META スイッチを IIS に実装する

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注 : このドキュメントは暫定版であり、変更される場合があります。

Windows Internet Explorer 8 には、ドキュメント互換モードが用意されており、Web 開発者はブラウザが古いバージョンと同じ方法でページをレンダリングするように指定できます。互換モードは、ページごとまたはサイトごとに指定できます。

このドキュメントでは、Windows Internet Explorer 8 でサポートされる非常に一般的なドキュメント互換モードである EmulateIE7 を、インターネット インフォメーション サービス (IIS) のカスタム ヘッダーを使用してサイトごとに実装する方法について説明します。

Windows Internet Explorer 8 でサポートされている互換モードとそのページごとの実装方法については、「META タグと将来の互換性のロック」を参照してください。

カスタム HTTP 応答ヘッダーを指定する

IIS Web サーバーを使用してサイトにカスタム ヘッダーを定義することにより、Web サイトにドキュメント モードを指定できます。すべてのページを自動的に EmulateIE7 モードでレンダリングするカスタム HTTP 応答ヘッダーを、Microsoft IIS で定義できるようにするには、次の例のような web.config を使用します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<configuration>
   <system.webServer>
      <httpProtocol>
         <customHeaders>
            <clear />
            <add name="X-UA-Compatible" value="IE=EmulateIE7" />
         </customHeaders>
      </httpProtocol>
   </system.webServer>
</configuration>

また、次の手順で Windows Server 2008 ベースのコンピュータ上に IIS 7 を構成することにより、カスタム HTTP 応答ヘッダーを含めることができます。

  • [スタート] をクリックし、[管理ツール] をクリックして、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] をクリックします。
  • 接続ウィンドウで、サーバーのノードを展開し、[サイト] を展開します。
  • カスタム HTTP ヘッダーを追加する Web サイトをクリックします。
  • Web サイト ウィンドウで、[IIS] の [HTTP 応答ヘッダー] をダブルクリックします。
  • [操作] の [追加] をクリックします。
  • [名前] ボックスに「X-UA-Compatible」と入力します。
  • [値] ボックスに「IE=EmulateIE7」と入力します。
  • [OK] をクリックします。

IIS 6 およびそれ以前のバージョンでカスタム HTTP 応答ヘッダーを含めるように構成するには、次の手順に従います。

  • [スタート] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「inetmgr.exe」と入力し、[OK] をクリックします。
  • 目的のサーバーを展開し、[Web サイト] を展開します。
  • 目的の Web サイトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  • [HTTP ヘッダー] タブをクリックします。
  • [カスタム HTTP ヘッダー] の [追加] をクリックします。
  • [カスタムヘッダー名] ボックスに「X-UA-Compatible」と入力します。
  • [カスタムヘッダー値] ボックスに「IE=EmulateIE7」と入力します。
  • [OK] を 2 回クリックします。

Web サーバーを使用して既定のドキュメント互換モードを指定した場合、特定の Web ページで別のドキュメント互換モードを指定することにより、既定のモード設定をオーバーライドできます。Web ページで指定されたモードが、サーバーで指定されたモードよりも優先されます。

カスタム HTTP 応答ヘッダーおよび他の Web サーバー

Windows Internet Explorer 8 のドキュメント互換モードおよび Apache Web サーバーの詳細については、「META スイッチを Apache に実装する」を参照してください。