアクセスの有無はどうなるのでしょうか。また、ホスティング プロバイダーが倒産したり、致命的な障害に見舞われた場合の対応や、バックアップ計画はどうなるのでしょうか。

潜在的な落とし穴について調べるときには、クラウドに移行する理由をご自身に問いかけることを忘れないでください。ビジネスの現状とクラウドに移行する理由を確認してください。クラウドに移行することによるビジネス価値は、大幅なコスト削減でしょうか。それとも、プロセスの簡略化と合理化でしょうか。どのようなビジネス上の理由から、電子メールをクラウドに移行するのでしょうか。まず、この基本的な質問に答えてください。そうすれば、その他の質問の答えが得やすくなるでしょう。

今後数か月にわたって、適切な手順、セキュリティの問題、アクセス制御のプロセス、および電子メールなど企業で使用するサービスをクラウドに正常に移行するために知っておく必要があるその他の事項について紹介します。

クラウドの見通し

ところで、クラウドに関する体験談をお持ちの方はいらっしゃいますか。というのも、クラウド サービスのような発展途上のテクノロジについて取り上げるのは難しい場合があります。思い切ってクラウドへの移行に挑戦した企業はほとんどなく、挑戦した企業は、その取り組み (成功または失敗) について話したがらないことが多いです。ストレージ、電子メール、または基幹業務アプリケーションをクラウドに移行した場合に、移行の結果、課題、および教訓について情報を共有していただける場合は、ご連絡ください。TechNet サイトで、ぜひ、今後のことをお話したいと思います。

TechNet Magazine の内容についてご意見のある方は、いつでもフィードバックをお寄せください。LinkedIn のグループにサインアップしたり、tnmag@microsoft.com (英語のみ) 宛てに電子メールを送るか、私に直接電子メール (英語のみ) をお送りください。皆さんからのご意見をお待ちしております。また、クラウドへの移行が成功したときの話や課題についての情報もお待ちしています。

Lafe Low

Lafe Low は、TechNet Magazine の編集長です。ベテランの技術ジャーナリストで、1105 Media 発行の Redmond Magazine の編集責任者を務めていました。連絡先は、llow@1105med (英語のみ) です。