■ 固定長文字列
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固定長文字列は、(基本データ型としては) サポートされなくなりました。それは、配列と同様に他の .NET 言語との互換性を持たせるためです。
固定長文字列は、Visual Basic 固有の 「VB 互換文字列 (固定長)」 に変換されます。
[ Visual Basic 6.0 のコード]
Dim str1 As String * 10
[ Visual Basic .NET にアップグレード]
Dim a As VB6.FixedLengthString = New VB6.FixedLengthString(10)
このように Visual Basic .NET には、固定長文字列の動作を提供する互換性クラスが用意されているため利用できます。そのため、アクセスが低速であることと、.NETの他の言語との互換性の問題を除けば、大きな問題はないでしょう。
もちろん、今から固定長文字列をできるだけ利用しないようにしておけば、Visual Basic .NET でも速度や互換性の問題は発生しません。
固定長文字列をユーザー定義型の中で利用する場合に発生する問題に関しては、「ユーザー定義型 (構造体) の中の配列と固定長文字列」 を参照してください。